カランコエ・クィーンローズの育て方
目次
クィーンローズとは?水やり肥料管理場所・日当たり剪定短日処理植えかえ特徴・由来・伝承最後に関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- カランコエ・クィーンローズ
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- カランコエ属
- 学名
- Kalanchoe blossfeldiana 'Queen Rose'
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 上級者向け
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クィーンローズとは?
クィーンローズは
カランコエ・ブロスフェルディアナの改良品種。パリ(白)・クララ(ピンク)・ライム・マドリード(橙色)などの多色の品種がある。八重咲きで花が大きく、一つの花あたりの花びらが多いのが特徴。ボリュームがあり、迫力があり、色合いも落ち着いていて上品な印象。
水やりと日光の具合の解説をよく読んで対応すれば、長く楽しめる良質な園芸植物です。
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水やり
注意すべきところはとにかく水やり。葉っぱが肉厚な
多肉植物で、葉に水分を溜め込むため乾燥には強いのですが、過湿に弱く、水をやりすぎると枯れてしまいます。水やりは土が完全に乾いてからやります。水が切れてくると葉っぱにシワが寄ってきますが、シワが寄ってから水をやっても十分回復します。
葉っぱに水をかけない
水が葉っぱにかかると、その部分から腐って枯れてきます。水をやる時は、口の細長い
ジョウロを使い、指で葉っぱを持ち上げて、そっと土に注いでください。
腐った葉っぱをそのままにしていると、健康なところにも
病気が広がってしまいます。腐った部分とその周囲を大きめにハサミで切ってしまいましょう。
肥料
春と秋の生育時期に液体
肥料を水の代わりに2週に1回やるとよく生育する。
管理場所・日当たり
強い直射日光を浴びると葉っぱが焼けてしまいます。春から秋は戸外の木漏れ日の場所や日陰で管理するか、室内の明るいところで管理します。窓辺に飾っていて、
葉焼けしているようならば、カーテンで遮光してください。
5度以下になると枯れます。最低気温が10度以下になったら早めに室内取り込みましょう。霜に当たると一発で枯れます。
暖地であれば戸外で越冬も可能ですが、それでも冬は室内の明るい場所で管理するのが無難です。
剪定
花が終わったら、花を
花茎からハサミで切って取り除いてください。また、傷んだ葉っぱは早めに取り除きましょう。
短日処理
クィーンローズは日が短くなることで
花芽をつける短日植物です。夏の終わりから戸外の街灯などのない場所で管理するか、短日処理するかしないと開花しないので注意してください。段ボールなどで遮光して短日処理すれば年中花を咲かせることも可能です。
短日処理については
カランコエの短日処理のまとめ…カランコエが咲かない?を参考にしてください。
植えかえ
時期・頻度
意外と根の張りが早く、2年に1回程度は植え替えをします。
根詰まりをしてくると水切れが起きやすくなり、下葉から黄色く変色して枯れてきます。
開花している時期に植え替えるとダメージがあるので避け、開花が終わった頃か、夏を越して開花する前の9月頃に植え替えをしましょう。
用土
植え替えは市販の多肉植物の土で植え付けをします。
ホームセンターなどで販売しています。
カランコエ類は店頭で販売されているものは、水もちのよいもので植えられています。これは栽培するときの手間を減らすためのものです。これを多肉植物の土に植え替えると一気に
水はけがよくなり、水やりの頻度が変わるので、水やりには気をつけてください。
鉢植え
植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替え後、1週間は
半日陰・日陰で管理して養生した方がいいです。
特徴・由来・伝承
2009年にはクィーンローズ・パリという緑がかった白の八重咲きカランコエがヨーロッパの園芸商品の賞を総なめして、日本にも上陸しています。従来のカランコエのモタっとした野暮ったいイメージが一掃、このパリという品種は上品な雰囲気を持っています。最初こそ価格もかなりお上品でしたが、かなり下がってきています。
最後に
クィーンローズはカランコエの
園芸品種で、育て方はカランコエと同じです。より詳細な栽培のコツについては
カランコエを参考にしてください。
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