タイツリソウの育て方

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タイツリソウの基礎データ

タイツリソウ
科名
ケシ科
属名
ケマンソウ属
学名
Dicentra spectabilis
別名
ケマンソウ・鯛釣草
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
タイツリソウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

タイツリソウ(鯛釣草・ケマンソウ)とは?

タイツリソウ(鯛釣草・ケマンソウ)はケシ科ケマンソウ属の中国朝鮮原産の宿根草。春に芽を出し、5月〜6月に開花し、秋から冬に地上部が枯れますので、実質人目につくのは春から初夏です。庭植えにした場合、どこに植えたのか分からなくなりますので、間違えて捨てたり掘り返したりしないようにしましょう。

全体に毒があるので注意してください。

花が何個も連なって咲きます。下から順番に咲き始め、徐々に上がっていきます。一番下の花がしぼんだら切り取って、切花として飾った方が次の花が咲きやすくなります。しぼんだ花に種を作ろうと栄養がまわり、次の花が咲きづらくなります。
草丈40cm〜60cm

管理場所・日当たり

半日陰か明るい日陰が適した場所です。日当たりがよいと夏に乾燥で弱りますので、庭植えの場合は半日陰か明るい日陰に植え付けます。

鉢植えの場合は、春は日当たりで管理し、夏は半日陰か明るい日陰で管理し、タイツリソウは寒さに当たって翌年の花芽をつけるので、冬は戸外でしっかりと寒さに当ててください。

水やり

地上部があるうちは、土が乾いていたら水をしっかりとやります。真夏は乾燥しないように朝と夕方にしっかりと水をやってください。昼間に水をやると、水が沸騰して根が傷みます。

夏以降になるとタイツリソウは葉っぱが枯れて休眠期に入ります。鉢植えの場合、地上部がなくなると水をやらなくなりがちですが、根は生きています。完全に乾燥しない程度に…土が乾いて数日経って水をやる程度の控えめな水やりを続けます。

肥料

タイツリソウが活動を始める直前の3月〜4月に一回、開花が終わった6月〜7月前後に一回お礼肥として、化成肥料をやります。地上部がなくなって以降は肥料はやらないでください。根を傷めてしまいます。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替えは3月〜4月か、10月〜11月に行います。鉢植えの場合は一年に1回植え替えをしてください。その際、株分けもします。タイツリソウは太い根があります。傷つけないように掘り起こしてください。

用土

これといった土質を選んだりしません。市販の土で植えてください。できれば市販の土に赤玉土パーライトを1割入れて水はけをよくするといいです。

庭植えの手順

鉢植えより庭植えの方が大きく育ち、花が咲きやすいです。ただ、一度植えたら移植は難しいので気をつけてください。
深さ30cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土堆肥を足して、化成肥料を少量だけ入れ、水はけが悪いようならばパーライトや鹿沼土を足して水はけをよくします。土を半分戻して株を入れ、隙間に土を入れて、水をしっかりとやって完成です。

鉢植えの植え替えと株分け

鉢の底の穴を鉢底穴でふさいで、その上に鉢底石(軽石)を2cm入れ、その上に用土を入れて、株を入れて隙間に土を入れます。最後にしっかりと水をやって完成です。

植え替えのときはできれば土を崩さず、根を傷つけないようにして、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。植え替えの際に株分けも可能です。株分けもする場合は、太い根を傷つけないように分けて、別々に植え付けます。

病気・害虫

アブラムシ
アブラムシは春に発生し、汁を吸って植物を弱らせます。少しのアブラムシでも大量に増えるので、発見次第取り除くようにします。大量発生したら、薬剤で駆除します。

ヨトウムシ
ヨトウムシは夜になると現れて、葉っぱを食べて昼間は土中に潜る芋虫。葉っぱの裏に卵を産みつけるので、葉っぱの裏をチェックして、卵があったら葉っぱを取って、廃棄・駆除します。

最後に

庭植えなら半日陰で植えっぱなしにできる便利な植物で、独特な花を咲かせるのでワンポイントとして、シェードガーデンナチュラルガーデンに利用されます。他に半日陰でも育つ植物をまとめているのでシェードガーデンを参考にしてください。
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