パイナップルの実から育てる方法

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パイナップルの果実から育てる

このページではスーパーで売ってるパイナップルを再生させ、観葉植物として育て、運が良ければ収穫できる方法をまとめています。
まとめ
●果実の冠芽を含む上部分を横に切る。
●切り口を乾燥させる。
鹿沼土に植えて、土は乾燥気味に管理して、地上部には霧吹きで葉水をやって湿度を保つ。
●発根まで一ヶ月か二ヶ月。
●発根したら適した土に植え替える。

参考再生後の栽培方法はパイナップルを参考に。
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スーパーで売ってるパイナップルの実から育てる

パイナップルは「パイナップル科アナナス属」で観葉植物として花屋さんで流通することがあります。スーパーで売ってるパイナップルと同じなので、果実として売ってるパイナップルの上部分を土に挿しておくと発根して観葉植物になります。ただし、そこから花が咲いてまた収穫できるまでは数年(3年くらい)かかるし、美味しいかどうかは微妙(環境による)。

パイナップル再生手順

手順1クラウンを切る

パイナップルの実から育てる方法:手順1クラウンを切る
購入したパイナップルを切ります。パイナップルの実の上部分に葉っぱが付いていますよね。あれを冠芽(カンガ)と言います(クラウンとも)。この冠芽を含む、果実の上部分からスパっと横に切ってしまいます。
よく、ひねってクラウンを取ることがありますが、再生栽培するのであれば切ってクラウンを取りましょう。
●下の果実部分は当然食べます。
●クラウンの大小は発根する率とは関係ない。
●クラウンの元気そうなものを選んだ方がいいです。なのでパイナップルの再生をやっている人は、スーパーに行ってパイナップルを見ると、実じゃなくてクラウンを見てしまう。


クラウンの下を横に切るのは株を安定させるためです。パイナップルは深く根を張りません。非常に浅い上に根の量も少ないです。ここで果実をギリギリまで切ってしまうと自立できないです。もったいないですが、自立できる程度には残して切ります。
●根が出るのは葉っぱの根本部分で、果肉のところじゃないです。
●作業の適した時期は5月から7月。
●果実部分が多いとカビが湧きやすいので、果肉もそいで落としましょう。まぁ、そこまで厳密じゃなくて適当でもいい。

手順2乾燥させる

日陰の風通しの良いところで管理して切り口を乾燥させます。4日ほど乾燥させます。乾燥させることで病気を予防し、発根を促します。乾燥させないと、即病気になるというわけじゃないです。失敗を防ぐための作業だと思ってください。
●乾燥後にオーソサイドで殺菌して、トップジンでコーティングするといいです。
●葉っぱの外側が反り返るくらいに乾燥させるといいです。
●新しいクラウンの方が成功しやすい。
●水に挿す(=水耕栽培)にするのであれば、乾燥させなくていいです。

手順3植える

パイナップルの実から育てる方法:手順3植える
土へ植えます。切り口を少し土に埋めて管理します。葉っぱの根本から発根するので、ここがギリギリ土についているようにします。パイナップルは酸性の土を好むので鹿沼土が適していますので用土は鹿沼土。鹿沼土だけです。土への水やりは乾燥気味に管理して、葉っぱに霧吹きで水をやって湿度を保ちます。土への水やりが多いと腐ってしまいます。とにかく乾燥気味に。一ヶ月か二ヶ月で発根します。発根まで時間がかかりますので気長に待ちましょう。

発根したら、赤玉土腐葉土3川砂2、もしくは鹿沼土5腐葉土3川砂2、もしくは一般的な花と野菜の培養土に川砂を2割ほど混ぜた土に植え替えます。

あとの管理は「パイナップル」を参考にしてください。
●根は葉っぱの付け根あたりから出てくる。果肉の部分からは当然出てこないです。
●発根して育てていくと3年ほどでパイナップルができる。食べられるようなものができるかどうかは怪しい。観葉植物として栽培すると思ってください。
●土挿しする際は葉っぱは少し…三分の一ほどむしった方がいい。葉っぱが多いと負担が大きいから。挿木をする際にはよくするテクニックです。
●水にメネデールを入れておくと発根しやすくなるが、なくても十分発根します。
●発根までは肥料は入れない。
●パイナップルの先が芯止めしていることがある。芯止めとは株の成長点を切り落とすことで成長を止めること。芯止めしていないなら、上へとのびる。芯止めしてある場合は脇芽が出てきて、それが芯になる。
●パイナップルは根に生育をあまり依存していない。なので発根は遅い。普通の挿木だと土は乾燥させない方がいいが、パイナップルで同じように水をやっていると腐って枯れてしまう。
●沖縄だと地植え。

水挿し(水耕栽培)の手順

ただ水につける水耕栽培でも発根し、葉は成長します。水耕栽培の場合は切り口を乾燥させないでいいです。水耕栽培だと発根まで1週間前後と早い。根が出れば、用土に植え付けていいです。

水耕栽培はどうしてもひ弱になりやすいですし、水耕栽培で出た根は「水耕栽培用」の根で土にはあまり対応していません。早めに土に植え替えた方がいいです。
●水耕栽培にする場合は、水は毎日取り替えましょう。ずっと水耕栽培だと株が弱りやすい。最初から用土での栽培でもいいくらい。
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