マミラリア・銀河丸の育て方
目次
マミラリア・銀河丸の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- マミラリア・銀河丸
- 科名
- サボテン科
- 属名
- マミラリア属
- 学名
- Mammillaria saetigera
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 季節による
- 難易度
- 中級者向け
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マミラリア・銀河丸の特徴は?
マミラリア・銀河丸(もしくは単に銀河)はメキシコに自生する
サボテン科マミラリア属の
多肉植物。球形の幹にイボイボがあり、その根本に真っ白い線毛が生え、イボの先の刺座にも長いトゲが見られる。上の画像はあんまり毛が生えていないですが、線毛が増えると、株全体が真っ白になります。
株の上部に円形に濃いピンクの花が咲かせ、まるでピンクの王冠とかティアラでもかぶっているようです。開花後に
種子が取れ、種子からも増やせます。また、株元から子株が出てくるので、これを切って新株を作ることも可能です。
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水やり
土が過湿になると、
根腐れの原因となりますので、銀河丸の土が完全に乾いてカラカラになってから水を与えるようにしてください。春と秋には、鉢の底から水が流れ出るくらいのしっかりとした
水やりをしましょう。
夜中の温度が25度以上の時期になる夏は暑さで銀河丸は調子を崩しますし、冬は寒さ(10度以下)で生育が止まりますので、夏と冬は土がカラカラ乾くまで待ち、水を与える際には土の表面を軽く湿らせる程度にとどめてください。
夏に調子を崩す理由については
冬の水やりについての詳細は
を参考にしてください。
肥料
気温が15度〜25度くらいの時期…春と秋は銀河丸が生育しているので、通常の2倍に薄めた液体
肥料を水の代わりにやってください。
植え替え・植え付け
時期・頻度
春に銀河丸の植え替えをします。春に植え替えると春と秋の生育時期に植え替えのダメージを取り返せます。土の劣化を防ぐために二年か三年に一回、植え替えをします。
用土
水はけの良い土じゃないと根腐れするので、多肉植物・
サボテンの土で植え替えます。
植え替えの手順
植え替え前には、約1週間から10日間は水やりを抑え、土を十分に乾燥させるように心掛けてください。濡れた土のまま植え替えると、植え替え後に根腐れのリスクが高まります。
古い鉢から植物を取り出し、古い土の約3分の1を取り除き、傷んだ根を切り取ります。根を切る場合は、切り口を2〜3日間日陰で乾燥させ、その後に植え替えを行ってください。取り出す際は、トゲを通さない革手袋を着用し、植物を新聞紙で包みながら作業します。
鉢は素焼き鉢が蒸発しやすくて好ましいですが、プラスチックの鉢でも水やりの頻度を調整すれば問題ありません。
用意した鉢底には鉢底ネットを敷き、その上に
軽石を2cmから3cmほど敷いて、新しい土を追加します。銀河丸の土面が鉢の縁から2cm下になるように調整し、銀河丸の株をセットして隙間に土を入れます。
この段階では水やりは行わず、戸外の日陰に1週間から2週間ほど置いて養生させます。その後、通常の水やりを再開し、日向に戻して通常の管理に戻してください。
管理場所
春と秋に、日光を十分に浴びるような場所で管理することが望ましいです。銀河丸は屋外での管理が最良ですが、室内でも日光の良く当たる場所で育てることが可能です。春と秋に丁寧に育てることで、健康になり
夏越し・越冬がしやすくなりますので、しっかりと日光に当てましょう。
夏越し
夏には高温になり、銀河丸は調子を崩します。木陰や室内でカーテン越しに日光を取り入れます。夏は調子を崩していると強い日光に当たると
葉焼けすることもあります。調子を崩す要因の詳細は
CAM光合成を参考にしてください。
越冬
冬には銀河丸は霜に当たると枯れる可能性があるため、基本的には室内に移動させます。室内では、窓辺に置いて十分な日光を与えますが、窓際は寒波が来ると気温が0度以下に下がることがありますので、寒波が予想される場合には窓から離してください。最近は二重窓や断熱材が優秀なので窓辺でも問題ないことが多いですけどね。
また、冷暖房の風は非常に乾燥しているため、直接植物に当たらないように注意してください。風が直接当たらないようにすれば問題ありません。
病害虫
ネジラミ・
カイガラムシ・コナムシなどが発生します。
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