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グズマニアの育て方

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グズマニア
目次
グズマニアとは?
水やり
肥料
植えかえ・株わけ
管理場所・日当たり
花ガラ摘みと子株
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
グズマニアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
グズマニア
科名
アナナス科
学名
Guzmania
別名
アナナス
水やり
水控え目
場所
室内
難易度
初心者向け
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グズマニアとは?

グズマニア:グズマニアとは?
グズマニアは中央〜南アメリカ原産のアナナス科パイナップル科・ブロメリア科)グズマニア属の多年草。春から秋に色鮮やかな花?をつけ、それが徐々に色褪せながらも長期間保持されます。高温多湿を好みますが、強い直射日光に当たると葉っぱが焼けてしまいますので、もしも、窓辺に置いていて葉っぱが傷むようであれば、直射日光が当たらない場所に移動させるか、カーテン越しにしてやります。

春~秋は戸外の明るい日陰か室内。寒さに弱いので冬は室内で管理します。
草丈20cm〜60cm
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水やり

グズマニア:水やり
グズマニアの根っこは、全体を支えることしか出来ないようになっています。つまり、水分を吸い上げる機能が退化して無くなっています。だから、土に水をやっても意味はありません。

根っこは株を支えるのが主な目的です。

グズマニアの葉っぱの根元を見ると、筒状に丸まっているのが見えると思います。グズマニアはここから水分を吸収します。春~秋はここに水がしっかりと溜まるくらいに水をやってください。
グズマニアは空気中の水分が多い地域で育つ植物で、葉っぱから水分を吸収します。一番良いのは湿度が高い状態を維持すること(60%以上)。できれば一年中、霧吹きで葉っぱに水をやるようにしてください。霧吹きで葉っぱ全体に水をやりつつ、葉の根元の筒状のところに水が溜まるようにしてあげるといいです。

冬の水やり

冬になると、水分を吸収する力が落ちますので、筒状内部に水が少し溜まる程度の水やりにして、乾燥する場合は葉っぱに霧吹きを掛けてやります。

水をやりすぎたら…

冬以降、水をやり過ぎると溜まった水が腐って枯れる原因になります。そこで、水を出させないといけません。そのときはグズマニアをひっくり返して、水を出させます。グズマニアは大抵軽い鉢に入っていますし、土も必要ではないので、簡単に出来るハズです。もしも重い鉢に入っていて、不可能ならば、ティッシュで吸い出します。

肥料

春から夏の生育時期に薄い液体肥料を葉っぱと茎の間にかけてあげます。ジョウロでもいいですし霧吹きでもいいです。月に2回か3回ほどです。葉っぱの根元から吸収して生育が良くなります。成育時期以外は肥料をやらないようにします。

8月の気温が高すぎる時期(35度以上)は暑すぎて生育が鈍くなるので控えます。また、10月以降、気温が20度以下になったら肥料はやらないでください。

植えかえ・株わけ

時期

植え替えは真夏を除いた5月〜9月の生育時期に行います。株が増えて必要であれば株分けを兼ねて植え替えをします。

用土

水苔で根を包むか、バークチップで植え付けます。樹木に着生するものなので、流木やヘゴにくくりつけてもいいです。くくりつけると、根が木に食い込んで固定されます。

株わけ・植え付け

大きく成長したら、株わけをします。グズマニアは横に小さな株が生まれます。これを分けて育てます。ミズゴケやバークチップを詰め込んで固定します。グズマニアの根はグズマニア全体を支える程度の役割です。

グズマニアは株一つに対して一回しか開花しません。現在花が咲いている株はもう開花しませんから、子株ができたら、元の株は葉っぱをむしってしまいっていいです。むしるのは葉っぱだけで株そのものを取り除かないようにします。生育が鈍くなるので。

ヘゴや流木に…

根を一旦、水苔で包んで、これをワイヤーや紐でヘゴや流木に固定します。固定しにくい場合は、ドリルで穴を開けたり、釘を打って引っ掛ける部分を作りましょう。くっつけて、水やりして管理していると、根が伸びて木に食い込んで固定されます。固定されたら、水苔とワイヤー類は取り除いてもいいです。取り除いた方がかっこいいです。

管理場所・日当たり

グズマニアは熱帯雨林の大きな樹の枝の上などに育つ植物で、強い日光を浴びると葉が焼けます。年間を通して室内でレースのカーテン越しの日光を当てるか、明るい室内で管理しましょう。春〜秋に戸外で管理する場合は木漏れ日が当たる場所か、寒冷紗で遮光してあげてください。
また暑さには耐性がありますが寒さには若干弱いです。寒さに弱いといっても室内で管理する上では問題ない程度です。

越冬

霜に当たれば一発で枯れますので、冬は室内の日当たりで管理します。秋まで戸外で管理していた場合は、霜が降りる前に室内に取り込んでしまいます。

5度以上であれば越冬は可能です。昼間に暖房のかかっている部屋なら、寝る前に暖房を切っても、明け方でも5度以下になることはないのでリビングなどで管理します。ただし、窓の近くは寒波が来ると氷点下まで下がることがあるので、そういう日は窓から離してください。

また、暖房の風は非常に乾燥しているので直撃しないようにしてください。

最高最低温度計で計測しておくと管理が楽です。
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花ガラ摘みと子株

グズマニア:花ガラ摘みと子株
花が終わったら
グズマニアの花は非常に長持ちですが、いずれは花色が褪せて枯れてきます。枯れてきたら、株元から切ってしまいます。グズマニアは1つの株から一回しか開花しません。よって、その株から新しい花芽が出て開花することはありません。

そこで株をよく見て、株の横から子株が出ていたら、元の株の葉っぱをむしってしまいます。元の株から花が出ることはありませんから気にせずむしります。元株の葉っぱを放置していると子株の葉っぱに日が当たらないので生育が鈍くなるからです。子株が出ていないのであれば、むしらずそのままにしておきます。育てていれば子株が出てきます。

そうして順調に管理していると子株から新しい花が咲きます。

子株を作るコツ
子株ができないときは、すべての葉っぱを15センチほどに切り詰めます。すると危機感を感じて子株をつけるようになります。また生育期に薄い液体肥料をやってください。

病気・害虫

カイガラムシなどの害虫が発生します。カイガラムシは歯ブラシなどで削ぎ落とします。排泄物に黒いカビ(スス病)が発生するので、早めに取り除きましょう。

湿度の高い環境を好むので、カビ系の病気炭そ病など)が発生しやすいです。株が弱っているので、日光に当て、病変部分を取り除き、殺菌剤を散布して様子を見ます。

特徴・由来・伝承

グズマニアは赤や黄色の苞(ホウ)が特徴的な植物です。艶のある葉っぱと独特な花は、ほかに無い存在感があります。

グズマニアは一旦花が咲くと、非常に長期間楽しめます。また、丈夫なので、温度さえ保つことが出来れば栽培管理も簡単です。

ところでチランドシアと同じく、1回花が咲いた株からはもう花が咲きません。ですが、株から新しい株が出来て、その新しい株には花芽がつきますので、安心して栽培してください。
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