スイバ(酸葉)の駆除…ギシギシとの違いは?

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スイバの基礎データ
スイバ
科名タデ科
属名スイバ属
学名Rumex acetosa
別名酸い葉
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
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スイバ(酸葉)の特徴は?

スイバは北海道から九州に自生タデ科多年草雑草雌雄異株で、オスとメスの株がある風媒花。秋に種子が発芽、ロゼット状で越冬して、春に一気に株を広げます。私が住んでいる地域(広島)では邪魔なくらいにいますが、都市部ではあまり見かけないという人もいます。これが気温や環境のためか、雌雄異株が理由なのか?は解りません。

食べると酸っぱいことから「酸い葉」から「スイバ」と呼ばれます。雑草で、日本中の道端にいくらでも見られます。この「酸味」はシュウ酸で、山菜として食べられるのですが、沢山食べると中毒を起こします。

地域よって名前が色々と違っていて、スカンポ、スカンボ、スイッパ、スイコ、ショッパグサ、ネコノショッカラ(猫の塩辛)、スイスイグサなどあります。
花言葉親愛の情、忍耐、愛情
2枚目の画像は花。三枚目の画像は種子。

野菜・山菜として

春に出る新芽を食べます。湯がいて水にさらしてから食べます。おひたしや和え物(胡麻和え)にします。しかしそれほど美味しいものではありません。ヨーロッパではソラレと呼ばれる野菜です。

毒性がある?

酸っぱ味の元となるシュウ酸カルシウム・タンニンを多く含んでいるため、たくさん食べるとお腹を壊すことがあるんですが、よほどです。人間が食べる分には、問題はほぼおきないが小動物が食べると問題が発生するかもしれないので、エサとするのはやめておきましょう。

スイバとギシギシの違い・見分け方

ギシギシもタデ科スイバ属の北海道〜沖縄で見かける多年草の雌雄同株の雑草で、同じ株に雄花と雌花が咲きます。スイバと見た目がよく似ていて違いがはっきりしません。

全体的に色と大きさが違う

全体的に赤いのがスイバで、緑なのがギシギシ。ただし、冬はギシギシも全体がちょっと赤くなるのでよく分からないこともある。

また、草丈・葉がスイバの方が小さく、ギシギシの方がちょい大きい。全体的にはそうなんですが個体差があって確信できなくらいに曖昧な差です。

花の色

花が咲いて赤いのがスイバ、花が緑なのがギシギシ。
ただ、開花しているときしか分からないですね。

葉の違い

葉っぱの茎側の形状がMになっていて、葉っぱが矢尻のような形状なのがスイバです。

大きめで楕円形なのがギシギシ。葉っぱが茎を抱き込むようにもなっています。また、葉脈が網目になっていて、葉っぱが波打っています。

味が違う

酸っぱいのがスイバ、酸っぱくないのがギシギシ。齧ってみればすぐ分かります。

駆除

スイバやギシギシは美味しくないのか家畜類も食べず、生えてくるとなかなかしぶとい雑草です。刈り取っても何度も再生するので、刈り取っても無駄。根が深くまで広がり、引っこ抜いても抜ききれず、また生えてきます。しかし、トラクターなどで何度も掘り返していると、生えてこなくなります。

ただ掘り返せない場合もありますし、一般家庭ではトラクターなんてないので、グリホサート系、グリホシネート系の除草剤で駆除します。グリホサート系は葉っぱに付着して、根まで枯らせ、土中に入ると細菌で分解されるので、他の植物には影響がありません。
グリホサート
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グリホシネート
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グリホ系以外ではハーモニー(チフェンスルフロンメチル剤)を利用するといいです。
チフェンスルフロンメチル剤
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芝生に生えた場合は、スイバ・ギシギシを狙い撃ちする、アージラン液剤、バンベルD、ザイトロンなどで駆除します。
アージラン液剤
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バンベルD
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ザイトロン
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最後に…

スイバは庭に生えるとやっかいな雑草です。早めに対処して駆除しましょう。中でも駆除が難しい厄介な植物をまとめているので、駆除が難しい雑草の一覧を参考にしてください。

雑草の中でも比較的駆除しやすいものは庭に生える雑草を参考にしてください。
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