クラッスラの育て方
目次
クラッスラとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たりその他病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- クラッスラ
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- クラッスラ属
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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クラッスラとは?
クラッスラとは
ベンケイソウ科の
クラッスラ属に属する植物全般のことです。よって特定の品種を表す名前ではないのですが、「クラッスラ」でいろんな品種が流通していてややこしいです。ちなみにベンケイソウ科もラテン語
学名で書くとCrassulaceaeで、クラッスラが語源となっているようにベンケイソウ科を代表するような属です。
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水やり
クラッスラは乾燥に強く、過湿には弱いです。水をやりすぎると腐って枯れてしまいます。土が濡れている間は絶対に水をやらないようにしてください。土がカラカラに乾いて白く変色してから水をやるくらいでも枯れませんが、そこまで無理に控える必要はありません。
冬は更に水を控えます。水を控えることで植物の水分が減り、体液が濃くなり寒さに強くなります。土が乾いてから数日経って水をやります。
肥料
生育する春から夏にかけて、必要に応じて
肥料をやるとよく生育します。薄い液体肥料を一ヶ月に一回か2回ほどやるか、春に一回だけ緩効性化成肥料を少量だけやります。ただし。肥料が多いからよく育つ訳じゃないですし、そもそも肥料は大して必要ではないです。
9月以降に肥料が残っていると
紅葉しづらいですので、9月までに肥料は切りましょう。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
春か秋に植え替えをします。2年か3年に一回の頻度で植え替えをします。
用土
水はけのよい土を好みます。市販されている
多肉植物・
サボテンの土で植えましょう。自作する場合は
赤玉土3
鹿沼土3
軽石1
腐葉土3などの配合で植え付けてください。
植え替え手順
古い鉢から株を取り出し、古い土を半分ほど落としておきます。枯れている葉っぱは取り除いておきましょう。株分けも可能です。適当に割って、別々に植え付けます。
鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、鉢底石として軽石などを3cmほど入れます。その上に
用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて完成です。日陰で2週間は養生してから
水やりを開始します。
10月以降に肥料があると紅葉しないので、9月〜10月に植えるときは肥料の入っていないもので植え付けます。
挿木で増やす
挿し木すればいくらでも増えます。切った枝を日陰で切り口を乾燥させてから、赤玉土単用の土に挿しておくと根が出てきます。これを植え替えると株を増やせます。
参考:
多肉植物がカサカサに枯れたりボサボサになったら管理場所・日当たり
春と秋は戸外の日当たりへ、夏は
半日陰か明るい室内で管理します。夏の直射日光に晒すと枯れるというか溶けてしまいます。
冬は室内で管理します。
カネノナルキなどは比較的寒さに強い方ですが、他のクラッスラは寒さには弱いです。夏の直射日光に当たると葉っぱが焼けてしまいますので真夏は半日陰などに移動させて下さい。
耐寒温度は5度くらいとも。おそらくもうちょっと低い温度まで耐える。霜が降りる前に室内に取り込みましょう。
クラッスラは過湿に弱いです。梅雨や秋の長雨、頻繁に雨に当たると
根腐れして簡単に枯れてしまいます。鉢植えにして雨の時期は軒下や室内へと移動させてください。
その他
紅葉させるには
クラッスラの魅力の一つは「紅葉」です。春から秋まで適度に日に当てて、秋以降は肥料を切り、夜の寒さに当てることで赤くなります。赤くなるまでは戸外でしっかりと寒さに当ててやります。
花の処理
花が咲いて、咲き終わったら、
種子を作ろうとして株が栄養を花に送り、株が弱ってしまうので、花が終わったらすぐに茎の根元から切ってしまいます。
病気・害虫
サビ病・斑点病・軟腐病が発生します。水のやりすぎか、用土の水はけが悪いとこれらの
病気は起きやすくなります。また、雨晒しにしても発生するので、とにかく風通しよく、水やりを控えて過湿にしないようにします。発生したら発症箇所を取り除き、殺菌剤を散布しましょう。
害虫は
カイガラムシなどが発生します。
ジュレ
通称ジュレは高温かつ多湿の5月〜10月に葉っぱが白くなったり、透明になって、ポロポロ落ちていく現象で、ようは雑菌が繁殖した状態。水やりを控えて風通しの良い場所で管理することで予防できますが、完全な予防はなかなか難しい。そもそも外国の環境に適応して進化した植物を日本に持ち込んでいるので、仕方ないというのもあります。
特徴・由来・伝承
ベンケイソウ科クラッスラ属の植物全般のことをさします。葉っぱに光沢があり、分厚い多肉植物構造となっています。花も咲きますが、主に葉っぱを鑑賞します。静岡以西では戸外の軒下であれば越冬も可能ですが、強い寒波が来ると全滅する可能性大。冬は室内が無難です。
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