スキミアの育て方…植え替えの時期は?花が終わったら?

TOP > ミカン科 > ミヤマシキミ > 管理
スキミア
目次
スキミアの特徴
植え付け・植えかえ
花が終わったら花ガラを摘む
剪定
開花について
管理場所・日当たり
水やり
肥料
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
スキミア
科名
ミカン科
属名
スキミア属
学名
Skimmia japonica
別名
スキミア、シキミア
耐寒
マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の日蔭
難易度
中級者向け
スキミアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
スポンサーリンク

スキミアの特徴

スキミアは日本に自生するミカン科スキミア属の常緑低木ミヤマシキミがヨーロッパで品種改良された園芸品種のこと。ミヤマシキミの学名がシキミアなので、シキミアとかスキミアという名前で流通しています。

マッチ棒というかマチ針のようなものが集まったアレが花。といっても、よく見かけるもの(添付の画像は)はつぼみ。このツボミの状態が非常に長く、秋から春まであの状態です。あまりに変化が無いのがちょっと怖いですが、これがなかなかイイ感じで、赤いシキミア(ルベラ・レッドドワーフ)なんて、クリスマスカラー。白(もしくは緑)の品種のホワイトグローブなども流通しています。このツボミを切花として利用することもできます。

気温が15度以下になると新しく伸びた枝にツボミがつきはじめ、3月4月に開花するまでツボミの状態を維持します。
樹高50cm〜1m
流通時期10月から12月
スキミア苗の商品画像
スキミア苗の購入はこちら
Amazon
楽天市場

毒性がある

葉・茎・根・結実した実には毒(アルカロイド)があります。食べないようにしましょう。また、ペットなどが口にしないように気をつけましょう。
スポンサーリンク

植え付け・植えかえ

時期・頻度

花が終わる3月前後に植え替えをします。鉢植えは数年に一回植え替えをします。

用土

スキミアは酸性土壌を好みます。pHでいうと5。シャクナゲ専用土を利用するといいです。もしくは鹿沼土を単用で利用します。シキミアは水はけが悪いと枯れ込んでしまうので、とにかく水はけが良いものを。

庭土は弱酸性なので、そのまま植え付けてください。
土壌がアルカリ性になると葉っぱが黄色くなってくる。雨は酸性のため、普通に管理していて土壌がアルカリ性になることはないが、コンクリートのそばなどはアルカリ性になることがある。

鉢植え

植え替えは数年に一回。成長が遅いですから、なかなか根詰まりはしません。植え替えるときは、古い鉢から株を取り出して、土を落とさないで、ひとまわり大きな鉢…1号か2号大きな鉢に植え替えてください。土を落とすと回復まで時間がかかります。根もいじらないようにします(切ったりしない)。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

庭植え

庭植えにする場合も、根鉢は落とさないで植え付けをしてください。シキミアの根鉢がスッポリとハマる穴を掘って、そこに入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

花が終わったら花ガラを摘む

花ガラは放置していれば自然と落ちる。でも、花ガラを放置していると病気になるかもしれないので、取り除いたほうがいいです。

剪定

成長が遅いので、枝を剪定すると回復まで時間がかかります。樹形が乱れて、おかしいときだけ剪定するようにします。剪定時期は花が終わる4月中。5月以降は新しい花芽が形成される時期なので5月以降に剪定すると花が減ってしまう。
昨年咲いた枝には花が咲かない。花が咲いた枝を、枝分かれしたところから数センチ残して切るといいです。

開花について

ある程度、大株にならないと開花しません。また冬には寒さに当たらないとツボミができません。

管理場所・日当たり

日光を好むのですが、夏の強い直射日光が苦手で、年間を通して半日陰というか木漏れ日のあたる場所で管理してもいいです。もしくは年間を通して明るい日陰で管理します。
真夏以外は日光に当てて、しっかりと株を作ったほうが良いです。でも、とにかく夏の直射日光がダメ。

夏越し

夏に強い直射日光に当たると葉っぱが黄色く変色してしまいます。鉢植えの場合は、夏は半日陰〜明るい日陰に移動させるか、寒冷紗などで遮光します。もしくは室内でレースのカーテン越しの日光に当てます。

越冬

耐寒温度マイナス10度で寒冷地でなければ戸外で越冬可能です。関東以西では戸外で越冬します。マイナス10度以下になる寒冷地ならば冬は室内の日当たりに取り込んでください。植え付け直後に霜にあたると枯れることがありますので、そういう場合は霜よけをしましょう。そうでなければ霜に当たっても大丈夫です。

寒さに当たらないとツボミができませんので、戸外で管理するか、室内でも寒いところで管理しましょう。
●雪の下でも枯れない。
●冬の寒さに当たると葉っぱを落とす。シキミアが身を守るための防衛本能なので枯れているわけではないです。枯れてさえいなければ春になれば、新芽が出てきます。

水やり

庭植えの水やり

庭植えにした場合は、基本は降雨だけで十分ですが乾燥するようであれば水をやってください。

スキミアは根が浅く、夏場の乾燥時期には地表近くの温度が上がって、乾燥して枯れてしまいます。マルチングをして乾燥を防ぐといいです。ワラやバークで厚さ2センチほどマルチングをしましょう。
バークチップの商品画像
バークチップの購入はこちら
Amazon
楽天市場

鉢植えの水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやります。土が濡れているのに水をやっていると根が腐ってしまいます。鉢植えの場合は、鉢底から水が染み出す位にしっかりとやります。

根腐れを起こすと、下葉から枯れこんで行きます。根腐れを起こしているようなら水やりをやめて、乾燥させ、様子を見てください。

鉢植えの夏の水やり

夏の水やりは夕方にやるようにします。夕方にしっかりと水をやって鉢の温度を冷やしてやってください。また、戸外の明るい日陰で管理して、乾燥を防ぎましょう。

肥料

秋~春にかけて液体肥料を二週間に一回程度か、緩効性固形肥料を一ヶ月に一回少量やります。肥料が多いと花芽がつかなくなりますので控えめにしましょう。
スポンサーリンク
ミヤマシキミ
ミヤマシキミ
ミカン科