デンドロビウムの仲間(品種グループ)のまとめ

TOP > ラン科 > デンドロビウム最終更新画像投稿

デンドロビウムの基礎データ

デンドロビウム
科名
ラン科
属名
セッコク属
学名
Dendrobium
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け

デンドロビウムとは?

デンドロビウム(Dendrobium)はラン科セッコク属(デンドロビウム属)の植物群のこと。略してデンドロと呼ばれることもある。このページではデンドロビウムの品種グループを簡単にまとめています。

デンドロビウム・ノビル

デンドロビウム:デンドロビウム・ノビル
ノビル系デンドロビウム・ノビル(Dendrobium nobile)を原種として交配された品種群で、単に「デンドロビウム」と記述した場合はこのノビル系を指すほどだった。中国南部から、ネパール・ラオス・タイの高冷地を生育地域とし、寒さにはやや強い方で、耐寒温度は5度。最低温度13度を2週間ほど経過する低温処理で花芽が形成される。
年中、開花株が流通しているが、本来の開花は春。

デンドロビウム・ファレノプシス(デンファレ)

デンドロビウム:デンドロビウム・ファレノプシス(デンファレ)
デンファレ系はデンドロビウム・ファレノプシス(Dendrobium phalaenopsis)やデンドロビウム・ビギバム(Dendrobium bigibbum)を原種として交配した品種群のこと。二つの原種はかなり近い種で、ビギバムの変種がデンドロビウム・ファレノプシスではないかとも。胡蝶蘭ファレノプシス)とは無関係です。

熱帯出身の品種群で、基本的に耐寒性がなく冬の室温は10度以上ないと越冬は厳しい。生育させるなら15度以上。できれば冬でも18度以上を維持したい。花の質感が柔らかく、切り花として長持ちなため、切り花としての流通が多い。

古いバルブからでも開花します。
他のデンファレのような低温処理がなくても開花する。

●昔、よく料理の皿の横に乗っかっていた。

キンギアナム

デンドロビウム:キンギアナム
キンギアナム系はデンドロビウム・キンギアナム(Dendrobium kingianum)を原種とした品種群。オーストラリア原産耐寒性は他のデンドロビウムより強く0度くらい。多少氷点下を切っても枯れない。デンドロビウムの中では、栽培は容易なグループ。

5度〜10度の低温に当てないと開花しないが、それ以外にはさほど手間がかからないので、自宅栽培に適しているラングループです。冬から春に開花する。

フォーミデブル(フォルモーサム)

デンドロビウム:フォーミデブル(フォルモーサム)
デンドロビウム・フォーミデブル(Dendrobium Formidible)と中心とした品種群。フォーミデブルがデンドロビウム・フォルモーサム(Dendrobium formosum)の交配種であることから「フォルモーサム系」と呼ばれることもあります。花屋さんは「フォーミ」と呼びます。

遠目に見ると目玉焼きみたいです。

低温にはある程度は強いが、キンギアナムほどではない。耐寒温度は5度、できれば10度以上欲しい。低温処理はなくても花芽がつき、夏に開花します。

カリスタ系

カリスタ系は、花が垂れて咲くタイプのデンドロビウムの品種群で、単に「下垂タイプ」「垂れ下がりタイプ」と呼ばれることもあります。特定の品種から派生したものではなく、花の咲き方だけで血縁関係がない。ただ、タイ・ミャンマー・インドといった熱帯地域出身が多い。

セッコク

デンドロビウム:セッコク
洋ランの仲間で、江戸時代に流行した園芸植物の一つ。
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。
はてブ LINE

デンドロビウムのカテゴリ・タグ

ラン科ラン

ラン科

関連する花BBSの投稿

スポンサーリンク