モミジバゼラニウムの育て方
目次
モミジバゼラニウムとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- モミジバゼラニウム
- 科名
- フウロソウ科
- 属名
- テンジクアオイ属
- 学名
- Pelargonium x hortorum 'Vancouver Centennial'
- 別名
- 星咲ゼラニウム
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
スポンサーリンク
モミジバゼラニウムとは?
モミジバゼラニウムは
フウロソウ科テンジクアオイ属(
ペラルゴニウム属)の
多年草のペラルゴニウム・ゾナーレとペラルゴニウム・インキナンの交配種。モミジバゼラニウムの
学名のhortorumはラテン語の「庭」という意味。
長く育てていると木のようになってきます。半耐寒性で、寒さにはある程度の抵抗がありますが、霜に当たると枯れます。冬は軒下で管理することが多いです。地域によっては寒さで枯れますので、室内に取り込んでください。
長期間育てていると、山葵(ワサビ)みたいに、ヒョロっと伸びて先に葉っぱがチョロっと付く不恰好な株になることがあります。これは茎を途中で切って
挿し木するか、茎の部分まで土に植えてしまうか、先から
切り戻して脇芽を出させて、修正するかすれば、キレイなコンモリとした株に戻ります。
スポンサーリンク
水やり
乾燥気味を好みます。過湿に注意しましょう。モミジバゼラニウムはどちらかというと乾燥を好み、水をやりすぎて枯らすことが多い植物です。土が乾くまでは水をやらないようにしてください。長い間、土が濡れている状態が続くと根が腐って枯れてしまいます。
春から秋は土が乾いたら水をやるようにします。夏は土の状態を見ながら、乾燥するならば一日に二回、朝と夕方に水をやります。受け皿に水が溜まっているならば、水を捨てて下さい。水が腐って
病気になります。
冬の水やり
冬は生育が鈍くなりますので、水を控えます。控えるというのは量ではなく頻度です。一度にやる量は年間を通して同じで、鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。
肥料
花がそこそこ咲き、
肥料が切れると開花が止まるので、春と秋の生育時期には週に一回か2週に一回、液体肥料をやります。もしくは化成肥料を1ヶ月に一回やります。
植え付け・植えかえ
時期
モミジバゼラニウムが活動を始める前の3月なら土を落としての植え替えで、同じ大きさの鉢に植え替えることもできますが、それ以外の時期であれば、土を落とさず根をいじらずにひと回り大きな鉢に植え替えます。
用土
土は
ホームセンターなどで販売している「花と野菜の土」を利用します。安いものではなく20リットルで700円以上のものを利用した方が失敗が少ないです。
培養土はできれば、そこに川砂や
パーライトを1割か2割ほど追加して
水はけをよくしておくといいです。
鉢植え
一回り大きな鉢を用意し、鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞ぎ、網の上に鉢底石(
軽石)を2センチほど敷いて、株を入れて、隙間に
用土を詰めていきます。株の土は落とさないで鉢増しが基本です。最後に水をやって完成です。水は鉢底の穴から水が出るまでやってください。
植え替えについては以下のページを参考にしてください。
庭植え
中間地〜
暖地なら庭植えも可能ですが、霜に当たると傷んでしまうので軒下に植えます。それでも寒波によっては枯れるので冬は鉢植えで室内管理が無難です。
庭土を深さ20cm〜30cmほど掘り返して、掘り出した土に
腐葉土か
堆肥を2割ほど足し、化成肥料を規定量入れて用土とします。水はけが悪いなら川砂か軽石かパーライトを入れて水はけをよくして、植え付けましょう。
土を半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、水をやって完成です。
管理場所・日当たり
理想としては春と秋は日当たり、夏は
半日陰、冬は室内の日当たりと移動します。しかし、花を主な目的とした植物ではないので、春から秋はずっと半日陰でも構いません。
耐寒温度は5度と寒さには一定の耐性があるものの、霜にあたると枯れてしまいます。できれば室内の日当たりで管理しましょう。関西では軒下であれば霜が降りる地域であっても越冬は可能ですが、強い寒波が来ると枯れることがありますので注意してください。
病気・害虫
ウドンコ病・
灰色カビ病・
ウィルス病・
アブラムシ・
ハダニ・
カイガラムシ・
ヨトウムシなどが発生することがあります。病
害虫は発生しにくいですが、水はけが悪い・日光不足・過湿など環境が悪いと発生しやすいです。
病害虫に関しては以下のリンクを参考に
特徴・由来・伝承
葉っぱが
モミジのような形をしている
ゼラニウム。育て方は普通のゼラニウムと同じなので、難しいものではありません。
葉っぱが特徴であることと、花が通常のより若干貧相…(趣があるとも言えますがーー)…なことから、
カラーリーフプランツと考えることが多いです。
スポンサーリンク
関連記事