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ヘンリーヅタの育て方

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ヘンリーヅタ
目次
ヘンリーヅタの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ヘンリーヅタの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヘンリーヅタ
科名
ブドウ科
属名
ツタ属
学名
Parthenocissus henryana
耐寒
マイナス15度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ヘンリーヅタの特徴は?

ヘンリーヅタは中国に自生するブドウ科ツタ属のツル性植物。春の新芽は赤く、これが徐々に深い緑になっていき、秋に寒さに当たると紅葉します。春に開花し、黒い実をつけます。

ヘンリーヅタは育てやすく、横へと広がりますが、他の植物を駆逐するほどの勢いでもなく管理もしやすい便利な植物です。日当たり・半日陰・明るい日陰と生育場所も広く、グランドカバーとしても利用されることもあります。

あまりに育てやすい為にリピートして購入する人が少ないので、良品ながら流通量が少なく、意外と店頭に出ないのが難点。購入するならネットショップがいいです。

斑入り品種があり、カラーリーフとしても優秀なので、どうせ植えるなら斑入りにしたいです。フェンスなどに誘引して絡ませてもいいですし、垂れ下がらせてもカッコいいです。
ツルの長さ最大10m
ヘンリーヅタの商品画像
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注意点…アメリカか?ヘンリーか?

ヘンリーヅタとアメリカヅタがあり、両者は似ていますが別種です。ヘンリーヅタには吸盤があり、アメリカヅタは吸盤がなく、巻きヅタで巻きついて登っていきます。吸盤は壁にひっつくと取れなくなり、傷つけるので注意が必要です。

しかし、店舗などで混乱して販売しているようで、まずは鉢植えで栽培して確認してから、栽培の方針を決めていくといいです。
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水やり

庭植えの水やり

庭植えにした場合は降雨だけで十分です。よほど日照りが続くようであれば水をやってください。

鉢植えの水やり

春〜秋は鉢植えの場合は土が乾いて白くなってから鉢底から水が出てくるくらいにしっかりと水をやります。受け皿に水がたまっていたら捨ててください。水が腐って根腐れの原因となります。

冬は落葉して活動が止まっているので水やりは控えます。土が乾いてから数日たってから水をやる程度にします。ですが、断水はせずに水やりは継続してください。

肥料

肥料は春~秋にかけて緩効性肥料を撒いてやります。肥料がなかったからといって枯れることはありませんが、生育時期に肥料があるとよく生育しますし、葉色も綺麗です。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

春から夏の間に植え付け・植え替えをします。

鉢植えの場合は鉢の底から根がはみ出していたら、根詰まりしているので植え替えを考えます。2年に一回か3年に一回植え替えをすることになります。

用土

土質は選びません。市販の培養土(花と野菜の土など、もしくは赤玉土6腐葉土4)で植え付けをします。庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を追加して、用土とします。

鉢植え

ヘンリーヅタ:鉢植え
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植え替えをするときは古い土を半分ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。株分けも可能で、適当にサックリと分けて、それぞれを植え直しましょう。

庭植え

ヘンリーヅタ:庭植え
庭に深さ20cm〜30cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を少量…説明書きの半分くらいを入れて、よく混ぜて用土とします。混ぜてから1週間寝かせておくと馴染んで根が広がりやすくなりますが、そこまでしないでいいでしょう。 穴に半分ほど作った土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

誘引する…登らない場合は?

ツル性で絡みつくので、フェンス・レトリスなどに絡ませます。10mまで伸び、意図しないところに伸びることもあるので、生育時期はこまめに誘引・剪定しましょう。

ヘンリーヅタは吸盤があって、壁に吸いついて傷つけるので、壁に這わせる場合は気をつけましょう。

ヘンリーヅタは勝手に登っていくものなんですが、放置していると這うばかりで、登らないこともあります。そのときは、接着剤(ボンド)などで無理やりにくっつけてやる。接着剤が乾くまではガムテープで固定しておきます。

挿木で増やす

気根が出た部分のツルを10cm〜12cmほど切って、節部分を土に植えるだけで簡単に増えます。気根が出ていないツルを挿木するなら、節を三つほどつけて挿木するといいです。

管理場所・日当たり

日当たりか半日陰。明るい日陰くらいならば日陰でも育ちますが、日当たりが悪いと秋に綺麗に紅葉しづらくなりますので、できるだけ日当たりのいいところで管理しましょう。

日向で管理していると真夏の直射日光に葉焼けすることがありますが、それで枯れるほどでもありません。どちらにしても頑健です。

秋には紅葉

秋になり寒さに当たると紅葉します。この紅葉もヘンリーヅタの人気の一つ。ただし、日当たりのいい場所で管理していないと紅葉が鈍くなります。

越冬

冬は落葉して越冬します。ヘンリーヅタは冬の寒さに強く、マイナス15度まで耐えられます。地植えして防寒ナシで十分です。

病気・害虫

ほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

つる性で頑健。吸盤の付いたまきひげ(気根)で塀や壁にもひっついて伸びていきます。耐寒性はありますが、冬は落葉して越します。
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