チューリップの庭植えの手順やコツなど
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チューリップの庭植えの手順やコツなど
このページでは「
チューリップの庭植え」の植え付けについてをまとめています。鉢植えの植え付けや、通年の育てかたなどは
を参考にしてください。
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時期
チューリップは10月か11月の気温が15度以下、最適温が5度前後になったあたり…寒くなってから植え付けをします。あまりに寒くなってから植えると根の張りが鈍くなりますし、早いと腐ることがあるので注意します。
準備するもの
球根
去年の球根を植えるのでなければ、新しい球根を購入することになります。球根は大きく、重いものがよく開花します。また茶色の外皮が艶やかで綺麗であることも大事です。外皮が傷んでいたり、内部の球根が傷んでいるようであれば、避けましょう。
球根の大きさは品種によって違います。球根が小さな品種は、小さくてもしっかりと開花しますが、同じ品種の球根の中でも大きくて重いものを選ぶようにすればいいです。
チューリップは高温だと花が一気に開いて、一気にしぼむので、
暖地で4月に開花すると花の時期が非常に短くなるので、暖地〜
中間地では早咲き品種を植えるといいです。
苦土石灰
チューリップは
酸性の土を嫌うので、植え付ける前に
苦土石灰を散布して中和させます。
腐葉土か堆肥
土をフカフカにするため、有機物(
腐葉土か
堆肥)を混ぜます。有機物は100均では買わず、
ホームセンターやネットで企業名がハッキリしているものを買った方がいいですよ。
軍手
球根の表面から刺激物が出ていて、人によってはカブれるので、必ず軍手をして、素手で触らないようにしましょう。
庭土を作る
植物を育てるにはまず「土」です。チューリップを植える場所の土を深さ30cmほど掘り返し、そこにまず1平方mあたり150gの苦土石灰を混ぜて中和させます。チューリップは「アルカリ性」の土を好みますので、必ず
石灰で中和させてください。無理にアルカリ性にするのではなく、中性で十分です。
石灰と堆肥などが化学反応を起こしてしまうので、石灰を混ぜてから一週間ほど放置してから、堆肥などを混ぜてください。
ちなみに苦土石灰ではなく
有機石灰が入った「すぐ植え石灰」なら、反応が遅いので1週間寝かせなくてもいいです。
土をフカフカに
腐葉土か堆肥を1平方メートルあたり500g〜1kgほど混ぜ、化成
肥料を説明書きの量を混ぜます。さらに鋤(スキ)などでよく混ぜて、土をフカフカにします。フカフカの方がチューリップが根を張りやすいです。
混ぜてから1週間寝かせると土が馴染んで根が広げやすくなります。
穴に土を戻す
用土を半分穴に戻して、平らにします。30cm掘って、半分戻すので深さ15cmのところまで用度が入った状態です。その平らなところに、チューリップの球根を置いていきます。
植え付け
チューリップの球根と球根の間は10cmか、球根一個分か二個分ほど空けます。
チューリップは一個の球根から一個の花しか咲きませんから、間を開けるとスカスカになります。密生させると綺麗に見えますから、10cmより近づけてもいいです。ピッタリとくっつけてもいいです。ただ、
ウィルス病に感染すると全滅しますので、一般的には10cm空けることにしています。安い球根で派手に咲かせたいなら、全滅のリスクを覚悟した上で密生させるのもいいですよ。
一般的に、球根は同じ品種のものをまとめて植えますが、同一品種ばかり植えると一斉に咲いて、一斉に散るので、散った後に寂しい。早咲きと混ぜて開花をズラすのも手です。
ムスカリを一緒に植えると綺麗です。ムスカリは3cmの深さのところに植えるので、チューリップと深さが違う(チューリップは深さ15cm)。
土をかぶせて水をやる
掘り出した土を元に戻します。
あとは水をやって完成です。
庭植えの場合、植え付けの際に水をやったら、あとは春までは自然に降る雨だけで大丈夫です。ただ、2月〜3月まで地上部がなく、どこに何を植えたのかわからなくなるので、タグに品種名を書いて、立てておきましょう。品種名は油性マジックで書きましょう。
一旦植えて、根がのびた後は移植はできません。根が折れて生育不良を起こして開花しなくなります。植え付けて以降、葉っぱが枯れて休眠するまでは掘り上げないでください。
コツ
球根の方向について
チューリップの球根は上から見ると「円」ではなく楕円になっています(一方がペタンコになっている)。楕円の長い方に葉っぱが伸びやすいです(絶対ではない)。そこで球根の楕円方向を揃えて植えると、全体的に葉っぱの向きを揃えて、重ならないようにして、咲かせることができます。
葉っぱが重なると光合成の効率が悪いので、重ならない方がいいです。来年のためにも、余裕があれば向きを揃えて葉っぱが重ならないようにしてあげてください。
1枚目の大きな葉っぱはペタンコ側から出てくる。
ネモフィラの種を
ネモフィラはチューリップと同じ時期に種まきするものなので、庭に植えた後に、チューリップと一緒にネモフィラの種をまいておくと、チューリップの間に小さなネモフィラの花が咲いて、見栄えが良いです。
ネモフィラの育て方については以下のページを参考にしてください。
混植するとパニックに
いろんな球根を植えると、その球根が子株を作り、大小様々な球根が混在することになる。一つに鉢にチューリップを多種混植したり、近い地域に混植すると、何がなんだかわからなくなる。
そこで球根をまずは鉢に1種だけを植え、その鉢をまるごと庭の中に埋めて植え付ける。これで混在することはなくなります。もちろんタグを立てて、品種名を書いておくことは忘れずに。タグは風で飛んでいくことがあるので同じタグを2本か3本書いて刺し、一本は土の中に埋めてしまう。埋めれば飛んでいくことはほとんどないです。
ところで油性ペンで書くことが多いが、油性ペンよりエンピツの方が消えないのでお試しあれ。
その後の栽培は
その後の管理については
チューリップや、
10月のチューリップの栽培・作業
11月のチューリップの栽培・作業
12月のチューリップの栽培・作業
1月のチューリップの栽培・作業
2月のチューリップの栽培・作業
を参考にしてください。
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