グロキシニアの育て方

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グロキシニアの基礎データ

グロキシニア
科名
イワタバコ科
属名
シンニンギア属
学名
Sinningia speciosa
別名
オオイワギリソウ・大岩桐草
水やり
水控え目
場所
室内
難易度
上級者向け
グロキシニアの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

グロキシニアの特徴は?

グロキシニアはブラジルに自生するイワタバコ科シンニンギア属の多年草。以前、グロキシニア属だったので、現在でもグロキシニアで流通しています。

以前はシクラメンと対比されて、夏の女王なんて呼ばれていたこともありますが、現在は市場にも出回らなくなり、花屋さんでも見かけなくなっています。色合いが鮮やかという感じのものではないし、管理も結構が手間が掛かりますので、人気が衰えてしまったみたいですね。

基本的に年間を通して、室内で管理する植物です。

寒さにはある程度の耐性がありますが、日本の暑さと湿気に弱く、真夏をいかに涼しく過ごすかがカギとなります。涼しい日陰で管理するのですが、あまり日陰過ぎると、茎がヒョロヒョロになります。
草丈10cm〜40cm

水やり

葉っぱや花に水や泥がかかると傷んで腐ってしまうので、水やりには注意しないといけない。土に掛けるようにして、葉にかからないようにする。ジョウロの口を鉢の縁に置いてそっと水をやると失敗しないです。

冬の水やり

気温が20度を切ると生育が弱くなり、10度以下になると生育が止まりますので、水やりを控えます。冬は活動が止まるので、土が完全に乾き切らないように、土の中の水がなくなったら、土の表面を濡らす程度に水やりをします。

肥料

開花している4月〜6月、9月に液体肥料を水の代わりに1週間に1回か、2週間に1回やります。夏は高温で活動が止まり、その時に肥料が残っていると弱るので、流れ出やすく残りにくい液体肥料が適しています。

植え付け・植え付け

時期・頻度

春にグロキシニアが活動する前か、直後に植え付け・植え替えをします。
鉢植えは2年か3年に一回、植え替えをして株分けをします。

用土

赤玉土5腐葉土3ピートモス2、もしくは赤玉土5ピーとモス5を混ぜたものに化成肥料を規定量入れたものを用土とします。

鉢植え

苗は5号鉢に植え付けます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れます。苗は根茎の先が少し土から出るくらいに浅く植えて、深植えにしないようにします。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
鉢底石の上にゼオライトなどの根腐れ防止剤を入れたり、土の中にゼオライトを入れておくといいです。

種まきから育苗

種まきで苗を作って植え付けることもできます。

発芽温度は20度〜30度。暖地中間地では4月の下旬に種まきして、苗を作るか2月〜3月に加温して種まきして育苗します。種まきしてから定植するまで2ヶ月〜3ヶ月かかり、開花まではそこから1ヶ月半〜2ヶ月かかるので、一般家庭では苗を買って植えるのが一般的です。

ビニールポットや育苗トレイにピートモスを入れ、その上に種をまきます。覆土は全くしないで、腰水にして底から水を吸い上げるようにし、乾燥しないようにして、明るい日陰か、室内の明るいところで管理します。直射日光には当てないようにしてください。
発芽までは2週間ほどです。

発芽したら、間引いて一本仕立てにするか、一本づつをピンセットで別のポットかセルトレーに植え直して、育苗します。あとは強い日光には当てず、水やりをして育苗しましょう。根がポット内に広がったら、ひと回り大きな鉢に植え替えていきます。

管理場所・日当たり

鉢植えで室内の直射日光の当たらない場所で管理します。直射日光に当たる場合はカーテンで遮光しましょう。

夏越し

夏は涼しいところで管理します。戸外の風通しの良い日陰で管理するか、直射日光の当たらない室内で管理します。

夏は冷暖房の効いた部屋で管理することもあります。冷暖房の風は乾燥していて直撃すると枯れるので、直撃しないようにします。直撃しなければいいです。

冬越し

冬は5度以下にならなければ大丈夫です。当然霜に当たると枯れますので、戸外よりも日当たりのいい室内で管理してください。7度以下にはならないようにしたいです。昼に暖房がかかっている部屋では夜中に5度以下にはなかなかならないんで、リビングなどの人が生活している場所で管理すれば、越冬は可能です。

冬は窓の近くで管理すると、寒波が来て夜中に氷点下になるので、寒波が来る時は室内の中央に移動させてください。

15度以上なら冬でも開花するので、できれば家庭用温室を設置して加温して管理します。
●夜中に何度になっているか分からない場合は、最高最低温度計で計測しておくといいです。
●暖房の風も乾燥していて、直撃すると乾燥で枯れるので直撃は避けてください。

花ガラを摘む

花がしおれたものを「花ガラ」と言います。花ガラは早めに摘んで、取り除きます。放置していると灰色かび病が発生しやすいです。

病気・害虫

灰色かび病
低温かつ高湿度の時期…梅雨に発生します。花・葉に灰色のカビが発生して、胞子を飛ばして広がっていきます。枯れた葉・枯れた花を取り除いて、風通しをよくしているだけで、発生はほぼなくなります。
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