イヌシデの育て方
目次
イヌシデの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け植え付け手順管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- イヌシデ
- 科名
- カバノキ科
- 属名
- クマシデ属
- 学名
- Carpinus tschonoskii
- 別名
- 犬四手、シロシデ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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イヌシデの特徴は?
イヌシデは
カバノキ科クマシデ属の
雌雄同株の落葉高木。日本の岩手以南の本州と四国九州に自生する。シデとは神社で見かける白い紙で作ったアレ。果穂がシデに似ていることから名付いている。イヌとは役に立たないとか、劣るとか、小さいとかの意味合いでつけられる名前。
樹高は20mになるため、庭木にはあまり植えられないが、根を制限して
剪定すれば抑えられなくもない。葉っぱに凹凸があり、ちょっとかっこいい。果穂も派手すぎずいい感じ。春に芽生え、開花し、その果穂が秋まで残って熟し、秋に
紅葉し、冬には落葉するので、季節を感じられる
シンボルツリーとしても良い。ただ紅葉は短いのでおまけ程度。
樹高20m
似た庭木に
アカシデやクマシデがあり、アカシデは葉柄・枝が赤く毛が少ない。クマシデは果穂が大きいので、興味がある方はそちらも参考にしてください。
ちなみにセミが来るかもしれないので、苦手な人は注意。
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水やり
一旦根付いたら、自然に降る雨だけでいいです。あまりに乾燥する夏場は様子を見て
水やりをしますが、それ以外は放置でいいです。
肥料
日本の山に自生しているような植物なので、
肥料はなくても十分に育ちますし、あまり大きくなっても困りますので施肥しないでもいいです。
ただ、成長が遅い場合は冬に寒肥として、化成肥料を株元にまくか、根に当たらないように深さ20cmの穴を掘って、
油粕と骨粉のボカシを埋めます。
植え替え・植え付け
時期
落葉時期に植え付けます。新芽が動いている時期に植えると、枯れることもあるので必ず落葉時期に行います。苗は流通していないのでネットショップで買うといいです。
用土
庭植えにする場合は前もって、庭土に
腐葉土や
堆肥を混ぜて
用土とします。
植え付け手順
深さ40cm〜50cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株が麻布に巻かれている場合は、そのまま植えます。いずれ腐って消えてなくなります。根鉢にビニールや針金が巻かれている場合は、腐って消えず、根の広がりを邪魔するので取り除いてから植えてください。
管理場所
日当たりの良いところで管理します。
半日陰でも育ちますが、夏の暑さでも水があれば枯れないので、日当たりに植えるといいです。
というか、株元に真夏に「日陰を作る」ために植えると、夏の暑さに弱い草花の環境づくりに良いです。
剪定・切り戻し
剪定には強いが、剪定すると樹形が乱れるので、できれば広い場所で育てて剪定は抑えたい。高さを抑える場合は、
芯止めをして、枯れ枝、変な方向の枝、徒長した枝を落とし、風通しよくするために枝を間引く。枝を切る時は必ず、枝分かれしているところで切って、不恰好にならないようにする。
手に余る大きさに育った場合は無理せず、業者に依頼して剪定してもらうか、伐採してもらいましょう。
病害虫
ほとんど見られない。
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