ワイルドオーツの育て方
目次
ワイルドオーツとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり特徴・由来・伝承最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ワイルドオーツ
- 科名
- イネ科
- 属名
- チャスマンティウム属
- 学名
- Chasmanthium latifolium
- 別名
- 宿根コバンソウ・西洋小判草・ニセ小判草
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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ワイルドオーツとは?
ワイルドオーツは
イネ科チャスマンティウム属の
多年草。アメリカのニュージャージー州・カンザス州〜フロリダ州・テキサス州で自生しています。
コバンソウに似ていますが、実の形が少々違いますし、何よりコバンソウは
一年草でワイルドオーツは
宿根草です。
7月から8月あたりに花が咲き、その後12月まで実を楽しみます。冬になると実が熟して茶色に変わります。草丈は1m前後、横幅も60cm程度と扱いやすい大きさにまとまります。切り花としても人気がありフラワーアレンジや花束の材料としてよく流通しています。
花が咲かないので
初心者は好みませんが、育てやすく初心者向き。風にそよぐ姿は外国産ながら和の雰囲気があって風情があります。
冬は地上部が枯れて茶色くなります。その姿も風情があります。冬は株元にトゲのような冬芽で越し、春になるとまた新芽を伸ばして繁茂します。
こぼれダネでも広がりますが、そこまで広がりすぎることもないので管理しやすいです。
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水やり
自生地ではジメジメした日陰で育つ
雑草なのですが、日当たりであっても乾燥していても枯れるわけではなく、ちゃんと育ちます。水を好み、よほどビシャビシャにしない限りは
根腐れをすることもありません。鉢植えの場合は、土が乾燥しているようであれば水をやります。
冬は地上部が枯れるのですが、それでも時々水をやらなくてはいけません。雨ざらしになっていれば
水やりは不要です。
庭植えならば自然に降る雨だけで十分です。乾燥する時期に水やりをする程度でいいです。
肥料
春先に液肥を少しあげるといいですが、基本的に
肥料は不要です。
植え付け・植えかえ
時期
春〜秋に植え付け・植え替えをします。
ホームセンターなどにはほとんど見かけないので植えたい場合はネットショップで買った方がいいです。
用土
用土は市販の
培養土を使います。自前で混ぜて作る場合は
赤玉土6
腐葉土4です。少々割合が変わっても大丈夫です。
鉢植えの植え付けの手順
鉢植えの場合、大きな鉢に植え替えると大きな鉢に合わせて成長しますので都合のいい大きさの鉢に植えます。
鉢植えの底の穴を網で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭植えの手順
深さ20cmを掘り返して、元の土に対して2割ほど腐葉土か
堆肥を混ぜ、よく耕して用土とします。株同士は80cmほど空けます。
管理場所・日当たり
暑さ・寒さにも強く、乾燥にも多湿にも強いという初心者向き植物です。最も好む環境は「湿った日陰」。ですが日当たりでも日陰でも乾燥しても湿っていても基本的にどこでも育ちます。
真夏も
半日陰に移動させる必要が無いですが、日当たりだと蒸発が激しく、水が極端に切れると枯れてしまいますので、気をつけてください。
特徴・由来・伝承
宿根コバンソウという別名の通り、宿根です。冬の間は地上部が枯れてしまいますが、春には芽を出しまたかわいらしい実をつけてくれます。繁殖力旺盛ですが、地下茎でどこまで広がっていくというほどではなく、広がり過ぎないようにするのは簡単です。とはいっても
こぼれ種でも増えますのが、
発芽率が悪いのかそこまでにはなかなかなりません。
大きめの鉢に植えて和風ガーデニングというイメージで育てるといいかもしれません。
とにかく頑健。一言で言うと雑草です。ですが、風に揺れてもなかなか折れないことや、日本人好みの野趣ある立ち姿が人気。
最後に…
ワイルドオーツはアメリカの植物ですが、その立ち姿や扱いやすさから、上級者には人気のガーデニング材です。これから人気が出るかもしれませんね。
ワイルドオーツは
ナチュラルガーデンの中に溶け込んでくれそうです。他のナチュラルガーデンに向いている植物は以下のページにまとめてありますので、参考にしてください。
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