植物を分類するときに「科」というのがあります。その科のさらに細かい分類が「属」です。まず、そもそも「
ゼラニューム属(
ゲラニウム属=
フウロソウ属)」というのがありまして、非常にたくさんの種類のゼラニュームが属していました。
で、ある日、その中から見直すことになりまして、ゼラニュームの中の似ている種類の一群が「
ペラルゴニューム属」として独立したんですね。そのペラルゴニューム属の植物が現在、流通している「ゼラニューム・ペラルゴニューム」の品種になってるんです。
ゼラニウムというのは昔のゼラニウム属に属していたときに呼んでいた名前で、厳密に言えば現在はゼラニウム属じゃなくて
ペラルゴニウム属なんですよ。でも、ゼラニュームで浸透しちゃってるものだから、今でも「ゼラニウム」って呼んでいるんです。だから、ゼラニウムとペラルゴニウムは現在では区別の曖昧な存在です。
だからどちらも
学名は「ペラルゴニウム」ですが、ゼラニュームとペラルゴニュームは元となった品種が違うので、性質が違うっちゃ違うので性質がちょっと違います。