エスコルチアの育て方
目次
エスコルチアとは?品種・仲間水やり肥料植え付け・種蒔き管理場所・日当たり花ガラ摘み特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- エスコルチア
- 科名
- ケシ科
- 学名
- Eschscholtzia californica
- 別名
- 花菱草・カリフォルニアポピー
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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エスコルチアとは?
エスコルチア(花菱草・カリフォルニアポピー)は
ケシ科の
多年草。薄い花びら、細い葉っぱ、吹けば飛ぶようなその繊細な立ち姿とは裏腹によく咲きますし、丈夫な植物です。
耐寒温度はマイナス10度と寒さに強い。反面、日本の多湿に弱く梅雨と夏の間に消えて無くなってしまうため
一年草扱いの植物。ただ、
こぼれダネで翌年に生えてくることがあります。
ワイルドフラワーで草丈は種類にもよりますが30センチから60センチと低い。公園の土手、舗装されていない駐車場の隅にこっそりと咲いていることが多いです。
種蒔きは秋。春蒔きの
種子も売られています。苗ポットも見かけるのでこれを春に植えてもOK。
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品種・仲間
ミニチュアサンデュ…よく開花し人気がある。
ミルクメイド…淡いクリーム色で八重咲き。
水やり
見た目は繊細そうですが、乾燥した地域で細々と花を咲かせるのが本来のエスコルチアですので、水をジャンジャンやっていると過湿で枯れてしまいます。水は土が乾いてからやります。土が濡れているうちは水を控えてください。乾燥気味に管理してあげてください。
肥料
肥料が多いと花が咲かなくなり、生育不良を起こします。植え付け時に元肥を入れていたり、
培養土に最初から入っている肥料成分で十分で、追肥は不要です。
植え付け・種蒔き
時期
春に苗を植えるか、春か秋に種まきをします。
基本的に夏に枯れるので、植え替えはありません。
直根性です
移植が出来ない植物で根が傷つくと傷んで枯れてしまいます。ポット苗も放置していると根付きづらくなります。植える時には土を払わずにそのままスポッと植え付けてください。
用土
中性・弱アルカリ性の土を好み、
酸性土を嫌うので庭植えするときは植え付け2週間前に
苦土石灰を混ぜ込んで中和させておきます。無理にアルカリ性にする必要はないです。
市販の花と野菜の培養土でも十分ですが、この培養土には肥料が入っていて、この肥料が多いと小さくてかわいいはずのエスコルチアが思ってた以上の大きさになりがちです。
ハーブの
専用土は肥料が控えめ(もしくは無い)なのでエスコルチアが小さくまとまりやすいです。もしくは
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。
鉢植えの手順
7号鉢に1苗を植えます。鉢の底の穴を鉢底網で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするための鉢底石(
軽石)を2cm敷きます。その上に
用土と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。 植え付け時にポット苗の土は崩さないで植える。根をいじると生育不良を起こしてしまいます。
庭植えの手順
植え付けの2週間前に、深さ25cmを掘り返して、苦土石灰を散布して中和させます。1週間たって中和が終わったら、庭土に腐葉土か
堆肥を2割〜3割を追加して、用土とします。1週間して土が馴染んだら、苗を植え付けます。苗は40cmの間隔を空けます。密生すると蒸れやすく、枯れやすいです。
種まき
秋蒔きと春蒔きがあります。直根性で移植は不可です。エスコルチアは嫌光性で、育てる場所に種を蒔いて土を1cm被せて水をやります。土が薄いと光が当たって、発芽しません。乾燥しないように日陰で管理していると発芽します。
発芽したら間引いて、最後は40cm以上の間隔になるようにします。間隔が狭いと蒸れて枯れやすいです。夏に枯れるのを見越すなら、20cm〜30cmくらいの間隔でもいいです。
管理場所・日当たり
日当たりか
半日陰で育ちます。
一度植えるとこぼれダネで翌シーズンも出てくることがあります。ただ絶対ではないので、あまり期待しないでください。
花ガラ摘み
終わった花を摘むようにすると次の花が咲きやすくなります。ただしエスコルチアはこぼれダネで咲くことがあるので、摘まないのも手です。
特徴・由来・伝承
カリフォルニア州の州花。砂漠の乾燥した土地に生えるケシ科
ポピーの仲間。カルフォルニアポピーや花菱草(ハナビシソウ)という別称もあります。夜や曇りの日は花が閉じます。
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