金魚の木(ヒポシルサ・ネマタンサス)の育て方
目次
金魚の木とは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 金魚の木
- 科名
- イワタバコ科
- 属名
- ネマタンサス属
- 学名
- Hypocyrta nummularia
- 別名
- ネマタンサス・ヒポシルサ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 上級者向け
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金魚の木とは?
金魚の木は
イワタバコ科ネマタンサス属のブラジル原産の非耐寒性の
多年草、もしくは
低木。樹高は50cmほど横幅は1mになります。花の色合いが金魚のようなので「金魚の木」と呼ばれますがこれは通称であって正式名ではありません。夏の暑さには強く、冬の寒さには弱い。耐寒温度は10度で、水を控えることで5度くらいまでは耐えます。
ヒポシルサ(もしくはヒポシルタ)、ネマタンサスという名前でも流通しています。ちなみにヒポシルサとネマタンサスはシノニムといって「同じもの」です。金魚の木の方が名前のインパクトがあるのか、金魚の木で出回ることが多いです。金魚草と間違えそうです。
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水やり
土が乾いたら水をやります。この金魚の木は、多湿を嫌い、水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。かといって、乾燥させると葉っぱが落ちて、徐々に弱って枯れてしまいます。基本的に「土が乾いたら水をやる」という感覚で水をやりますが、葉っぱがパラパラと落ちてきたら乾燥しすぎていると考えて、
水やりの頻度を見直してください。
肥料
肥料は生育期間に液肥を月に2回か3回かやります。ただし真夏は高温すぎて生育が止まっているので肥料はやらないでください。冬も活動が止まっているので肥料はやりません。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
春の生育する前の4月〜5月あたりに植え替えをします。2年か3年に一回植え替えをします。
水はけのよい土を好みますので、
観葉植物の土で植え付けします。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土2
パーライト1を混ぜたものを使います。
植え替えの手順
古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで一回り大きな鉢に植え替えをします。新しい鉢の底の穴をネットで塞いで鉢底石(
軽石)を2cm敷きます。その上に
用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
冬は5度以上の温度が必要です。冬は室内の明るいところで管理します。出窓などがいいですが、窓の近くは夜中に意外と氷点下になりますので、寒い時期は、昼は窓の近くに夜は窓から離れた室内の暖かいところへ移動するという工夫が必要です。
霜に当たれば一回で枯れます。秋に戸外に出していた場合は、霜が降りる前に取り込みましょう。
春と冬は戸外の日当たりか
半日陰で管理します。耐陰性があり、日当たりで管理しなくても生育します。夏のことも考えて最初から半日陰で管理してもかまいません。
真夏の暑さと直射日光に弱いので、真夏だけは風通しの良い半日陰か日陰に移動させます。
病気・害虫
ほとんど見られない。
特徴・由来・伝承
ブラジル原産の常緑樹。葉っぱには一切毛が無く、光沢があってピカピカしています。斑入り葉っぱの「グールデンウエスト」という種があり、人気がありますが、熱帯の植物で寒さに耐寒性が無いのに、真夏の暑さにも弱いために、ちょっと面倒です。
花がフグのようなぷっくりとしたかわいらしい形をしていることから、金魚の木という
和名になりました。昭和30年代に渡来したといわれています。
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