ジュズサンゴ(数珠珊瑚)の育て方

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ジュズサンゴの基礎データ

ジュズサンゴ
科名
ヤマゴボウ科
属名
リヴィナ属
学名
Rivina humilis
別名
数珠珊瑚・ハトベリー
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ジュズサンゴの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)とは?

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)は北米南部〜南米の熱帯地域に自生するヤマゴボウ科リヴィナ属の常緑多年草。実が落ちて、その実から春になると芽が出ます。冬に寒さに当たって地上部が枯れても、根が死んでいなければ春になれば芽が出ます。
ジュズサンゴ:補足情報
初夏から秋に花が咲きつつ、同時に実がなります。花も実も小さいのですが、風に揺れる姿は南米原産の植物の割に、日本人の感覚にも合っていると思います。

半ツル性で、庭植えすると1メートルか2メートルまで成長します。冬を越せば更に木質化します。鉢植えだと30センチか50センチ程度に成長します(鉢の大きさによります)。
樹高1m〜2m
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水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、真夏の乾燥時期は水切れするので庭植えでも水やりをしましょう。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやる、という基本的な水やりになります。水をやるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやり、受け皿の水は捨ててください。真夏の水切れに弱いので、夏場に水が切れないように気をつけます。夏は朝と夕方の2回、水をやります。それでも水切れするなら、半日陰や明るい日陰に移動させます。

冬の水やり

冬場は水を控えます。鉢植えの場合は土が乾いてから数日経って水をやる程度です。庭植えであれば冬は水やりは不要です。

肥料

鉢植えの場合、成長期(6月〜10月)に液肥をあげます。それ以外では肥料をあげないでください。肥料が多いと花が減ります。肥料が少なすぎても花が減ります。庭植えの場合は、追肥は不要です。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

植え付け・植え替えは生育時期の5月〜10月に行います。真夏の乾燥時期は避けた方がいいですが、水やりをしっかりとやるなら問題はないです。

鉢の場合、鉢底から根が出てきていて、水をやっても水切れが起きやすいのであれば、根詰まりを疑います。根詰まりを起こしているのであれば、植え付けたシーズン内でもいいので、一回り大きな鉢に植え替えをします。そのくらい根がよく張ります。

用土

酸性土壌を好み、水はけのよい有機質を含んだ土で植える』とされていますが、中性に調整した市販の花と野菜の土でも育ちます。庭植えでも鉢植えでも可能です。
酸性に調整してあるブルーベリー用の土でもいいです。

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鉢植え

最初は6号〜7号に1苗を植えます。根詰まりするようなら8号〜10号に植え付けます。

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cmを入れ、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやってください。

越冬して植え替えの場合は土を3分の1ほど落とした上で、ひと回り大きな鉢(現在より2号大きな鉢)に植え替えます。

庭植え

庭土を深さ20cm〜30cmほど掘り返し、土に腐葉土堆肥を2割ほど追加してよく混ぜて用土とします。水はけが悪いならば、川砂かパーライトを入れて水はけをよくしておくといいです。

穴に土を半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやって完成です。

種まき

種子はできて、すぐにそこいらへんに撒いていれば春(5月)には芽を出します。こぼれダネでも増えます。種子の果肉が付いていると発芽しにくいので洗うといいです。冬の寒さに当たった方が発芽しやすいです。春に22度以上になり、土を少し被せていると発芽します。

管理場所・日当たり

ジュズサンゴは日当たりを好み、日当たりで育てると花つき・実つきがよくなりますが、真夏の乾燥に弱く、傷んでしまうので夏場対策として庭植えする場合は最初から半日陰に植え付けします。ちなみに乾燥に少し弱いですが夏の高温・直射日光には強いです。また、耐陰性があり少々の日陰ならば枯れることはありません。

鉢植えにした場合は、春は日当たりへ、夏は半日陰に、秋は日当たりへ移動し、冬も地上部を枯らしたくない場合は室内の5度以上の場所の日当たりで管理します。ちなみに15度以上あれば冬でも開花します。

越冬

霜に当たると地上部が枯れてしまいますが根が枯死していなければ、春にはまた芽吹きます。また、こぼれた種からも春になると芽が出ますので、地上部が枯れていても春までは捨てないでおきましょう。鉢植えであれば春までは地上部がなくても水やりをしましょう。

ただし、土が凍結すると根まで枯れる。

病気・害虫

ナメクジに食べられる。

特徴・由来・伝承

ヨウシュヤマゴボウの仲間。

3ミリほどの小さな花が、その後真っ赤な実になります。実の鮮やかさに比べると花があまりに儚く、目に付きませんが、花も綺麗です。赤い実というとナンテンセンリョウといったものがありますが、ジュズサンゴの方が葉っぱが小さく、実と葉っぱのバランスの良さと枝ぶりの繊細さはジュズサンゴの勝ち。ただし、寒さに弱く暖地でなければ戸外では冬に地上部が枯れます。またジュズサンゴの特徴として、花と実が同時に楽しめるという点もあります。

毒性がある?!食べないで
ジュズサンゴはハーブに分類され、薬用効果もあるとされていますが、毒性があるという話もありますので食べたりしない方がいいでしょう。
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