セロジネの育て方
目次
セロジネの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- セロジネ
- 科名
- ラン科
- 属名
- セロジネ属
- 学名
- Coelogyne
- 耐寒
- 5度〜10度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 中級者向け
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セロジネの特徴は?
セロジネは東南アジアに自生する
ラン科の
多年草植物。木や岩に根を張ってくっついて生育しています。花の色・形状が色々とあり、マニアが多種集める植物でもあります。
セロジネには2種類あります。一つはヒマラヤの高山に育つ北方系で、もう一つは平地に育つ南方系です。北方系は多少寒さに強くて夏の暑さに若干弱く、南方系は寒さに弱くて夏の暑さに強いという違いがあります。
中でもセロジネ・インターメディアやセロジネ・クリスタータが育てやすくラン栽培の
初心者向きとされます。
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水やり
水を好み、多湿の環境を好みます。
ミズゴケで植えることになるんですが、ミズゴケが乾き切らない様に
水やりをしましょう。また、葉っぱにも水をかけるか、霧吹きで水をかけて乾燥を防ぐ様にします。
夏は気温が上昇して蒸発しやすくなり、乾燥しがちです。朝と夕方の2回、しっかりと滴るくらいに水やりをしましょう。それでも乾燥するなら、ミズゴケを増やして植え直すか、軽く腰水にします。もしくは
半日陰・日陰に移動させて、とにかく乾燥を防ぎましょう。
肥料
最高気温が20度、最低気温が10度を超える4月以降に一ヶ月に一回、緩効性固形
肥料(化成肥料)をやるといいです。緩効性固形肥料(化成肥料)は水にとけて吸収されるので水をやる時に、肥料にかけるようにするといいです。
緩効性固形肥料(化成肥料)と同時に、液体肥料を1週に一回水の代わりにやるといいです。
植え替え・植え付け
時期・頻度
春の活動を始める頃に植え替えをします。ミズゴケが腐って劣化するので植え替えは毎年行いましょう。
用土・植え込み資材
ミズゴケで植え付けます。水を好む植物なので、ミズゴケが適していて、他の資材で植えると水切れしやすく、生育が遅くなります。
植え替えの手順は?
植え替えをする前の日からミズゴケを水につけて吸水して戻しておきます。
鉢から株を取り出し、根についたミズゴケを全て取り除きます。とくに腐って黒くなったミズゴケは清潔なピンセットで丁寧に取り除きます。また、黒くなった根も取り除きます。
株を新しいミズゴケで包んで、それを鉢に突っ込みます。動かなければそれでいいです。
これだけでもいいですし、鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に
軽石を少し入れて、その上に突っ込んでもいいです。
花が咲いても枝垂れるので支柱は不要です。
管理場所
4月〜10月の気温が20度以上の時期は戸外の木陰か、寒冷紗などで50%ほど遮光した場所で管理します。強い日光に当たると
葉焼けしてしまいます。ちなみに水切れすると葉焼けしやすくなるので、水やりを増やすことでも多少は葉焼けを防げます。
冬の管理場所
冬は室内の日当たりで管理します。冬の直射日光ならば問題ないです。
窓辺で管理する場合、寒波がくると窓の近くは氷点下に下がります。その場合は夜だけは窓から離しておいて、朝になって室温があがったら窓に戻して日に当ててください。
北方系が多少寒さに強いといっても5度くらいが限界です。南方系は10度以上欲しいです。
寒さには弱いですが冬に6度〜8度の寒さに当たると春以降に開花しやすいとされます。なので秋以降も戸外に残して寒さに当てるといいですが、タイミング次第ではそのまま枯れることがあるので、ちょっとした知識として知っておく程度にしておきましょう。
暖房の風は乾燥していて直撃すると枯れてしまいますので直撃を避け、水をしっかりとやり、
葉水をしましょう。
剪定・切り戻し
花が茶色く変色したら根本の緑の部分を切って取り除きます。
花茎の根本は残しておきましょう。
病害虫
ほとんど病
害虫は見られないが、水やりが多く多湿になるので
ナメクジが出ることもあります。
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