サイネリア・ティアウィッチの育て方…夏越しに挑戦するには?

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サイネリア・ティアウィッチの基礎データ

サイネリア・ティアウィッチ
科名
キク科
属名
フウキギク属
学名
Pericallis×hybrida 'tears of The Witch'
別名
魔女の涙
耐寒
5度
水やり
水を好む
場所
日の当たる室内
難易度
中級者向け
サイネリア・ティアウィッチの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

サイネリア・ティアウィッチの特徴は?

サイネリア・ティアウィッチ:サイネリア・ティアウィッチの特徴は?

サイネリア・ティアウィッチ:サイネリア・ティアウィッチの特徴は?
サイネリア・ティアウィッチは香川県モリヒロ園芸に作出されたキク科フウキギク属の多年草サイネリア園芸品種。なによりの特徴はこの色合い。これまでのサイネリアではなかった色合いの赤・青・紫で、非常に鮮やかにグラデーションする。サイネリアというと古い花材で見慣れているが、ティアウィッチには店舗で足を止めるくらいにはインパクトがあります。草丈は20cmくらいです。

ところで品種名は「ティアーズオブウィッチ」で「魔女の涙」なんですが、なぜか流通の際はティアウィッチとなっている。多分、市場の取引での表示の文字数を抑えたかったんだだろうな、と思う。

一年草扱い?夏越しするコツは?

栽培については通常のサイネリアと同じで、秋から冬に開花・販売され、気温が上昇する5月以降は花も止まり、株は弱って、夏までには枯れる一年草扱い風通しの良いところで管理すれば夏越しも可能ですが、地域によっては難しいです。

でも、夏越しさせれば秋から盛り返し、開花します。

では夏越しのポイントをあげていきましょう。

気温が20度以上になると弱ってきて、生育が鈍くなります。蒸れて枯れるので、徐々に水やりを減らします。ここで大事なのは、底面給水の鉢の場合は、鉢底の水を貯める部分に「水がたまらないように」することです。水やりをすれば、ここに水がたまるんですが、鉢を傾けて、水をすべて出しておきましょう。カップが取り外せるタイプなら、パカっと外しておきましょう。水が溜まっていると、確実に蒸れて枯れます。

草丈の高さ半分に刈り込んで、傷んだ葉っぱをむしって風通しをよくします。

あとは、風通しの良い明るい日陰で管理します。

春以降は生育をしていないので、肥料はやらないでください。リキダスとか発根剤も今はやめておきましょう。

箇条書きにすると
●春以降は水やりを減らす。底面給水はカップを外すか、水を溜めないようにする。

●高さ半分に刈り込む。

●風通しの良い、明るい日陰で管理。

●肥料はやらない。

夏にティアウィッチの元気がないのが当然ですし、暖地や猛暑の年なら夏越しはかなり厳しいので、枯れるのが普通…くらいの気持ちで気楽に挑みましょう。趣味のガーデニングがストレスになるのは避けた方がいいですものね。

以下の他の項目も参考にしてください。
より詳細な育て方はサイネリアを参考にしてください。

水やり

ティアウィッチの鉢の土に指で触ってみて水分が感じられないなら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿に水がたまっていたら捨ててください。底面給水鉢の場合は、秋〜4月までは底に水をためましょう。

肥料

ティアウィッチが生育する秋と開花している時期は液体肥料を規定の倍率で薄めて水の代わりに、週に一回か、2週に一回やってください。肥料がないと花が咲かなくなりますので、必ず追肥しましょう。

植え替え

鉢植えのままで鑑賞するもので、寄せ植えにはしない。

もしもティアウィッチを夏越しできたら、秋の気温が25度以下になった9月〜10月に植え替えをします。植え替えの手順用土についてはサイネリアを参考にしてください。

栽培環境・置き場所

ティアウィッチは冬に流通しているから寒さに強いと誤解されがちですが、霜に当たると枯れますし、霜が降りるくらいの気温になるとフニャフニャになってしおれて、そのダメージを取り返すのはそのシーズン内ではなかなか難しい…くらいに弱りますので、冬は室内の日当たりで管理します。室内の窓の近くで日光に当てることになるんですが、寒波が来ると氷点下になることもあるので、その夜は窓から離してください。

5月になったら高さを半分に刈り込んで、風通しの良い戸外の雨の当たらない木陰・半日陰に移動させて、水やりを減らして管理します。

病気・害虫

灰色カビ病ウドンコ病アブラムシコナジラミなどが発生することがありますが、基本的には冬には発生せず、春になり気温が上昇してくると発生します。
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鉢植え園芸品種一年草扱い
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