グロキシニアの育て方
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イワタバコ科
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最終更新
2022-10-23
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グロキシニアの基礎データ
科名
イワタバコ科
属名
シンニンギア属
学名
Sinningia speciosa
別名
オオイワギリソウ・大岩桐草
水やり
水控え目
場所
室内
難易度
上級者向け
グロキシニアの特徴は?
グロキシニアはブラジルに自生する
イワタバコ科
シンニンギア属の
多年草
。以前、グロキシニア属だったので、現在でもグロキシニアで流通しています。
以前は
シクラメン
と対比されて、夏の女王なんて呼ばれていたこともありますが、現在は市場にも出回らなくなり、花屋さんでも見かけなくなっています。色合いが鮮やかという感じのものではないし、管理も結構が手間が掛かりますので、人気が衰えてしまったみたいですね。
基本的に年間を通して、室内で管理する植物です。
寒さにはある程度の耐性がありますが、日本の暑さと湿気に弱く、真夏をいかに涼しく過ごすかがカギとなります。涼しい日陰で管理するのですが、あまり日陰過ぎると、茎がヒョロヒョロになります。
草丈
10cm〜40cm
水やり
葉っぱや花に水や泥がかかると傷んで腐ってしまうので、
水やり
には注意しないといけない。土に掛けるようにして、葉にかからないようにする。
ジョウロ
の口を鉢の縁に置いてそっと水をやると失敗しないです。
冬の水やり
気温が20度を切ると生育が弱くなり、10度以下になると生育が止まりますので、水やりを控えます。冬は活動が止まるので、土が完全に乾き切らないように、土の中の水がなくなったら、土の表面を濡らす程度に水やりをします。
肥料
開花している4月〜6月、9月に液体
肥料
を水の代わりに1週間に1回か、2週間に1回やります。夏は高温で活動が止まり、その時に肥料が残っていると弱るので、流れ出やすく残りにくい液体肥料が適しています。
植え付け・植え付け
時期・頻度
春にグロキシニアが活動する前か、直後に植え付け・植え替えをします。
鉢植えは2年か3年に一回、植え替えをして株分けをします。
用土
赤玉土
5
腐葉土
3
ピートモス
2、もしくは赤玉土5ピーとモス5を混ぜたものに化成肥料を規定量入れたものを
用土
とします。
鉢植え
苗は
5号鉢
に植え付けます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石
)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れます。苗は根茎の先が少し土から出るくらいに浅く植えて、深植えにしないようにします。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
鉢底石の上に
ゼオライト
などの
根腐れ
防止剤を入れたり、土の中にゼオライトを入れておくといいです。
種まきから育苗
種まきで苗を作って植え付けることもできます。
発芽温度は20度〜30度。
暖地
・
中間地
では4月の下旬に種まきして、苗を作るか2月〜3月に加温して種まきして育苗します。種まきしてから定植するまで2ヶ月〜3ヶ月かかり、開花まではそこから1ヶ月半〜2ヶ月かかるので、一般家庭では苗を買って植えるのが一般的です。
ビニールポットや育苗トレイにピートモスを入れ、その上に種をまきます。覆土は全くしないで、腰水にして底から水を吸い上げるようにし、乾燥しないようにして、明るい日陰か、室内の明るいところで管理します。直射日光には当てないようにしてください。
発芽までは2週間ほどです。
発芽したら、間引いて一本仕立てにするか、一本づつをピンセットで別のポットかセルトレーに植え直して、育苗します。あとは強い日光には当てず、水やりをして育苗しましょう。根がポット内に広がったら、ひと回り大きな鉢に植え替えていきます。
管理場所・日当たり
鉢植えで室内の直射日光の当たらない場所で管理します。直射日光に当たる場合はカーテンで遮光しましょう。
夏越し
夏は涼しいところで管理します。戸外の風通しの良い日陰で管理するか、直射日光の当たらない室内で管理します。
夏は冷暖房の効いた部屋で管理することもあります。冷暖房の風は乾燥していて直撃すると枯れるので、直撃しないようにします。直撃しなければいいです。
冬越し
冬は5度以下にならなければ大丈夫です。当然霜に当たると枯れますので、戸外よりも日当たりのいい室内で管理してください。7度以下にはならないようにしたいです。昼に暖房がかかっている部屋では夜中に5度以下にはなかなかならないんで、リビングなどの人が生活している場所で管理すれば、越冬は可能です。
冬は窓の近くで管理すると、寒波が来て夜中に氷点下になるので、寒波が来る時は室内の中央に移動させてください。
15度以上なら冬でも開花するので、できれば家庭用温室を設置して加温して管理します。
●夜中に何度になっているか分からない場合は、最高最低温度計で計測しておくといいです。
●暖房の風も乾燥していて、直撃すると乾燥で枯れるので直撃は避けてください。
花ガラを摘む
花がしおれたものを「
花ガラ
」と言います。花ガラは早めに摘んで、取り除きます。放置していると灰色かび病が発生しやすいです。
病気・害虫
灰色かび病
低温かつ高湿度の時期…梅雨に発生します。花・葉に灰色のカビが発生して、胞子を飛ばして広がっていきます。枯れた葉・枯れた花を取り除いて、風通しをよくしているだけで、発生はほぼなくなります。
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