ムスカリの育て方…球根は植えっぱなしでいいが広がりすぎます
目次
ムスカリとは?植え付け・植えかえ管理場所・日当たり水やり肥料病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ムスカリ
- 科名
- ユリ科
- 属名
- ムスカリ属
- 学名
- Muscari
- 別名
- ブドウヒヤシンス
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ムスカリとは?
ムスカリは
ユリ科(
キジカクシ科)の
球根植物。
寒さにも暑さにも強く、頑健で育てやすいので、よく花壇に植えられています。特に公的な手をかけられない場所に植えられています。植えっぱなしで開花するんですが、密生させないとインパクトが薄いです。
病
害虫がなく、庭植えにすると手間がかからず育てやすいですし、ガラスの器に植えて窓辺に飾るのも可愛らしいです。
草丈10cm〜25cm
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植え付け・植えかえ
時期
植え付けは9月~10月に行います。
ムスカリは6月〜7月になり暑くなると葉っぱが黄色く変色して枯れ始めます。
夏は暑いのでムスカリは休眠します。掘り出して保管しておいて秋に植え替えをします。
植えっぱなしでも問題ありません。
鉢植えの植え替えは株わけを兼ねて2年か3年に一回行います。毎年する必要はありません。庭植えも密生しているようなら掘り出して植え直しましょう。
植える前に考えて
ムスカリは植えてはいけないほどじゃないが、環境が合っていると、なかなかしぶとい。
掘り出しても、子球根の取り残しがあって完全に駆除できるまで2年か3年かかるくらいです。心配な人は鉢植えで管理するか、鉢植えにして、それを庭に埋めれば、広がりすぎを防げますよ。
用土
用土は市販されている花と野菜の土でOK。ムスカリは
酸性の土を嫌いますので、庭に植える場合は庭の土に
苦土石灰を混ぜて中和させましょう。
鉢の植え付け・植え替え
6号鉢で球根4個〜5個を目安にして植え付けます。
鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に2cmほど鉢底石を入れます。その上に用土を入れ、球根を配置します。根を張るスペースを確保するために球根の頭が少し出る程度に植えます。株同士は5cmほど空けて植えますが、ある程度密生して植えた方が綺麗です。
庭植えの手順
庭の土を深さ20cmほど堀り返して、苦土石灰を混ぜて中和させます。中和に1週間かかるので、待ち、元の土に対して3割から4割の
腐葉土か
堆肥を混ぜ、緩効性固形
肥料を少量混ぜておきます。
球根を植え、隙間を土で埋めて最後にしっかりと水をやります。ムスカリの球根は地表から球根の先が5cm下になるように植え、株間は5cm〜15cmになるように植えます。
もう少し詰めて植えても大丈夫です。それで即、枯れるということはないです。密生しすぎて掘り上げなくちゃいけない「期間」が短くなるだけです。
掘り上げることも
基本的にムスカリは植えっぱなしなんですが、開花が終わり、十分に球根が生育したら6月の梅雨前に掘り上げて、風通しの良い日陰で管理して、また秋か春に植え付けます。
管理場所・日当たり
日光を好みますので、出来るだけ日当たりで管理します。日光が多いと花つきがよくなります。
半日陰でも生育しますが花が減ります。
春は日当たりで
室内で管理する時は日当たりのいい窓辺など。戸外で管理する時は日当たりへ。
夏は休眠…掘り上げたら?
夏は休眠して、地上部が枯れてしまいます。植え替える時は、夏に掘り出して秋に植え付けをします。掘り出したら、ネットに入れて、風通しの良い日陰で管理しておきます。
掘り上げない場合は鉢植えは日陰に移動させておきます。
秋の管理場所
秋は春と同じように管理してください。
冬…寒さには強い!
耐寒温度はマイナス10度。できるだけ日当たりの良い場所で管理してください。
水やり
乾燥に強く、過湿に弱いです。土が濡れた状態が長く続くと腐って枯れます。
庭植えの場合は土と葉っぱの様子を見て
水やりをします。
鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやるようにします。水をやるときは鉢底から水が出てくるくらいにしっかりとやります。
夏の水やり
庭植えの場合は、自然の雨に任せて放置。鉢植えの場合も水をやらないで、日陰に放置しておきます。
肥料
生育期…開花中〜開花後の3月〜5月に液肥を二週間に一回程度やります。この肥料は「来年咲くための栄養」を蓄えるものです。一年で掘り上げて廃棄するのであれば肥料はなくてもいいです。緩効性固形肥料の場合は4月〜5月に一回やります。
夏と冬は肥料をやらないでください。
病気・害虫
ほとんど病害虫は見られないですが、たまに
ハダニ、
アブラムシなどが発生します。
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