6月のチューリップの作業…休眠&球根を掘り上げる

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6月のチューリップの栽培・作業

6月のチューリップの栽培・作業:6月のチューリップの栽培・作業
6月に入ると気温が上昇し、チューリップは地上部の葉っぱも枯れてきて、休眠に入ります。6月は掘り上げる作業がメインとなる時期です。梅雨でもあり、雨が降りがちですが、掘り上げていきます。

鉢植えの場合は植えっぱなしで夏越しさせることもできます。
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水やり

地上部がすっかり枯れてきています。水を吸い上げる力は落ちて、雨の多い季節でもあり、水をやっていると球根が腐ってしまいます。もう、庭植えであっても、過湿で球根が腐るくらいです。庭植えの水やりはストップ。鉢植えも乾燥気味に管理するようにします。

庭植えの水やり

6月のチューリップの栽培・作業:庭植えの水やり
水はやりません。

庭植えの場合、用土水はけが悪いと、水をやっていなくても球根が蒸れて腐ってしまいます。薬剤で予防する方法もありますが、「排水溝」を掘って水を流すことで水はけをよくすることも出来ます。排水口を掘る方が適しています。

寒冷地では涼しいのでチューリップがなかなか枯れ込まず、梅雨になっても葉っぱが青いため排水溝を掘る必要が出てきますが、地上部が枯れ込んでいるのであれば、掘り上げてしまいましょう。

鉢植えの水やり

鉢を雨の当たらないところに置いて、乾燥気味に管理します。土が乾いて、数日経って水をやる程度にします。受け皿に水が溜まっていたら水を捨ててください。

肥料

肥料はやりません。5月以降に肥料をやると掘り上げた後に球根が腐りやすくなります。

掘り上げ作業

球根が茶色になったら掘り上げる

6月のチューリップの栽培・作業:球根が茶色になったら掘り上げる
10月に植え付けた球根は茶色でしたよね。その茶色い球根の横に白い新しい球根が出てきます。この球根が来年、新しいチューリップの花を咲かせ、古い球根は弱ってしまいます。で、新しい球根が茶色に変色したら、掘り上げてOKなんです。

なので、少し土を掘ってみて、球根が茶色になっているかどうか確認してから掘り上げます。品種によっては葉っぱがまだ枯れていないのに球根が成熟して茶色くなるものもあります。葉っぱが黄色くなりだしたら、定期的に球根の色を確認して、掘り出す時期を決めます。
葉っぱにまだ緑が残っていても球根が茶色なら掘り出しても良い。

大きな球根は秋に植えると春には開花する。小さな球根は秋に植えても春には開花しないが、秋に植えて育てることで、充実して翌年の春には開花するようになる。

古い球根(親となった球根)もしぼんでいなければ、まだ来年、芽が出ます。しかし、今年のようには立派に開花しません。廃棄するものだと考えてください。

丁寧に掘り出す

水耕栽培でも鉢植えでも庭植えでも、新しい球根ができています。土から掘り出す時にスコップで球根を傷つけないようにしてください。傷つくとそこから雑菌が入って腐ってしまいます。

掘り上げてから、葉っぱや茎を取り除きます。

分球する

球根を分けます。球根の外側は古い皮で覆われていますが、これを剥がして内部の古い球根と新しい球根を分けます。そして同じ品種でひとまとめにして、土を落として、洗い、最後に夏に腐るのを予防するために「ストレプトマイシン水和剤500倍液」に15分ほど浸します。日陰に新聞紙などを広げて、そこに広げて乾燥させます。
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球根の保管

ネットに入れて、風通しの良い・雨の当たらない・日陰で管理します。理想としては25度の涼しい場所で管理します。家の北側の軒下の雨の当たらない屋根にネットを吊るすと良いです。大事なのは吊るすこと。吊るすことで風通しが良くなります。

チューリップの花が枯れると品種は完全に分からなくなります。来年のためにも球根の品種がわかるように、ネットに札を入れておきましょう。
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鉢植えの管理場所

チューリップの鉢植えはそのまま植えっぱなしで夏越しもできます。植えっぱなしのままで、風通しの良い、雨の当たらない日陰で管理し、水やりはいっさいしないで、そのまま10月まで放置しておきます。

来月以降の栽培は…

先月の栽培は
を参考にしてください。

来月以降は
を参考に。
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