3月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理

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3月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理

3月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理:3月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
3月に入ると徐々に暖かくなり、ゼラニウムペラルゴニウムも徐々に活動を始めます。最低気温が10度以上ならば戸外の日当たりで管理するといいですが、5度以下になると枯れますし、霜に当たれば一発で枯れるので、基本的には室内で管理するものだと思ってください。暖かい日が続いてもぶり返して寒くなって、霜が降りることもあります。3月はまだ室内で管理するのが無難です。
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水やり

床暖房や温室で最低気温10度以上の環境を保てるならば、開花・生育がありますので、「土が乾いたらやる」という春の水やりと同じくらいにします。気温がそれ以下であれば土が乾いてから二日か三日経ってやるようにします。

3月になると気温が上昇し始め、ゼラニウムは徐々に活動を再開し始めます。水やりは徐々に増やして行きます。しかし、3月の気温は乱高下するものです。3月の下旬になるまでは…最低気温が10度前後を推移するようになるまでは…1月2月通りに乾燥気味の管理をするようにします。

水やりは冬でも10度以下でも鉢底から水が出てくるくらいにしっかりとやります。

肥料

10度以上になると生育し始めます。3月の下旬…彼岸の頃になるとそのくらいの温度に近づいてきて4月以降にはグングン生育します。そのためにも3月の下旬あたりから液体肥料を二週に一回程度やるようにすると4月以降の生育が良いです。

3月4月は気温が10度前後を行き来するので、緩効性固形肥料をやると、根が肥料で傷んでしまいます。調節できる液体肥料が良いです。

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植え付け・植えかえ

3月になり最低気温が10度を超える前に、植え替えをします。根詰まりを防ぎ、春以降の生育のためにも2年に一回植え替えをします。ゼラニウムは10度を越えると開花します。開花しているときに「土を落として根を整理する」植え替えをすると株がショックで弱ってしまいます。

室内の温度が10度以上を保って冬の間も開花していた株も植え替えたほうがいいです。植え替えるときは「土を崩さず、根を切らない」で一回り大きな鉢に植え替えをします。

植え替えは根が眠っている間にするのが基本。3月は眠りから覚める直前で、気温の上昇で植え替えのダメージを取り戻せるので一番適した時期。

開花していないゼラニウムの植え替え

12月〜2月まで10度以下で管理してきたゼラニウム・アイビーゼラニウムは開花する前に植え替えをします。まずは剪定をします。剪定をすることで地上部を減らし根の負担を減らします。ゼラニウムを全体的に半分ほど切り戻します。切る時に枝から葉っぱの新芽が出ている部分の少し上から切るようにします。

用土は一般的な花と野菜の培養土でいいです。もしくは培養土にパーライトを1割ほど混ぜて用土とします。自作する場合は赤玉土7腐葉土3と緩効性肥料を混ぜて使います。鉢から取り出し、古い土を三分の一ほど落とし、変色した根を消毒したハサミで切り落とします。

新しい鉢の底に鉢底の穴を塞ぐ網を入れ、その上に軽石を2センチから3センチ敷いて、その上に用土を株が出過ぎず、引っ込みすぎないように調節して入れて、株を入れて隙間に土を入れていきます。鉢を揺らすと隙間ができるので、隙間にまた用土を入れて隙間ができなくなったら完成です。最後に水をやってください。

植え替える鉢は一回り大きなものでなくてもいい。同じ大きさの同じ鉢でもいい。

ゼラニウムは6号鉢くらいが最大でいい。今のが6号ならそのまま同じ鉢に植え替えていいし、新しいものを用意してもいい。それ以下の場合は6号鉢に植え替える。
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開花しているゼラニウムの植え替え

家が床暖房か、温室管理ができて冬でも10度以上を保てる場合はすでに開花しています。開花している株は根を傷つけるとダメージが大きいので、一回り大きな鉢を用意し、土を落とさないようにして植え替えをします。植え替えは2年に一回です。
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ペラルゴニウムの植え替え

ペラルゴニウム・ハーブゼラニウム(ニオイゼラニウム)は根詰まり防止のために3月か花が終わった6月ごろに植え替えをします。どちらの植え替えも…開花していようが開花していなかろうが、「土を落とさずに植え替え」するようにします。
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管理場所・日当たり

ゼラニウムの管理場所

ゼラニウムは多少寒さに強くて3度から5度以上で霜に当たらなければ戸外でも冬越しするんですが、強い寒波が来るとヤバイので、霜が降りるけど寒冷地ではない…中間地ではこれまで通りに室内で管理するのが無難です。

3月になって気温が上昇して最低気温が5度以上の日も増えて来るんですが、これまで室内や温室で育てていたゼラニウムは寒さに弱くなっているので、いきなり戸外に出すと弱ってしまいます。昼間に戸外に出して寒さに慣らせておくか、3月はまだ戸外に出さないようにします。

長々と書いたけど、室内で管理するのがとにかく無難。

室内で管理する場合は1月2月と同じ。室内の昼間は暖房が掛かっている部屋の日当たりで管理して、暖房の風が直接当たらないようにする。窓の近くは外気が近いので、寒波が近づいたときは昼間はいいが夜は室内の窓から離れた場所に移動させる。

ペラルゴニウムの管理場所

ペラルゴニウム類は多少、ゼラニウムに比べると寒さに弱くて5度以上必要です。0度以下で枯死。3月は基本的にどこの地域でも室内で管理します。

室内の昼間は人が活動して暖房が掛かっている部屋で管理します。日当たりのいい場所で管理しますが、窓の近くは夜中になると氷点下になることがあるので、夜は室内の窓から離れた場所に移動させます。あと、暖房の風には直接当てないようにしてください。

ゼラニウムの挿し木

3月はまだ気温が低いので戸外では無理ですが、温室だったり床暖房高気密高断熱で室温が10度以上ならば挿し木ができます。それでも一般的には4月の中旬まで我慢するのが普通です(気温が低すぎて確率が低い)。ただ、剪定をして出た枝で株を増やしたいならば、やって損はないです。

気温が低いと発根まで時間がかかります。ちなみにペラルゴニウム類は3月は挿し木はしません。ペラルゴニウム類は秋(9月〜10月)にします。
ゼラニウム・ペラルゴニウムの挿し木
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病気・害虫

気温の上昇とともにアブラムシが発生します。見つけ次第捕殺し、薬剤を散布します。
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来月の栽培は?

先月の栽培については
2月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
2月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
ゼラニューム・ペラルゴニュームの管理
を参考に。
来月以降は以下のページを参考にしてください。
4月のゼラニューム・ペラルゴニュームの栽培管理
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