オリエンタルポピー(オニゲシ)の育て方

科名 | ケシ科 |
属名 | ケシ属 |
学名 | Papaver orientale |
別名 | オニゲシ |
耐寒 | マイナス15度〜マイナス20度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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オニゲシ(オリエンタルポピー)の特徴は?


寒さには強く、夏の高温多湿が苦手です。株が大きくなるので、鉢植えには適さず、一般的には庭植えにします。鉢植えにすると根が広がりづらく、花が咲きづらいです。
草丈60cm〜1m
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水やり

肥料
気温が20度以下になる秋(10月)に緩効性化成肥料を一回、株元にまくか、10月〜11月にかけて液体肥料を2週に一回水の代わりにやります。あまり肥料を必要とせず、夏の高温時期に肥料成分が残っていると、根を傷めて枯れやすいので、春以降は肥料をやらないようにし、肥料成分が残らないようにしましょう。植え替え・植え付け
時期
春(3月〜4月)か秋(10月〜11月)に苗を植えます。鉢植えの場合は、同時期に植え替えをします。秋が植え替えのダメージを回復しやすいので、できるだけ秋にしましょう。用土
庭植えにする場合は腐葉土や堆肥を混ぜて用土とします。オニゲシ(オリエンタルポピー)は夏の多湿が苦手で、夏越しさせるコツとしては土に川砂・軽石小粒・パーライトなどを元の土に対して2割か3割ほど混ぜて、水はけをよくしてから植えると夏越しの確率が上がります。庭植え

穴に半分ほど土を戻して、オニゲシ(オリエンタルポピー)の株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株同士は40cm空けて植えてください。
鉢植え

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
直根で根は傷つけない方がいいので、植え替えをするときは、現在の鉢より一回り大きな鉢を用意します。ひと回りとは現在の鉢より1号か2号大きな鉢のことです。古い鉢から抜き、土を落とさず、根をいじらないで植え替えてください。
10月〜11月の植え替えであれば、土を落として同じ大きさの鉢に植え替えても大丈夫です。
種まき

ビニールポットに栽培用土か種まき用土を入れ、種をまき、土を軽くかぶせます。土を掌で軽く圧をかけて、土と種を密着させると発芽しやすくなります。乾燥しないように水をやります。種が細かいので、霧吹きで遠くから水をやると吹き飛ばずにすみます。明るい日陰で管理していると発芽します。発芽したら、間引いていき、本葉が出たら間引き、ポットに1本になるようにします。半日陰に出して、薄い液体肥料をやって育てて、本葉が3枚〜4枚になったら、庭や鉢に植え付けてください。
管理場所

越冬
耐寒温度はマイナス15度〜マイナス20度とかなり寒さに強いので、防寒は不要です。夏越し
オニゲシ(オリエンタルポピー)は夏の高温多湿が苦手で、夏には休眠し地上部が枯れ込みます。このとき地温が高いと、そのまま枯れてしまうので、腐葉土やワラを被せてマルチングをして地温が上がらないようにします。夏は風通しの良い半日陰で管理します。土の配合が水はけがよければ夏越しの確率が上がりますので、水捌けをよくしておきましょう。寒冷地であれば、夏越しは難しくないですが、中間地・暖地では夏越しは厳しく、水捌けをよくし、マルチングをして、半日陰で風通しがよいなら、なんとか夏越しができるんですが、それでも枯れることもあります。中間地・暖地では一年草と割り切る方が精神衛生上はよいです。
剪定・切り戻し
花がしぼんだら、花茎から切ってしまいます。病害虫
ほぼ見られません。多湿にして寝腐れしたり、高温で株が枯れる方が問題になります。
注意!ハカマオニゲシ
ハカマオニゲシという栽培が禁止されているケシの仲間がおり、これ外非常にオニゲシ(オリエンタルポピー)と似ています。混在して、外国から種子の中に混入していることがある、かもしれないので、オリエンタルポピーを栽培する前に、以下のページに目を通しておくといいです。
栽培禁止のケシの種類・規制される理由
ガーデニング基礎知識(中級編)知って損は無い