グリーンアジサイの育て方
目次
グリーンアジサイとは??水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- グリーンアジサイ
- 科名
- アジサイ科
- 属名
- ハイドランジア属
- 学名
- Hydrangea
- 別名
- 緑花紫陽花
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 上級者向け
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グリーンアジサイとは??
グリーンアジサイは花の部分が葉っぱのような濃いグリーンになっている
アジサイで、普通のアジサイに見慣れたら、とても目を惹きます。そこで購入後に庭植えして育てていると、来年は何故か普通の青かピンクのアジサイが咲きます。
花びらの一部が緑になる品種や
アジサイ・アナベルのように淡いグリーンの品種はありますが、花びらが全部葉っぱのような濃い緑になる品種はありません。では
どうやって緑にしているのかというと、ファイトプラズマという病原菌に感染させて、「葉化病」という花びらが葉っぱのようになる病気を起こさせている――からです。ファイトプラズマはアジサイ以外の植物でも感染し、株が弱って枯れてしまいます。といってもファイトプラズマの感染経路はハッキリとは分かっていませんし、グリーンアジサイから他の植物に感染するというケースもあるかどうか、ハッキリしません。
実際にグリーンアジサイを購入し、庭植えして育てた人によると、翌年に普通のアジサイが咲いて、ただそれだけだったそうです。他のアジサイや植物に葉化病の発症はありませんでした。
しかし葉化病はアジサイに感染し、枯死させる病気です。普通に育てていても感染することはありますし、実際にアジサイが群生している場所でほぼ感染しているケースもあります。グリーンアジサイから他の植物に感染しないとも分かりません。庭植えにはせずに室内で管理した方が安全です。
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水やり
水やりは他のアジサイと同じです。水を非常に欲しがりますので、鉢植えで管理する場合は、水が切れないようにします。鉢底に底面給水が付いている場合は春〜秋の間はここに水が溜まっている状態にしましょう。
冬に室内で管理する場合は、落葉していますし気温が低くて蒸発が少ないですので、水は土が乾いてから数日経って水をやる程度に控えます。底面給水に水を溜めないようにします。
肥料
生育時期の4月〜7月と、
花芽が生育する9月〜10月に化成
肥料を1ヶ月に一回か液体肥料を2週に一回やるといいです。
植え付け・植えかえ
時期
生育時期の5月〜10月に植え替えをします。
用土
鉢植えにしている場合は、毎年植え替えをします。
用土は市販されている花と野菜の土で行います。もしくは
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものを使います。
翌年以降はミドリではない普通のアジサイが咲きます。鉢の土は雨に当てていると必ず
酸性になります。
石灰で中和したり、新しい
培養土は中和してあり、これで植えれば酸性ではなくなります。花の色合いは、pHだけでなく、肥料の割合も影響しますし、品種によっても影響を受ける度合いが全く違い、
ガクアジサイや
ヤマアジサイは影響を受けやすく、
西洋アジサイは影響を受けにくいです。
鉢植え
鉢植えの植え替えをする場合は、古い鉢から株を取り出して、土を三分の一ほど落とし、新しい鉢に新しい土で植え替えます。新しい鉢の底の水が抜ける穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cmほど入れて、その上に用土と株を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。
庭植え
他のアジサイや植物に感染するかもしれないので、庭植えにするのはやめておきましょう。
管理場所・日当たり
日当たりを好むのですが、真夏の直射日光に弱く、また耐陰性があって少々日陰でも枯れたり花が咲かなくなるということが無いので、年間を通して
半日陰の場所か、室内ならば日当たりのいいところで管理します。
最後に…
栽培の詳細と2年目以降の栽培は
を参考にしてください。
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