ストケシアの育て方…地植えの場合は地下茎が広がらないように
目次
ストケシアとは?植え付け・植えかえ管理場所・日当たり水やり肥料花ガラ摘み冬は地上部を刈る病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ストケシア
- 科名
- キク科
- 属名
- ストケシア属
- 学名
- Stokesia laevis
- 別名
- ルリギク
- 耐寒
- マイナス10度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ストケシアとは?
ストケシアは
キク科ストケシア属の
多年草。地下茎で横に広がり、困るかもしれない。枝分かれして咲き、
ヤグルマギクに似た花も派手。暑さ・寒さに耐性があって、
初心者向きの育てやすい植物です。
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植え付け・植えかえ
時期と頻度
植え付け・植え替えはは春か秋の開花していない時期に行います。
鉢植えならば出来れば毎年。もしくは二年に一回。庭植えでも三年に一回は植え替えと株分けをします。鉢でも庭でも根が詰まって来て、生育が悪くなるからです。ただ、三年も育てると別の植物を育てたくなるかも。
用土
酸性の土が苦手で多湿に弱いので、中性の
水はけのよい土で植えつけます。市販されている
培養土でも大丈夫ですが、培養土に
パーライトを1割混ぜて水はけをよくするといいです。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜた水はけの良い土が向いています。
市販の土は前もって中和しているので
石灰を入れて中和する必要はありません。
鉢植え
新しい鉢の底に鉢底網(鉢底ネット)を敷き、鉢底石(
軽石)を2cm〜3cmほど敷いて、新しい土を追加して株を入れて植え替えをします。最後にしっかりと水をやります。このとき適当にハサミで切って株分けも出来ます。
植え替えをするときは古い鉢から株を取り出して半分ほど土を落としてから、根の負担を減らすために地上部を半分刈り込んでおきます。株分けも可能ですし、根を切って、土に植えると株が増えるほどに強い植物です。
庭植え
ストケシアは酸性が苦手です。庭植えする場合は、庭に植える場合は深さ20cmほど掘り返して、庭の土に
苦土石灰を1平米あたり80gほどまぜて中和させておきます。植え付けの一週間前までにすると良いです。
土に牛糞
堆肥や腐葉土を元の土に対して2割ほど混ぜます。ストケシアは
肥料が多いと生育が悪くなるので、肥料は規定量より少なめにします。庭の土の水はけが悪い場合は、軽石・川砂などを入れて水はけをよくするか、盛り土(
高植え)・
レイズドベッドなどをすることで水はけ対策をします。
一週間して土が馴染んだら植え付けます。株間は30センチほど取って植え付け、最後に水をしっかりとやってください。
庭植えの地下茎対策!
ストケシアは地下茎で広がり、他の植物を駆逐することがあります。庭植えにする場合は、「広がってほしくないところ」との境目に深さ20cmまで仕切りを入れます。
もしくは根切をします。根切はスコップなどでストケシアの根を切ることで広がりを防ぐ作業ですが、切った根からでも芽が出て株となるので、植え付けの際に仕切りをするか、鉢植えにするのがいいです。
管理場所・日当たり
日当たり良い場所か、
半日陰で育てます。日当たりの良い方が花つきがいいですが、半日陰でも十分育ちます。
耐寒温度マイナス10度と耐寒性があり、関東以西では戸外で放置で越冬可能。寒冷地でも
マルチング…(株の根本にワラや腐葉土を敷いて土が凍るのを防ぐ)…を行えば、戸外で越冬可能です。
水やり
多湿に少し弱く、水をやりすぎると蒸れて傷むことがあります。鉢植えにした場合は、土が乾いたら、鉢底から水が染み出すくらいに水をしっかりとやります。
庭植えの場合は、植え付けしてすぐの二週間ほどはしっかりとやりますが、その後は真夏か、余程日照りでもなければ、わざわざ水をやる必要はありません。
肥料
肥料が多いと生育が悪くなったり、腐ることがありますので多肥は避けます。肥料がなくても枯れるわけではないですが、少量あるとよく開花します。春に新芽が出る前か開花前(3月)に一回、開花後(9月〜10月)に消耗した栄養補補給として一回、緩効性化成肥料を少量やります。
花ガラ摘み
花がしぼんだら、摘んでやると長く花が楽しめます。花がしぼむと種を作ろうとして、種にエネルギーが回り、次の花が咲きづらくなりますし、株が弱ります。
冬は地上部を刈る
冬に地上部が枯れたら、地際で刈り込んでしまいます。放置していると春に新葉と枯れ葉が混じって汚くなります。
病気・害虫
ほとんど見られません。
特徴・由来・伝承
「ストケシア」は1765年にイギリスのバーミンガムに1765年に設立されたルナーソサエティの一員、ジョナサン・ストークにちなんで付けられた名前。
ちなみにルナーソサエティは満月の夜、イギリスの知識人が集まって当時の新しい発明や発見などを語り合う場で発足人、代表者はエラスムス・ダーウィン。進化論のチャールズ・ダーウィンの祖父。
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