オニゲシ(オリエンタルポピー)の育て方
目次
オニゲシ(オリエンタルポピー)の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け種まき管理場所剪定・切り戻し病害虫注意!ハカマオニゲシ関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- オリエンタルポピー
- 科名
- ケシ科
- 属名
- ケシ属
- 学名
- Papaver orientale
- 別名
- オニゲシ
- 耐寒
- マイナス15度〜マイナス20度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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オニゲシ(オリエンタルポピー)の特徴は?
オニゲシ(オリエンタルポピー)はトルコなどに自生する
ケシ科ケシ属の
宿根草。花が大きく、
花茎も長く伸びて、非常に存在感があります。一重咲きが基本ですが、八重咲き・フリル咲きもあります。花色は赤っぽいオレンジが基本ですが、白、赤、ピンクと多色あります。
寒さには強く、夏の高温多湿が苦手です。株が大きくなるので、鉢植えには適さず、一般的には庭植えにします。鉢植えにすると根が広がりづらく、花が咲きづらいです。
草丈60cm〜1m
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水やり
オニゲシ(オリエンタルポピー)を庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。冬も自然に降る雨だけでいいです。
肥料
気温が20度以下になる秋(10月)に緩効性化成
肥料を一回、株元にまくか、10月〜11月にかけて液体肥料を2週に一回水の代わりにやります。あまり肥料を必要とせず、夏の高温時期に肥料成分が残っていると、根を傷めて枯れやすいので、春以降は肥料をやらないようにし、肥料成分が残らないようにしましょう。
植え替え・植え付け
時期
春(3月〜4月)か秋(10月〜11月)に苗を植えます。鉢植えの場合は、同時期に植え替えをします。秋が植え替えのダメージを回復しやすいので、できるだけ秋にしましょう。
用土
庭植えにする場合は
腐葉土や
堆肥を混ぜて
用土とします。オニゲシ(オリエンタルポピー)は夏の多湿が苦手で、
夏越しさせるコツとしては土に川砂・
軽石小粒・
パーライトなどを元の土に対して2割か3割ほど混ぜて、
水はけをよくしてから植えると夏越しの確率が上がります。
庭植え
深さ40cm〜50cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を1割か2割入れて、パーライト・川砂などを入れて水はけをよくします。さらに化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。
穴に半分ほど土を戻して、オニゲシ(オリエンタルポピー)の株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株同士は40cm空けて植えてください。
鉢植え
鉢植えだと花が咲きづらいので、庭植えが一般的ですが、鉢植えでの栽培も可能です。最低でも
6号鉢、できれば8号〜10号に1苗を植えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
直根で根は傷つけない方がいいので、植え替えをするときは、現在の鉢より一回り大きな鉢を用意します。ひと回りとは現在の鉢より1号か2号大きな鉢のことです。古い鉢から抜き、土を落とさず、根をいじらないで植え替えてください。
10月〜11月の植え替えであれば、土を落として同じ大きさの鉢に植え替えても大丈夫です。
種まき
3月〜4月か10月〜11月の気温が20度になった頃に種まきをします。
ビニールポットに栽培用土か種まき用土を入れ、種をまき、土を軽くかぶせます。土を掌で軽く圧をかけて、土と種を密着させると発芽しやすくなります。乾燥しないように水をやります。種が細かいので、霧吹きで遠くから水をやると吹き飛ばずにすみます。明るい日陰で管理していると発芽します。発芽したら、間引いていき、本葉が出たら間引き、ポットに1本になるようにします。
半日陰に出して、薄い液体肥料をやって育てて、本葉が3枚〜4枚になったら、庭や鉢に植え付けてください。
管理場所
日当たりか半日陰で育てます。もちろん日当たりの方がよく開花し、大株になります。
越冬
耐寒温度はマイナス15度〜マイナス20度とかなり寒さに強いので、防寒は不要です。
夏越し
オニゲシ(オリエンタルポピー)は夏の高温多湿が苦手で、夏には休眠し地上部が枯れ込みます。このとき地温が高いと、そのまま枯れてしまうので、腐葉土やワラを被せて
マルチングをして地温が上がらないようにします。
夏は風通しの良い半日陰で管理します。土の配合が水はけがよければ夏越しの確率が上がりますので、
水捌けをよくしておきましょう。寒冷地であれば、夏越しは難しくないですが、
中間地・
暖地では夏越しは厳しく、水捌けをよくし、マルチングをして、半日陰で風通しがよいなら、なんとか夏越しができるんですが、それでも枯れることもあります。中間地・暖地では
一年草と割り切る方が精神衛生上はよいです。
剪定・切り戻し
花がしぼんだら、花茎から切ってしまいます。
病害虫
ほぼ見られません。
多湿にして寝腐れしたり、高温で株が枯れる方が問題になります。
注意!ハカマオニゲシ
ハカマオニゲシという栽培が禁止されているケシの仲間がおり、これ外非常にオニゲシ(オリエンタルポピー)と似ています。混在して、外国から
種子の中に混入していることがある、かもしれないので、オリエンタルポピーを栽培する前に、以下のページに目を通しておくといいです。
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