ギムノカリキウム・魔天竜の育て方
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サボテン科
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最終更新
2023-05-10
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ギムノカリキウム・魔天竜の基礎データ
科名
サボテン科
属名
ギムノカリキウム属
学名
Gymnocalycium mazanense
耐寒
5度
水やり
たまにやる程度
場所
日の当たる室内
難易度
上級者向け
魔天竜(マテンリュウ)の特徴は?
ギムノカリキウム・魔天竜(マテンリュウ)はアルゼンチンに自生する
サボテン科
ギムノカリキウム属の
多肉植物
。長い刺が伸びて来る。上の画像は大きな個体なので普通に見えますが、小さい個体でもトゲが長く伸びて、面白いです。ただ、個体差が大きく、トゲ・肌の色、雰囲気が個々でかなり違う。購入するときはその個体の画像を確認してから購入した方がよいですよ。
ギムノカリキウムがブームになったときに、人気があって、守金摩
天竜
(モリキンマテンリュウ)などの系統がありました。現在はマニアが少し取引をする程度に落ち着いています。
自生地は高度の高い…つまり涼しくて、水の少ない荒地で育つ多肉で、栽培は少し難しく、特に過湿が苦手です。
水やり
はかなり控えて、夏はしっかりと遮光する必要があります(少なくとも綺麗に育てたいなら遮光した方がいい)。基本的に高温多湿になる日本の環境に合っていないため、
初心者
は避けた方がいいです。本来は春〜秋に生育する夏型ですが、夏の高温多湿が苦手なので春・秋成長型です。
ギムノカリキウムによくあるタイプで春と秋に生育し、冬と夏に休眠する。根が少し弱く、水やりが多いと
根腐れ
しやすい。
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水やり
土が乾いてから、1週間ほど空けて水をやります。水やりを控えるのが大事で、水やりの頻度は環境によって違うので、あくまで目安です。もっと空けた方がいい場合もあります。春と秋は鉢底から水が出るくらいにやり、受け皿の水は必ず捨てます。
夏は水やりを控えます。土が乾いて1週間ほど空けてから土の表面を濡らす程度の水やりをするか、断水します。
冬は寒さで活動が止まっているので土が乾いてから1週間ほど空けてから土の表面を濡らす程度の水やりをするか、断水します。
肥料
追肥は必要ありませんが、春と秋に薄い液体
肥料
を何回かやると調子が…肌艶がよくなります。
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植え替え・植え付け
時期・頻度
植え替えは、4月から5月に行います。この時に植え替えるとその後の生育で植え替えのダメージを取り返して調子を戻せます。植え替えは、
根詰まり
や土壌の劣化を防ぐために、2年から3年に1回行います。
用土
多肉植物・
サボテン
の土で植え替えます。
植え替えの手順
植え替える前には、1週間から10日ほどの間、水を与えずに土を十分に乾かします。
次に、古い鉢から植物を丁寧に引き出し、同じサイズの鉢または1〜2号大きな新しい鉢に、新しい土に植え替えます。古い土を3分の1から半分ほど除去し、腐ったり色が変わっている根を切り落とします。切った場合は、切り口を日陰で2日ほど干して乾かしておきます。
鉢の底には鉢底ネットを敷き、その上に2〜3cmの鉢底石(
軽石
)を入れ、その上に高さを調節しつつ新しい土を入れます。株を植え、周囲に
用土
を追加して隙間を埋めます。このときは水やりをせず、その後、1週間から10日間、日陰で管理して養生させます。その後、日当たりの良い場所に移動し、水やりを再開して通常の管理に戻します。
管理場所
日光を好みますが、春・秋でも少し強い光には
葉焼け
することがありますので、年間を通して30%ほど遮光しておくといいです。遮光する必要がないという人もいますが、綺麗に育てるなら、した方がいいです。また雨に当たらないようにしましょう。
夏は暑さで弱るので、涼しい木陰に移動させるか、50%ほど遮光します。もしくは室内の日当たりでレースのカーテンで遮光します。
耐寒温度は5度。室内に取り込んで、日当たりで管理します。窓辺で管理することになりますが、窓の近くは寒波が来ると氷点下になることがありますので、寒波が来るときは窓から離してください。また、冷暖房の風が直撃しない場所で管理してください。
病害虫
ハダニ
・ネジラミ・
カイガラムシ
・コナムシなどが発生します。
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