プスキニアの育て方

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プスキニア
目次
プスキニアの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
支柱をする?
花ガラ摘み
病気・害虫
特徴・由来・伝承
最後に…
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
プスキニア
科名
ユリ科
属名
プシキニア属
学名
Puschkinia Libanotica
別名
プシュキニア
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
プスキニアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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プスキニアの特徴は?

プスキニアは西アジア・トルコからコーカサスに自生するキジカクシ科球根植物。秋に植え付け、冬を越して春(3月〜4月)になると葉が出て開花します。夏までには暑さで葉っぱも枯れて休眠状態になります。夏も植えっぱなしです。何年かに一回は梅雨後に掘り起こして、秋に株分けを兼ねて植え替えをします。クロッカスの次に花が咲きます。

草丈が低く、ほかの園芸植物に比べると地味。でも植えっぱなしOKで、毎年早春に花を咲かせるのは魅力的。
草丈10cm〜20cm
15cm〜20cm
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水やり

球根植物で乾燥に強く、水をやりすぎると腐って枯れてしまいます。土が濡れているうちは水をやらないようにします。

夏は断水を

開花後葉っぱが枯れて休眠に入ったら、鉢植えも庭植えも水をやらないでください。この時期は休眠していて水をやると過湿で腐ってしまいます。
庭植えにしている場合、地域や土の配合によっては腐って消えてしまいます。掘り上げてネットに入れて日陰に干しておくといいですが、「環境が合うと植えっぱなし」なのがプスキニアのいいところなので、覚悟の上で植えっぱなしにするのが普通です。

肥料

庭植えの場合は、追肥は不要です。あまりに調子が悪いようなら、生育時期の冬〜春に肥料をやるといいです。

鉢植えの場合は、芽を出してから花が終わって、葉っぱが枯れてしまうまで、二週間に一回程度肥料をやってください。球根の太り方に影響しますので、翌年の花つきに影響します。ただ、なかったからといって開花しないわけでもなく、必要量も少ないので控えめにしておきましょう。

植え付け・植えかえ・種蒔き

群生させましょう

株の一つ一つが小さいので、株間を短くして群生させます。増えることを計算に入れても数センチ間隔にしておきます。その方が開花したときに存在感があります。
球根同士の間隔を近くして植えると、植え直しまでの期間が短くなります。でも群生させましょう。綺麗なんで。

時期・頻度

高温に弱いので、球根を植えるのは涼しくなってから…10月前後の気温が20度前後になってからにします。

何年か育てて、分球して密生したら梅雨前に掘り返して保管しておいて、秋に植え直します。鉢植えなら2年〜3年に一回、庭植えなら4年か5年に一回は植え直しをするといいです。

用土

用土は市販の花と野菜の土か、これに川砂やパーライトを混ぜたもの。

庭植えにする場合は、植え付けの一週間前に苦土石灰を混ぜて中和しておき、堆肥を混ぜます。水はけが悪い土なら川砂を混ぜたり腐葉土を混ぜるなどします。

鉢植え

球根は4号鉢に5個か6個くらい植えます。球根同士は2cm〜4cmくらいの間隔で植えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、球根が深さ2cm〜3cmになるように入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

庭植え

深さ20cm〜30cmの穴を掘り、掘り出した土に苦土石灰を混ぜて中和させます。中和には1週間かかるので、中和が終わってから、その土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、球根は5cm〜8cmの深さになるように入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。球根同士は3cm〜5cmくらいの間隔で植えます。

管理場所・日当たり

寒さには強いので防寒は必要ありません。冬も日当たりで管理してください。冬の寒さにあたって、花芽ができるので、どの地域でも必ず戸外で寒さに当ててください。

春と秋も同様に日当たりのよいところで管理します。

夏越し

プシュキニアは夏の暑さと蒸れにちょっと弱く、夏は出来るならば涼しいところで管理します。寒冷地であれば、庭植えでも鉢植えでもそのまま植えっぱなしで数年管理できますが、暖地であればできれば掘り上げて、洗ってから日陰で干して乾燥させ、それをネットに入れて風通しの良い日陰で管理して、秋になってから植え付けます。

支柱をする?

花茎に対して花が多く、倒れやすいです。竹ひごで補強したり支柱を立ててやると花を長く楽しめますが、面倒なのでそのままのことがほとんどです。

花ガラ摘み

花がしぼんだものを花ガラといいます。花ガラを放置していると種子ができ、種子ができると株が弱って、来年の花が咲きづらくなりますので、できれば花ガラを取り除きます。花ガラを放置して種子を作らせ、その種子から株を増やすこともできます。

病気・害虫

ほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

プスキニアはコーカサスに自生する。ユリ科ヒヤシンス科)の球根植物。花はヒヤシンスのようです。クロッカスのように草丈が低く、ニョキニョキと生えてきます。プスキニアには何種がありますが、日本で流通しているのは青い筋が入るスキロイデス(Puschkinia scilloides )、スキロイデスの変種のリバノチカ(Puschkinia scilloides var libanotica)がありますが、どちらもリバノチカの名前で流通していることが多いです。

最後に…

プスキニアは寒さに強くて、土・環境が合っていると植えっぱなしで毎年開花する便利な球根植物です。そんな便利な植物をまとめた掘り上げなくていい球根植物があるので、参考にしてください。
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