玉竜(タマリュウ)の育て方…リュウノヒゲの違いは?植え方と増やし方は?

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タマリュウの基礎データ
タマリュウ
科名キジカクシ科
属名ジャノヒゲ属
学名Ophiopogon japonicus Gyokuryu
別名玉竜・チャボリュウノヒゲ
水やりたまにやる程度
場所外の日蔭
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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玉竜の特徴は?リュウノヒゲとの違いは?

玉竜(タマリュウ・ギョクリュウ)はキジカクシ科ジャノヒゲリュウノヒゲ)のうち、葉っぱの短いものを選抜して交配させて作った品種で、ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)と育て方は同じ。店では「リュウノヒゲ」として売られていることが多いが、厳密に言えば違う。リュウノヒゲの方が葉が長く野生っぽくて、玉竜の方が葉っぱが短く、より「芝生」っぽい。

葉っぱが短いせいか、乾燥しやすく枯れ込むことがあるので注意する。グランドカバーに使われるが、踏み付けに強いわけではないので、踏まれる場所に植えないようにする。敷石の隙間なんかに植えるとカッコいいです。

グランドカバーに植えると雑草が生えにくくなるが、完全に駆逐するわけではない。といっても生えにくくなるのは非常にありがたく、庭の管理は劇的に楽になります。斑入りの品種の玉竜錦(タマリュウニシキ)もある。また、玉竜より更に小さい福玉がある。

植え付け

植え付けに適した時期は?

真夏と真冬じゃなければ、いつでも植えられます。

適した用土は?

土質は選びません。一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植えする場合は庭土に3割か4割の腐葉土か堆肥を混ぜてから植える。

庭植え(地植え)の植え付けの手順は?

庭植えの場合は、掘り出した土に腐葉土を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株間は10cmから15cm空けましょう。根をほぐして広げて植えると、根が活着しやすくてよいです。

広がったら掘り上げて株分けすることもできる。まぁ、普通しない…というのも苗が安いので、適宜買って植えるのが通常です。一度植えたら植えっぱなしです。
●踏みつけには強くないので、踏まれない場所に植える。

玉竜を増やす方法は

株分けがオーソドックス

春から秋の生育期間に掘り返して、ちぎって分けて植えればいくらでもふえます。株分けは種まきと違って、クローン体を増やすことになるので、草丈が低いものが揃います。こちらが無難。根を傷つけても枯れないので、ガンガン株分けしてもいいです。

ただ、そもそも生育が遅い植物なので、1株から大量にちぎって、「いずれ庭中に玉竜を…」と小分けにしても、地面を覆うのに時間がかかりすぎます。素直に店舗で苗を購入しましょう。

種蒔き?

夏に開花し、冬に結実します。この実を適当にまいていると発芽して、株が増えます。ただし、親の性質を受け継ぐとは限らず、また、近所のリュウノヒゲと知らないうちに交配していることもあり、同じ玉竜が増えるかは微妙。同じ性質の株が増やせる「株分け」が無難。

水やり

庭植えしていたら自然に降る雨でほぼ十分。ただし葉っぱの先が枯れ込んでいたら水不足なので、庭植えでも水やりをしましょう。大抵は他の植物の水やりのときにパパっとやっていれば、問題はないです。玉竜(タマリュウ)は葉っぱが短いせいで葉の隙間から蒸発してしまい、乾燥しやすい。ま、そこまで気にするほどじゃないんですが。

肥料

追肥はほぼ不要で、なくても元気に育つが、あまりに生育が悪い場合は春か秋のどちらかに化成肥料をパラパラとまきます。基本的には多肥にすると根が肥料で傷むのでやるとしても控えめにします。

管理場所・日当たり

どこでも育つ。日向でも日陰でも育つ。もちろん、日光がよく当たる場所の方が開花して実がつくが、そこはメインじゃないので気にしない。

冬の寒さにも強い

雪が積もっても枯れない。
霜に当たっても枯れない。

剪定

春、新芽が出る前に全体を刈り込んでやると新芽が揃って綺麗。そのままにしていると古葉と新芽が混在して変。気にしないなら気にしないでもいい(いうほど簡単じゃないし、面倒だし、そんな機械・機材を普通持ってないので)。

数年育てていると葉っぱが伸びてコンモリしてくるので、邪魔なら刈り込むといいです。切り口が白くなりますが、一ヶ月すると回復するので気にしない。

病害虫

ほぼ見られない。
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