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ペラルゴニウムの育て方…冬越しと夏越しのポイントは?

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ペラルゴニウム
目次
ペラルゴニウムとは?
管理場所・日当たり
水やり
肥料
花ガラを摘む
植え付け・植えかえ
病気・害虫
特徴・由来・伝承
月別育て方のリンク
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学名などの基礎データ
ペラルゴニウムの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ペラルゴニウム
科名
フウロソウ科
属名
ペラルゴニウム属
学名
Pelargonium
別名
ナツザキテンジクアオイ・ペラルゴニューム
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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ペラルゴニウムとは?

ペラルゴニウムはフウロソウ科テンジクアオイ属の多年草。南アフリカのケープ原産のペラルゴニュームグランディフロルムやペラルゴニュームククラタムなどを交配させた品種グループで、花は大きめで一季咲きが多いとされます。

ペラルゴニウムとゼラニウウムは元々、ゼラニウム属に属していたのですが、見直しがあって、ペラルゴニウムとゼラニウムはほとんどペラルゴニウム属(テンジクアオイ属)に移動しました。

店舗で「ゼラニウム」と「ペラルゴニウム」とありますが、境目は曖昧で長い間「ゼラニウム」と呼ばれていたことから、流通上はペラルゴニウム属であっても「ゼラニウム」と呼ばれることが多く、店頭で「ゼラニウム」と表示されていても「ペラルゴニウム」のことがあります。ややこしくてすいません。ペラルゴニウムやゼラニウムは多種の品種があり、そこから多種の園芸品種が開発されています。

ゼラニウムの仲間で育て方は近いですが、ゼラニウムより暑さに強く、寒さに弱いです。
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管理場所・日当たり

年間を通して、日光が当たる場所か半日陰での管理が基本です。日当たりが悪いと生育が悪くなり、開花が鈍くなります。春〜秋は戸外の日当たりか半日陰。冬は霜が当たらないなら戸外。霜が当たったり、0度以下になりそうなら室内に取り込みます。

夏越しのポイントは?

ペラルゴニウムはゼラニウムよりは夏の暑さに強く、夏も戸外の日当たりで管理するのが「普通」なのですが、夏の高温や西日で極端に乾燥するようであれば、半日陰(木陰)に移動させてください。

夏は、その場所の風通しや品種によっては枯れません。結構微妙な具合です。問題ないなら日当たりで管理しますが、半日陰(木陰)の方が無難だと思ってください。

夏の日当たりで管理する場合、直射日光がコンクリの床を照らして非常に高温になります。コンクリに直接おいているとペラルゴニウムの根が傷んで枯れてしまうので、30センチ以上の台を置いてコンクリの床との間に風が通るようにすることで、根の傷みを防げます。

越冬のポイントは?

耐寒温度は2度前後。霜に当たると枯れてしまいますので、霜が降りる前に軒下や室内に取り込んでください。広島だと軒下で越冬しますが、何年かに一回来る寒波で全滅します。冬は室内管理が無難。室内で管理する場合は、冷暖房の風が当たらないようにしてください。風が直撃するとすぐに乾燥で枯れます。

10度か15度以下の寒さに一ヶ月ほど当てることで花芽ができるので霜が降りる直前までは戸外で管理しておきましょう。寒さに当たらないと春以降に咲かないことがあります。普通に育てていて冬の間も15度以上ということはほぼあり得ないが、温室・サンルーフ・床暖房高気密高断熱の家は十分可能なので気をつけましょう。

春、霜が降りなくなったら戸外の日当たりに移動する。霜は関東でも4月下旬に降りることがあるので、天気予報にとにかく注意。

水やり

どちらかというと、ペラルゴニウムは乾燥気味を好む植物なので、水のやり過ぎに注意してください。土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいに水をたっぷりとやります。土が濡れているようであれば、水は控えてください。蒸れて傷みます。

ただし春から秋の生育時期に水を控えると生育不良を起こします。枯れるほどじゃないんですが、花が縮んだり、咲かなかったり、良いことがないので、春から秋には水切れしないように気をつけてください。

冬の水やり

冬は生育が止まります。水やりは、土が乾いてから数日経ってやるようにします。水やりを控えることで寒さにも強くなります。土の表面が乾いていても、土中には水が残っていることがあるので、できれば土壌水分計で計測してから水やりをするようにするといいです。
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肥料

生育する春から秋に液体肥料を10日に一回か二週間に一回やります。肥料が不足すると生育不良を起こしたり、開花が鈍くなります。

花ガラを摘む

花がしぼんだら、花を摘みましょう。花を放置していると、梅雨時期なら灰色かび病が発生したり、見た目もよくないので取り除きましょう。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

ペラルゴニウムは基本的に開花がひと段落してから植え替えをします。6月が適した時期です。植え替えは古い土を落とさず、ひとまわり大きな鉢に植え替えをします。植え替えは2年に一回。鉢底から根っこが出ていたら植え替えをします。3月・9月にも植え替えができますが、これは6月にできなかった場合です。

用土

用土は市販の花と野菜の土(培養土)で植え替えをします。植え替えは春か秋にします。鉢から取り出し、新しい土で古い土を落とさないで、一回り大きな鉢に植え替えをします。開花中の植え替えは避けます。
ゼラニウムの専用土もあります。
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鉢植え

古い鉢から取り出し、土は落とさないで根をいじらないでひと回り大きな鉢に植え替えをします。ひと回りというのは1号か2号大きな鉢のことです。

新しい鉢の底の水が抜ける穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞ぎ、網の上に鉢底石(軽石)を2センチほど敷いて、株を入れて、隙間に用土を詰めていきます。最後に水をやって完成です。水は鉢底の穴から水が出るまでやってください。

詳細はペラルゴニウムの植え替えを参考にしてください。

挿木で更新する

ゼラニウム、ペラルゴニウムを育てていると、下葉が落ちて、茎だけがニョキニョキ伸びて先に葉っぱがちょっと付いた状態になります。解消方法は二つあります。一つは茎を挿木して株を作り直すか、伸びた茎が埋まるくらいに植え替えるかします。

もうひとつの方法は、切り戻しです。先をちょっとずつ切って短く仕立てます。

挿木についてはゼラニウム・ペラルゴニウムの挿し木を参考に。

病気・害虫

あまり病気害虫は発生しませんが、ゼロってわけにもいきません。株が弱ると発生しやすいので、まずは環境を見直しましょう。

病害虫に関してはゼラニウム・ペラルゴニウムの病害虫の一覧まとめを参考に

その他のトラブルについてはゼラニウム・ペラルゴニウムのトラブルまとめを参考にしてください。

特徴・由来・伝承

ゼラニウムに近い植物ですが、一般的にはゼラニウムよりもペラルゴニウムの方が賑やかな花を咲かせます。色合いも種類が多く、春には人気の植物です。

ペラルゴニウムは春~夏にかけて咲く「一季咲き」、ゼラニウムは条件さえ揃えば季節を問わず咲く「四季咲き」であることが多いです。

月別育て方のリンク

1月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
2月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
3月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
4月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
5月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
6月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
7月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
8月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
9月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
10月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
11月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
12月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
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