舞乙女(マイオトメ)の育て方…挿木で増やすには?季節の水やりは?
目次
クラッスラ・舞乙女の特徴と栽培の概要挿木で増やす方法は?季節の水やり肥料植え替えの手順は?日当たりを好む病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- クラッスラ・舞乙女
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- クラッスラ属
- 学名
- Crassula rupestris ssp. marnieriana
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 季節による
- 難易度
- 上級者向け
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クラッスラ・舞乙女の特徴と栽培の概要
舞乙女は南アフリカに自生する
ベンケイソウ科のタワー型
クラッスラ。細い茎に葉っぱが交互にくっついて伸びます。その形状は植物とは思えないですね。丈が小さな部類で一般家庭で楽しむにはちょうどいい大きさです。寒さに当たると葉のフチが真っ赤になります。
葉っぱは水があるときは、みっちりと重なっているんですが、水が不足してくると葉っぱが痩せ細って、窓のブラインドみたいに向こう側が見えます。だから水切れしているかどうかは、見れば分かるという、多肉系ではありがたい性質を持っています。ただし、徒長していないなら、です。
生育は春秋型とされ、夏は暑さで調子を崩し、冬は寒さで生育が止まります。夏には蒸れて下葉が落ちやすく、そうなるとせっかくのタワーが台無しになる。そこで春にカットして蒸れ対策をしつつ、
挿木して株の保険をかけておきます。
斑入り種にクラッスラ・ファンタジーがあります。見た目は似ている数珠姫とは別種ですが、育て方は同じなので参考にしてください。
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挿木で増やす方法は?
春に
切り戻して、挿木をして増やせます。
消毒したハサミで、適当な長さで
剪定します。ハサミを消毒するのはドラッグストアで売ってる台所用消毒薬でいいです。大きなハサミだと、うまくいかないので、精密ハサミや眉を切るハサミで作業します。
切った舞乙女の挿木は下側の葉っぱを取り除きます。取り除く葉っぱを掴んで、ひねると取れます。もしくは葉っぱに切れ込みを入れて、取り除きます。切れ込みを入れればいいですね。下葉を取り除いて、茎を2cm〜2.5cmほど剥き出しにしたら、それを土にさしておきます。あとは水をやります。
葉挿しもできるらしいのですが、確率が低いので挿し穂が一般的です。
季節の水やり
水が切れると葉っぱにシワがより、葉っぱと葉っぱの間に隙間ができて、トルネードポテトみたいになります。そうなってから水をやっても翌日には葉っぱがムチムチのモコモコになります。ちょっと楽しいです。
気温が20度〜30度の春と秋は
水やりは鉢底から水が出るくらいにやります。この時期はむしろ水を欲しがり、水をやるとよく成長します。ただ、水をやり過ぎるとまず、徒長します。それ以上に水やりが多いと
根腐れもしますので、基本的には水やりは控えめにし、様子を見て調節しましょう。
梅雨明けしたら水やりは控えます。というか断水するか、葉っぱがどうにもシワシワになってスカスカになったら、土の表面を濡らす程度の水やりをします。
冬に気温が10度以下になってきたら、徐々に水やりを控え、夏と同じように断水するか、葉っぱがどうにもシワシワになったら、土の表面を濡らす程度の水やりをします。
肥料
生育する春と秋の気温が20度〜30度くらいの時期に、2週に一回か3週に一回、水の代わりに通常の2倍に薄めた液体
肥料をやります。
日光があり、肥料があるとよく生育するんですが、日光が不足しているのに肥料があると徒長するので、様子を見て調節してください。
植え替えの手順は?
春(4月〜5月)に植え替えをします。
用土は
サボテンの土でいいです。
古い鉢から株を取り出し、土をほとんど落としてしまいます。根は1cmに切ってしまいます。舞乙女は根を伸ばすことで、それに連動して地上部の茎・葉を伸ばすので、ここで切っておくとその後の生育時期によく生育してくれます。
あとは鉢の底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石を2cm敷き、株を植えます。鉢の中央になるように土を注ぎ入れて、最後に水をやって完成です。
日当たりを好む
日光を好み、春と秋は日光に当ててしっかりと生育させたい。日光が不足すると、葉っぱと葉っぱの間が空く「徒長」状態になり、葉の間がミッチリと隙間ない舞乙女の魅力が半減する。
夏は高温多湿が苦手で、枯れ込みやすいです。水やりを控え、戸外の風通しの良い日陰で管理します。室内管理なら風が通っているとよりよいので、サーキュレーターで部屋に風を回すといいです。
耐寒温度は0度。寒さに当たると鮮やかな赤になるので、0度以下にならないなら寒さに当てて色づいた舞乙女を鑑賞したいです。
病害虫
カイガラムシ、
アブラムシ、
ヨトウムシなどが発生します。
オルトランを使っておけば、まぁ大丈夫です。舞乙女の栽培ではそれより、夏の蒸れや冬の寒さの方が厄介です。
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