クサソテツ(草蘇鉄)の育て方と特徴
目次
クサソテツの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所病害虫最後に…関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- クサソテツ
- 科名
- コウヤワラビ科
- 属名
- クサソテツ属
- 学名
- Matteuccia struthiopteris
- 別名
- 草蘇鉄、コゴミ、ガンソク
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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クサソテツの特徴は?
クサソテツは北海道〜本州〜四国〜九州北部に自生する
コウヤワラビ科クサソテツ属のシダ植物・
多年草。地下茎を伸ばして、広がっていき、胞子を飛ばしても株を増やしていきます。胞子で増えるので花は咲きません。葉を楽しむ
観葉植物です。胞子で増えるのですが、胞子嚢のある胞子葉と、胞子嚢のない栄養葉が生える。
湿った林の中の木の下に育つ植物で、強い日光が苦手。年間を通して日陰〜
半日陰の場所でしっかりと
水やりをして育てます。春の新芽は山菜のコゴミとして食べられる。葉が
ソテツに似ていることが名前の由来。
草丈50cm
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水やり
乾燥が苦手で、日陰〜半日陰の場所で管理し、鉢植え・庭植えでも土が乾いたら水をやります。特に夏(梅雨明け後の7月〜9月上旬)は乾燥しないように気をつけます。
冬は寒さで活動が止まっているので、水やりは減らします。土が乾燥してから水をやるようにします。水は控えますが断水はせず、定期的に水はやってください。できれば
土壌水分計で測って水やりをすると失敗が減ります。
肥料
追肥は不要。
植え替え・植え付け
時期
植え付け・植え替えは活動している春〜秋のうち、夏を避けた時期に行います。
用土
粘土質の土でない、
腐葉土・
堆肥が入ったある程度の水もちの良い土を好みます。ややこしい書き方をしていますが、一般的な花と野菜の
培養土でいいです。自作する場合は
赤玉土6腐葉土4に化成
肥料を混ぜたものを使います。
鉢の植え替え・植え付けの手順は?
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの場合は、古い鉢から株を取り出し、古い土を三分の1ほど落としてから、同じ大きさの鉢か少し大きめの鉢に植え替えます。植え替えの際に株分も可能です。株元からナイフで切って別々に植えれば株は簡単に増えます。
庭植え(地植え)の手順は?
深さ20cm〜25cmの穴を掘ります。穴を掘る際に大きな石があれば取り除いてください。次に、掘り出した土に腐葉土か堆肥を庭土の3割から4割程度入れて、化成肥料を説明書に従って規定量加えてよく混ぜます。最適な土壌を作るために、できるだけ1週間そのまま寝かせることをお勧めします。これにより馴染んで根が広がりやすくなります。
その後、穴に半分ほど土を戻し、株を植えます。最後に、十分な水を与えて完成です。
管理場所
湿った林の中で生育する植物です。庭植えする場合は木陰〜日陰に植え付けます。夏に直射日光が当たると水切れしやすく、水切れすると
葉焼けしやすいです。水が十分ある湿った場所…水辺であれば、日当たりがよくても大丈夫です。
冬は寒さに当たって、地上部が枯れますが、根は生きていて越冬して春に芽吹きます。
病害虫
病気や
害虫はほとんど見られない。
最後に…
クサソテツは山菜で食べることがあるのですが、シダと誤食することがあります。詳細は以下のページを参考にしてください。
クサソテツは半日陰に植えられることが多くて、
シェードガーデンに植えることもあります。一緒に半日陰に植える候補として以下のページを参考にしてください。
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