ユリオプスデージーの育て方…越冬・夏越して毎年開花!挿し木でも増やせます

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ユリオプスデージー
目次
ユリオプスデージーとは?
越冬と夏越し
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
水やり
肥料
切り戻し
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ユリオプスデージー
科名
キク科
属名
ユリオプス属
学名
Euryops pectinatus
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ユリオプスデージーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ユリオプスデージーとは?

ユリオプスデージー:ユリオプスデージーとは?
ユリオプスデージーはキク科ユリオプス属の多年草学名はユリオプス・ペクチナータス(Euryops pectinatus)。秋から春まで黄色いキク科らしい花を咲かせる。霜に当たると一発では枯れないまでも傷んでしまい、何度か当たると枯れてしまいます。霜の降りない暖地では常緑で楽しめる植物です。霜が降りる地域でも枯れたり枯れなかったりです。地域によっては越冬します。

花の期間が長く、花が咲かない期間もシルバーリーフの葉っぱがキレイで、お庭を引き立てるデキル花です。
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越冬と夏越し

ユリオプスデージーは耐寒性はあるのですが、何度も霜に当たったり、寒風にさらされると枯れてしまいます。夏に株は弱りますがよほどの暑さで無い限りは夏越しは出来ます。場所さえ合えば、毎年咲きます。

南関東以南では越冬は可能。ちなみにわたしは広島に住んでいます。わたしの地域(若干山地なんです)では強い寒波が来るとユリオプスデージーは枯れてしまいます。ところが隣町に行くと越冬します。中間地の海岸部・平野部では越冬します。その境目が結構微妙。長く生育すると茎が木のようになり、ガッチリしてきます。

夏の暑さで株が弱ります。なので出来れば夏は半日陰の風通しの良いところに移動させると良いです。ですがよほどでない限りは枯死には至りません。

植え付け・植えかえ

植えつけ時期

春(3月〜5月)か秋(9月〜10月)が適しています。秋に買った苗を植えて冬が来るまでに出来るだけ成長させると耐寒性が増しますので早めに植えるといいです。鉢植えは根詰まりを起こすので、2年に一回植え替えをします。

用土

ユリオプスデージーは水はけの良い有機物の多い用土を好みます。一般的な花と野菜の培養土で植え付けをします。自作する場合は赤玉土腐葉土3を混ぜたものにします。
●配合例…赤玉土中粒5腐葉土3ピートモス(酸度調整済み)2を混ぜたものにリンが多い緩効性化成肥料を入れる。

鉢植えの植え替え

最初は6号前後に1苗を植え、毎年か定期的に徐々に大きな鉢に植え替えていきます。

鉢の底の穴を網を敷いてその上に軽石を2cmから3cmほど入れて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。水やりが面倒なんで、戸外で越冬できるのであれば、鉢植えより庭植えにした方がいいです。

植え替える場合は、株を古い鉢から抜き出し、古い土を三分の一ほど落として、現在と同じ大きさかひとまわり大きな鉢に植え替えます。

庭植えの植え付け

深さ30cmほど掘り返し、庭土に腐葉土か堆肥を2割ほど追加してよく混ぜて、リンの多い緩効性化成肥料を少量足して、用土とします。用土を半分戻して、株を入れて隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

株同士は30cm〜40cm空けて植えます。ユリオプスデージーは越冬すると大きく育つので、越冬する地域は並べずに単独で植えた方がいいです。

株の増やし方(挿木)

ユリオプスデージーは種子ができないので、増やしたいなら挿木で増やします。そんな貴重なものではないので、普通は新たに苗を買います。

生育する4月〜7月もしくは9月〜10月に元気な枝を5cmほど切って、赤玉土・バーミキュライトなどの無菌の清潔な新しい土に挿し、乾燥しないように水をやりつつ、日陰で管理していると発根します。発根して葉っぱが何枚か出たら、土に植え付けてください。
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管理場所・日当たり

日当たりのいい場所を好みます。半日陰だと花付が悪くなりますが、葉っぱだけでも綺麗なので、気にしないでも。

真夏の暑さと直射日光に若干弱いので、出来れば半日陰へと移動させた方がいいのですが、移動させなくても夏越しは可能です。

水やり

鉢植えは土が乾いたら水をタップリと鉢底から水が出るくらいにしっかりと与えてください。多湿が苦手で、乾かし気味に管理した方がよいです。土が濡れているうちに水をやっていると根腐れを起こします。

冬の寒い時期(12月〜2月)は、午前中に水をやります。午後に水をやると土に水が残って翌朝に凍結して根を傷めることがあります。

地植えにして根付いたら、あとは日照りでもない限りは降雨だけでOKです。

肥料

肥料が少ないと葉っぱが薄い緑になり、濃すぎると濃い緑…黒に近い…色になります。肥料をやりすぎると根腐れを起こしやすくなるので、葉っぱの緑が薄いなぁ……と思ったら、液体肥料を薄めたものを与えるくらいがいいです。いきなり肥料を土に入れ込むのは止めた方が無難。

鉢植えなら冬と夏以外に液体肥料をやる(鉢植えは肥料成分が流れ出やすいため)。庭植えの場合は、肥料はやらなくてもいいです(土中に微量要素が十分あるため)。

切り戻し

大きくなりすぎたり、枝が乱れたり、株元がハゲたら、生育前の春(5月6月)か生育が止まりかけの秋(9月10月)に剪定をします。ユリオプスデージーは剪定に対して強く、半分ほど切り戻しても枯れることはないです。
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