リューカデンドロン(レウカデンドロン)の育て方…剪定についても
目次
リューカデンドロンの特徴は?剪定水やり肥料管理場所・日当たり植え付け・植えかえ病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- リューカデンドロン
- 科名
- ヤマモガシ科
- 属名
- リューカデンドロン属
- 学名
- Leucadedron salignum
- 別名
- レウカデンドロン
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
スポンサーリンク
リューカデンドロンの特徴は?
リューカデンドロン(レウカデンドロン)は南アフリカ原産の
ヤマモガシ科ギンヨウジュ属(レウカデンドロン属)の半耐寒性常緑
低木。オーストラリアなどで品種改良されました。
雌雄異株で雄花の方が色が鮮やかですが、花もちがいいのは雌花の方。
鉢植えはわりと春から秋にかけて出回っているけど、大量じゃ無いのでネットで買ったほうが早いと思う。切り花としても長持ちで結構人気。ドライフワラーになる。花に見えるのは苞(ホウ)。赤い葉っぱの種類と、
銀葉の種類がある。
寒さにはまぁまぁ強いが、夏の暑さには強いが多湿が苦手。
暖地では庭植えも可能です。関東以西では鉢植えが無難です。
樹高種類にもよるが日本に流通しているのは1mか2m。種類によっては10mになるものもあります。
スポンサーリンク
剪定
伸びすぎたら、半分ほど切り戻すと切ったすぐ下の葉っぱの根元から脇芽が出てきます。
剪定は春のうちにするといいです。春に剪定すれば、傷んだ葉っぱが新しい葉に入れ替わってきれいです。
梅雨・夏の高温多湿が苦手なので、枝を間引いて風を通しておくと蒸れ予防にもなります。
水やり
庭植えの水やり
夏など日照りの時に水をやる程度で、庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ十分です。
鉢植えの水やり
とにかく乾燥気味に管理します。過湿にすると腐ります。
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は
水やりをしないでください。
根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。
乾燥気味にしないといけないんですが、あんまりに水やりを控えてしまうと、葉っぱの先から枯れ込んできます。
鉢植えの夏の水やり
夏は涼しい時間帯の早朝(9時以前)か夕方(4時〜5時以降)に水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。
鉢植えの冬の水やり
冬はさらに控えめにして、土が乾いてから数日経って水をやります。冬に水をやりすぎて根腐れして枯れてしまうことが多い。水をやるときは、朝にやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。
肥料
リューカデンドロンは根から有機酸を分泌して、通常の植物なら吸収できないような土壌からリンを吸収する機能があり、リンの入った
肥料をやると枯れるので、液肥はやらないでください。春と秋に窒素系の肥料(硫安や硫酸
カリウム)をやります。
管理場所・日当たり
春と秋は日当たりで管理する。また、リューカデンドロンは蒸れが苦手なので、風通しの良い場所で管理します。
夏
夏の暑さと直射日光には強いが、多湿に弱い。夏は水やりを控えめにし、風通しの良いところで管理します。夏は日当たりより風通しを優先しましょう。
逆にあんまりに乾燥するならば、株元を
腐葉土などで
マルチングする(乾燥予防のため)。
越冬
耐寒温度は0度。0度から5度くらいのときに降りる霜なら枯れないが、マイナス5度前後のときに降りる霜には枯れる。雪が積もると枯れたり枯れなかったりするので、暖地であれば戸外で越冬できますが、
中間地であれば鉢植えにして冬は室内で管理します。
寒風は寒いだけでなく乾燥しているため、寒風にあたると葉っぱの先から枯れ込んでくるので、寒風が当たらない場所で管理しましょう。
土が凍ると枯れますし、根に冷気があたると根を傷めてしまって枯れます。庭植えしてしまって寒波が来るならば、株元に腐葉土でマルチングして寒さを予防します。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
鉢植えは2年か3年に一回植え替える。鉢底から根が出ていたら植え替える。植え替え時期は春(3月〜5月)。春でも気温が高くなってから(最高気温20度以上)にします。庭植えは植え付けしたら植えっぱなし。株が小さい場合は寒さに弱いのでまずは鉢植えで2年か3年育ててから庭植えにするほうが無難。
用土
水はけの良い、
酸性の土でないとダメ。
鹿沼土5砂3
ピートモス2を混ぜたものに肥料をいれずに使います。もしくは
ブルーベリーの土でもいいです。
鉢植え
鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。
植え替えをするときは、土を落とさず、根をいじらないでひと回り大きな鉢に植え替えます。根が弱いので、根はいじらないようにしましょう。大きく植え替えていくと限界があるので、庭植えにするか、
挿木で更新して栽培を継続します。
庭植え
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土と成分未調整ピートモスを3割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
挿し木
リューカデンドロンは株分はできませんので、
挿し木で株が増やせます。10センチほどの枝を切って(切り口を斜めに)、
赤玉土単用の土に挿して、乾燥しないように明るい日陰で管理していると、発根します。発根までは一ヶ月か二ヶ月かかります。
病害虫
病
害虫は、ほとんど見られない。病害虫より、水のやりすぎでの根腐れの方が問題です。
スポンサーリンク
関連記事
ヤマモガシ科