カトリソウ(蚊取草・蚊コロン・カレンソウ)の育て方

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カトリソウ
目次
カトリソウ(蚊取草)とは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
切り戻し・摘芯
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
カトリソウ
科名
フウロソウ科
属名
テンジクアオイ属
学名
Pelargonium graveolens
別名
蚊取草蚊蓮草・蚊コロン
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
カトリソウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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カトリソウ(蚊取草)とは?

カトリソウ(蚊取草)はフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の常緑多年草センテッドゼラニウムローズゼラニウム)の改良品種で、若干柑橘系の香りがして、蚊が嫌う成分を多く含み、蚊除けになるとされるハーブ。蚊コロンやカレンソウといった名前で流通していることもあります。

カトリソウ(蚊取草)はそれほど繊細な植物ではありませんので、市販の土に植えつければ、あとは水と日光だけでも育ちます。
草丈1m
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カレンソウは蚊避けの効果がある?

カレンソウには虫除けの効果があるとされますが、実際に蚊除けの効果を「実感できる」ことはないと思います。ちなみに、葉っぱが擦れて刺激があると、柑橘系の良い香りがし、この香りに蚊避けの効果があるとされるので、虫除けを狙うならば、風が通る場所で管理するようにしましょう。
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水やり

土が乾いていたら水をやってください。鉢植えの場合は底から水が染み出すくらいにやってください。

カトリソウ(蚊取草)は乾燥気味の状態を好みます。水をやり過ぎると根が腐って枯れることがありますので、水のやり過ぎには注意してください。必ず、土が乾いてから水をやりましょう。

肥料

カトリソウが生育しているようなら、週に1回薄い液体肥料をあげてください。もしくは1ヶ月に一回、化成肥料を少量やります。暑さや寒さで生育が止まっているなら肥料はやらないでください。
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植え付け・植えかえ

植えつける時期は真夏と冬以外の期間です。

用土

市販の花と野菜の土で植えつけ・植え替えを行います。もしくはこの培養土に川砂やパーライトを1割か2割入れて水はけをよくするといいです。

鉢植えの植え替え

古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで、根をいじらないで、ひと回り大きな鉢に植え替えます。

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞ぎ、網の上に鉢底石(軽石)を2センチほど敷いて、株を入れて、隙間に用土を詰めていきます。最後に水をやって完成です。水は鉢底の穴から水が出るまでやってください。
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庭植え

霜に当たると枯れるので、庭植えする場合は霜に当たらないところに植えましょう。

庭土を深さ30cmほど掘り返して、土に腐葉土堆肥を2割ほど混ぜ、化成肥料を規定量入れて混ぜて用土とします。水はけが悪いなら川砂・パーライトなどを入れて水はけをよくしておきます。

土を半分戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。

挿木

春〜初夏に茎を切って挿木で増やすこともできます。冬に寒さで枯れる恐れがある場合は、挿木で保険をかけておきたいです。詳細は下記のページを参考にしてください。
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管理場所・日当たり

日当りのいい場所で育ちますが、半日陰のような場所でも大丈夫です。風が通って揺れると虫除け成分が出ますし、カトリソウの健康のためにも風通しが良い方がいいです。

夏越し

高温多湿が苦手で、梅雨や夏の湿度の高い状況が長く続くと最悪枯れることもあります。夏は風通しの良い半日陰に移動させます。とはいえ夏越しが難しい、ということは無く、風通しが良ければ問題はありません。

越冬

冬の寒さに若干弱く、3度以下になると枯れてしまいます。暖地では露地で越冬可能ですが、寒冷地では室内に取り込む必要があります。また霜に当たると枯れてしまいますので、中間地で管理する場合も軒下などの霜が当たらない場所で管理してください。

切り戻し・摘芯

カレンソウの虫除け成分は新芽から出ますので、ある程度伸びたら、切り戻しをすることで、摘芯して、新芽を出させるようにして、虫除け効果を高めてやります。また、株が大きく育たないと虫除け効果は薄いので、摘芯して脇枝を出させて株を大きくしましょう。

放置しておくと、花も咲きますが、花が咲く前に切り戻ししましょう。

病気・害虫

ウドンコ病灰色カビ病ウィルス病アブラムシハダニカイガラムシヨトウムシなどが発生することがあります。

害虫に関しては以下のリンクを参考に
ゼラニウム・ペラルゴニウムの病害虫の一覧まとめ
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特徴・由来・伝承

ピンク・赤・白などの花を咲かせるセンテッドゼラニウム(ニオイゼラニウム・ローズゼラニウム)にシトロネラールという蚊が嫌う成分を出す遺伝子を加えた園芸品種(とされる)。といっても、シトロネラールがどうとかということ以外はゼラニウムと同じ性質なので、ゼラニウムが育つ地域では簡単に増えます。

ネットで検索するとPelargonium graveolensと、「チャイナグラス(シトロネラ草)」を交配させたという記述があるんですが、シトロネラ草はフウロソウ科ではないので、交配は不可能。遺伝子組み換えという意味かもしれませんが、そんな経緯ならもっと喧伝されているはずなので、多分嘘。よって管理人はそもそも効果を疑っている。ただし、ニオイゼラニウム(センテッドゼラニウム・ハーブゼラニウム)が蚊除け・虫除けに利用されていたことはあったので、全く効果がないとは思わないが、目に見えて効果があるかどうかは怪しいと思う。

実際に、どのくらいの効果があるかは、よく分かりません。効果が分かるエピソードがあれば投稿してください。
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