ハクチョウゲ(白丁花・白鳥花)の育て方…常緑樹ですが冬に葉っぱが落ちます

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ハクチョウゲ
目次
ハクチョウゲの特徴は?
水やり
肥料は冬に
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ハクチョウゲ
科名
アカネ科
属名
ハクチョウゲ属
学名
Serissa japonica(Serissa foetida)
耐寒
マイナス5度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ハクチョウゲの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
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ハクチョウゲの特徴は?

ハクチョウゲは東南アジア〜沖縄・中国・台湾などに自生するアカネ科の常緑低木。雰囲気はイヌツゲに似ていて、小さな葉っぱが密集して生垣に利用される。葉っぱを揉むと臭いとされるが、手入れをする程度で近所迷惑になるほどの匂いではないです。

常緑樹ですが、冬には葉っぱがパラパラと落ちてしまい、半分かそれ以上は落葉してしまいます。しかし庭木にして株が大きくなれば耐寒性も上がり、徐々に落葉がなくなります。芽吹く力も強く、日当たりを好みながらも半日陰でも生育する便利な庭木。

庭木なのですが10年で株自体が寿命を迎えてしまい、徐々に葉っぱと枝が枯れ込んでしまいます。これはどうしようもありません。そこでその後もハクチョウゲを楽しむ場合は挿し木や株分けで、更新していきます。

花だけでもイイ感じのハクチョウゲですが、葉っぱに白い斑が入っているので、更にカラーリーフとしても優秀になります。
樹高1m
横幅80cm
ハクチョウゲの商品画像
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イヌツゲ
イヌツゲ
モチノキ科モチノキ属Ilex crenata
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水やり

庭植えが普通で、水やりは基本しない、放置でOKの便利な庭木です。真夏の乾燥時期にあまりに日照りが続くならば水をやってください。

肥料は冬に

2月頃に根本に寒肥をやります。堆肥を株の周囲に円を描く穴を掘って混ぜ込みます。

ついでに穴を掘るときに意図的に根を切ります。根が切れると新しい根が出てきて株が元気になります。そのくらい元気のある植物ってことです。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付けは3月〜7月に行います。できれば3月〜4月に植えて、しっかりと生育させるといいです。

寿命がある

ハクチョウゲは株の寿命が短めで10年ほどで寿命がやってきて、枯れ込んできます。駐車場の生垣に植えているといつのまにか枯れてしまっている…なんてことも。

その前に挿木で株を増やして更新するといいです。

用土

庭植えする場合は、水はけが悪くなければ、問題ありません。穴を掘って水が染み出すような土ならば、さすがに根腐れしますので、植えるのはやめておきましょう。少々ジメっとするくらいならば、赤玉土腐葉土や川砂を混ぜて水はけをよくしてから植えます。もしくは市販の培養土を使います。

庭植えの手順は?

深さ40cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割か3割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

複数株を植える場合は株同士は60cm〜80cm空けて植えてください。

鉢植えの手順は?

鉢植えの準備として、まずは底の穴に鉢底ネットを敷いて、その上に軽石を少し置いて、土を詰めていきます。そこに植物を植えて、隙間にも土を埋めて、最後にたっぷり水をあげます。植え替えるときは、古い土をちょっとだけ…3分の1だけ落として、同じ大きさかちょっと大きめの鉢に植え替えましょう。

挿し木で簡単に増やせる

剪定のときに出た端切れの指くらいの太さの枝を何本か挿していると、発根します。こうやって株を更新しましょう。
栽培しているユーザーさんによると、もっと細い爪楊枝程度の枝先でも活着します。

管理場所・日当たり

ハクチョウゲは日当たりを好み、あまりに日陰だと枝が枯れてきます。しかし少々日当たりが悪いくらいならば、まばらになりますが、花が咲きます。

しかし半日陰だと花が少ないので、半日陰で育てるなら、花が咲かなくてもカラーリーフとしても綺麗な「斑入りハクチョウゲ」がオススメです。

寒さに強い?いえいえ

寒さに強いとされますが、関東北部だとちょっと厳しいかも。関東は大体越冬可能ですが、幼木のときに寒風に当たると落葉して場合によっては枝枯れすることもありますし、常緑樹なのに落葉することもあります。
落葉したからって枯れているとは限りません。常緑樹でも寒いと、葉っぱを落とすのはコスト(葉)を下げて負担を減らそうとします。これは健康的な生理現象で、異常なことじゃないです。枯れていなければ、春になったら芽吹くので春までは管理しましょう。

剪定

生育は早いのですが、大きくなりにくいので、生育スピードが遅く感じられます。

ハクチョウゲは花が魅力的…なのですが「生垣」目的で植えられることが多く、その場合は花の時期とは関係ナシに樹形を整えます。この場合は年間を通して、樹形が乱れたら剪定するようにします。

翌年の花芽を落とさないようにするには花が終わった直後の6月から7月にします。これ以降になると花芽まで落としてしまいます。

剪定そのものは邪魔な枝を切り落とし、樹形を整えます。適当に切っていいです。切ると脇枝が出て、葉っぱが密になります。

病気・害虫

ほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

花の形が「丁字」…つまりクローブに似ていることから、「白い」「丁字」でハクチョウゲと呼ばれます。しかしクローブの花がピンと来ないので、別の理由があるような気もします。漢字に白鳥とあるんですが、当て字で、何の関係もありません。
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