アマリリスを植えっぱなしで楽しむ!初心者でも簡単な栽培方法
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アマリリスを植えっぱなしで楽しむ!
アマリリスを植えっぱなしで楽しむ方法について詳しくご紹介します。
アマリリスは、その豪華な花と簡単な育て方で人気がありますが、植えっぱなしで長期間楽しむためにはいくつかのポイントがあります。この記事では、日本の気候に適したアマリリスの植えっぱなし栽培について、詳細に説明します。
まずはアマリリスについて簡単に解説しておきますね。
アマリリスは南アメリカ原産の
球根植物で、美しいトランペット状の花を咲かせます。花の色は赤、ピンク、白、オレンジなど多様で、ガーデンに鮮やかな彩りを加えます。アマリリスは冬から春にかけて花を咲かせ、その後夏に葉が成長します。これにより、一年を通して楽しむことができます。
最初に簡単にまとめ
・冬の最低温度が5度以上なら地植えで植えっぱなし可能。
・5度以下になる地域では鉢植えで管理し、冬は室内に取り込む。
・温暖化で庭植えで越冬できる地域は増えてます。
・微妙な地域で庭植えするなら、希少ではない品種で。
・
水はけの良い土で植える。
・定期的に有機物を追加する。
・葉っぱがあるうちは
肥料をやり、球根を太らせる。
・寒さに強いガーデンアマリリスの場合、マイナス5度まで耐える。
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植えっぱなしが便利
アマリリスは条件がありますが、植えっぱなしが可能です。以下の項目を確認しておきましょう。
植えっぱなしの条件1…最低温度5度以上
大事なポイントの一つは冬の温度。10度で
花芽ができ、5度で枯れるので、5度以下にならない地域であれば地植えで植えっぱなしも可能です。
日本の
暖地(5度以上)では冬越しが可能であり、地植えも十分に可能です。
中間地では冬越しが微妙な場合もありますが、近年の温暖化によって平野部では越冬できるケースも増えているため、貴重ではない品種であれば地植えを試みるのも一つの方法です。植えっぱなしで楽しむためには、地域の気候を考慮して適切な場所を選びましょう。
ただし、ガーデンアマリリスという耐寒温度マイナス5度のグループがあり、こちらであれば中間地(関東以西の平野部)であれば、地植えで問題なく越冬できます。この種類だと、無難に越冬できます。
5度以下になる地域では鉢植えで栽培し、冬は室内で管理します。
植えっぱなしの条件2…水はけの良い土で
球根植物は水はけが悪いと過湿で腐って枯れてしまいます。鉢植えであれば、一般的な
培養土に
軽石小粒か川砂を1割足して、水はけをよくしてから植えます。
地植えであれば、水はけよくなるように軽石小粒か川砂を足して調節します。よくわからない場合、植え付ける場所の土を培養土に軽石小粒か川砂を1割足したものとごっそり入れ替えます。
もしくは
レイズドベッドにして植え付けましょう。
・ギフトのアマリリスの土は黒い
ピートモスに植えられています。このピートモスは水もちがよく、一般家庭では球根が腐る原因となります。できれば、水はけの良い土に植え替えるといいです。植え替えはもちろん休眠時期に。
植えっぱなしのための基本的な植え付け
アマリリスを植えっぱなしで楽しむためには、最初の植え付けが重要です。健康で傷のない球根を選び、上記のように排水性の良い土壌を用意します。
球根の上部が土から少し見える程度に植え付けることで、球根が腐るのを防ぐことができます。また、大きな球根は株間30cm。小さな球根は20cm程度空けて植えます。これにより、球根が十分なスペースを持ち、健康に成長します。
アマリリスは日光を好むため、日当たりの良い場所に植えることもポイントです。特に、成長期には十分な日光を浴びることで、健全な成長を促します。
アマリリスは冬に水を切ると開花しやすいのですが、雨が当たらない所にする必要はないです。日本の冬は雨が少ないものなので、そこまで気にしないでいいです。それより、植える土の水はけがよければそれで問題ないです。
植えっぱなしでのケア方法
大事な水やりと水はけ
地植え(庭植え)なら自然の雨で
アマリリスを植えっぱなしで楽しむためには、適切なケアが必要です。地植えであれば、自然に降る雨でほぼ大丈夫ですし、庭に他の植物の
水やりのときにやれば、それで問題ないです。
鉢植えの場合は土が乾いたら水やりを
鉢植えの場合で、春から夏の葉っぱがある時期は、土が乾燥しきらないように定期的に水やりを行いましょう。ただし、過湿は球根を腐らせる原因となるため、水はけの良い土壌を保つことが重要です。
って書くと難しいですよね。土がずーっと濡れているのはまずいですが、生育時期に水が切れると生育が悪くなり、その後の生育が問題になる、のですが、大抵は水のやりすぎで腐って枯らすことが多いです。
初心者の人は「控えめ」にしとくといいですよ。慣れてる人はいいんですが、初心者は水切れを恐れて過剰に水やりしすぎになりがち。球根植物って中に水を貯める構造になっているので、過湿に弱いのが基本です。
そこで、初心者は土に触ってから水やりをするか、
土壌水分計(水やりチェッカー)を使って「乾燥」になってから水やりすると失敗が減ります。
地上部がなくなってからは水やりを減らし、10度以下になったら水やりはしません。詳細は
を参考にしてください。
成長期は肥料を追加
成長期…葉っぱがある時期(4月〜9月)には、月に一度、化成肥料をやるか、週に一回、液体肥料を水で薄めて、与えるといいです。化成肥料は月一回でいいので面倒じゃないですが、やりすぎると調子を崩すので、初心者は調節しやすい液体肥料で様子を見た方がいいですよ。
花が咲き終わった後は、花を根本から切り、葉っぱだけになります。葉っぱがあるうちは日光に当てて、肥料をやります。この時期に球根が太って、その溜め込んだ栄養で来年開花するので、この時期が「来年開花させる」には大事になります。
5度以下の地域では鉢植えにして冬は取り込む
日本の寒冷地では、地植えではさすがに厳しいので、地植えにはせず鉢植えで管理し、冬は室内に取り込みます。ただ、アマリリスは寒さに当たって花芽をつけるので、取り込む前に10度前後の寒さに当て、最低気温が5度以下になる前に取り込みます。
鉢植えの場合は
8号鉢に1株(=1球根)を植えましょう。鉢植えにする場合は、プラ鉢ではなくて、陶器や素焼きの鉢にします。というのも
花茎が伸びてその先に大きな花を咲かせるため、軽いプラ鉢だと倒れてしまうんです。
注意点
定期的に有機物を追加
数年ごとに土壌の改善を行うと良いでしょう。植えっぱなしにすると土壌の栄養分というか有機物(
腐葉土・
堆肥)が減少するため、新しい腐葉土や肥料を追加することで健康な成長を維持します。
特に鉢植えだと有機物は不足しがちなので植え替えてのときに新しい培養土を足して植え替えて、補給します(培養土には最初から腐葉土・堆肥が入っている)。地植えでも4年〜5年たつと不足して球根が太らなくなって開花しなくなるので、掘り上げて株分し、必ず有機物を追加しましょう。
定期的に株分をする
数年ごとに株分けを行うことで、球根が密集するのを防ぎ、健康な成長を促します。密生すると開花しないこともあります。株分けは、植え替えを兼ねて、休眠期…地上部が枯れていて、掘り出していじってもダメージのない秋〜冬に行うと良いでしょう。
ちなみに葉っぱがある時期は根が動いていて、いじると調子を崩すのでやめてくださいね。
最後に
アマリリスを植えっぱなしで楽しむことは、初心者でも簡単にできるガーデニングの一つです。適切な植え付けとケアを行うことで、美しい花を毎年楽しむことができます。
手間をかけずに長期間楽しめるアマリリスを、ぜひ皆さんのガーデンに取り入れてみてください。日本の気候に合わせた栽培方法を参考に、素敵なガーデンライフを楽しみましょう!
育て方の詳細は
も参考にしてください。
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