ワイルドフラワー
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ワイルドフラワーとは?
ワイルドフラワーとは「野生の花」「自然の花」といった意味合いなんですが、最近では南半球に自生する植物のことをワイルドフラワーやネイティブフラワーと呼んでいます。管理人にはどうも拡大解釈に思えてならないんですが。
ちなみにワイルドフラワーと呼ばれる植物は、栽培が難しく、ドライフワラーになりやすい、珍奇で異世界感の強いものが選ばれているように思います。実は南半球出身の植物には
アガパンサスや
フリージアや
ペラルゴニウムや
リビングストンデージーや
ユリオプスデージーといった日本の気候に合っていて栽培しやすいものもあるんですが、そういうのは「ワイルドフラワー」とは呼ばれません。ワイルドフラワーってのは
ドライフラワーにしやすい珍奇な植物ってのが実際なんでしょうね。
それはともかく、南半球の植物は性質が違い、また見た目も随分と独特なものが多いのは事実で、これらが目を引くのでしょう。最初は切り花・ドライフラワーで日本に流通していましたが、現在は栽培する人も出てきて、一つのグループになっているのも事実です。
このページではワイルドフラワーに挙げられる植物をまとめています。
ピンクッション
南アフリカ原産の常緑樹。花の形状が名前の由来です。花いろが独特で、質感と形状の個性があいまって、フラワーアレンジなどによく利用されます。切り花の持ちはよく、ドライフラワーにしても綺麗です。
ユーカリ
フトモモ科ユーカリ属で
オーストラリア原産の木。独特の匂いがあり、最初からドライっぽい。種類によっては日本での栽培も容易です。
プロテア
南アフリカ原産の植物で、たまに鉢植えを見かけますが、栽培難易度は高いです。日本の高温多湿に合っていないんですよね。主に切り花で流通しています。ヨーロッパ人がアフリカに到達してこの花が発見されて以降、
プロテアはアフリカを象徴する植物となっています。
ワックスフラワー
ワックスフラワーはフトモモ科のオーストラリア原産の
低木。花がワックスでもかかっているかのように艶やかで、甘い香りがします。切り花としてよく流通しています。花が愛らしく、香りがいいんですが、乾燥すると花がポロポロ落ちるので気をつけましょう。
フランネルフラワー
フランエルフラワーはオーストラリア原産で、細かい毛が生えていて、まるで毛織物(フランネル)のようなので名がついています。
酸性の土を好み、夏の多湿にとにかく弱いので栽培は難しいです。
カンガルーポー
カンガルーポーはオーストラリア原産の植物。まるでカンガルーの足のような花を咲かせる植物。栽培はなかなか大変です。切り花でよく流通していますが、意外と水上がりが悪い、と思います。ドライフラワーでよく見かけます。
セルリア
セルリアは
ヤマモガシ科の南アフリカ原産の植物。ドライになっても色合いがあまり変わらず綺麗。
リューカデンドロン
リューカデンドロンはヤマモガシ科の南アフリカ原産の植物。花と葉があまり変わらない色合い。ドライフラワーにしてもあまり変わらないです。
ライスフラワー
ライスフラワーはオーストラリア原産の
キク科植物。花の形状が米に似ていることから名づいています。こうして見るとノコギリソウ(
ヤロウ・
アキレア)に似ていると思いますね。
グレビレア
グレビレアはヤマモガシ科でオーストラリア原産の常緑低木。ブラシのような花を咲かせます。意外と寒さに強く、地域によっては戸外で越冬します。
バーゼリア
バーゼリアは南アフリカ原産のブルニア科ベルゼリア属の半耐寒性常緑低木。栽培するのは難しく、主に切り花で有乳品が流通しています。ドライフラワーになってもあまり変化がなく、リースの材料になっています。
クリスマスブッシュ
クリスマスブッシュはオーストラリア原産で、開花時期がクリスマスで、色合いもクリスマスカラーであることが名前の由来。切り花でよく流通しています。
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最後に…
このページでは南半球に自生する植物のうち、ワイルドフラワーと呼ばれがちな植物を列挙しています。南半球といっても実質「オーストラリア」と「南アフリカ」で、このうちオーストラリア原産ものは
にもありますので、参考にしてください。
また、昔はワイルドフラワーとは「野生の、もしくは野趣のある植物」くらいの意味で、
ホームセンターや花屋さんで、
一年草・
多年草植物の
種子を混ぜて「
ワイルドフラワーのミックス種子」として販売してました。それについてまとめた記事もありますので、興味があれば参考にしてください。
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