ボックスウッドの育て方
目次
ボックスウッドの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ボックスウッド
- 科名
- ツゲ科
- 属名
- ツゲ属
- 学名
- Buxus Sempervirens
- 別名
- スドウツゲ
- 耐寒
- マイナス25度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ボックスウッドの特徴は?
ボックスウッド(セイヨウツゲ)は地中海や西アジアに自生する
ツゲ科ツゲ属の常緑
低木。よく生垣にする植物で、ほとんど直方体のレゴブロックのような形状に刈り込んでいるのを見かけます。こんな形に刈り込めるのは、このボックスウッドが萌芽しやすいから……よく新芽が出るからです。
寒さに当たると
紅葉します。紅葉するといっても、真っ赤になるというよりはブロンズ(=銅)色という感じ。これはこれで綺麗です。紅葉するのですが、これがいずれバサーっと一気に落葉するというわけではなく、徐々に全体が生え変わるだけです。そのために落ち葉掃きをする必要がないのも、ボックスウッド(セイヨウツゲ)が手間が掛からない理由です。
刈り込みに強く、新芽は出やすいですが、上へと伸びるスピードは普通。
樹高8m…生垣として植え、密生させると樹高は2mくらいで止まります。
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水やり
ボックスウッド(セイヨウツゲ)は庭植えにするものなので、降雨だけで十分です。日照りが続くようであれば
水やりをしてください。
肥料
肥料・有機物が不足すると葉色が悪くなり、葉っぱがまばらになるので追肥をしましょう。
2月に寒肥として、株の周囲に根に当たらないように穴を掘って
油粕をやります。もしくは株元に化成肥料をパラパラとまいてあげます。
腐葉土や
堆肥を周囲の土にすき込んでやるといいです。どちらか、片方でいいです。
植え付け・植えかえ
時期
10月〜6月の寒い時期で、活動が鈍っている時期に植えつけをします。
用土
水はけがよければ、土質は問わない。できれば肥沃な土が良いが、多少やせ地でも問題ない。庭に植える場合は、元の庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を混ぜ込んでおく。
庭植え(地植え)
庭植えにします。根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を規定量だけ入れて、よく混ぜて
用土とします。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株と株は40cm前後離します。ツゲの根はほぐさず、土は落とさないで植え付けるようにします。
根を傷つけると生育不良を起こします。移植はできないので、植える場所はよく吟味してください。
挿し木
挿し木でいくらでも増えます。といっても近所から挿し木を貰って、庭に挿して増やすと時間が掛かりますので、普通に苗木を買いましょう。一個苗木を買って、向き不向きを見てから、挿し木で苗木を増やしていくと吉。植え替え(移植)にも強いです。
管理場所・日当たり
半日陰か日向で育てます。本来は日向を好む「陽樹」ですが、耐陰性があり、少々の日陰ならなんともありません。日当たりが良いと花が咲きやすいですが、花はメインではないので、あまり気にしません。
冬
寒さには非常につよく、寒冷地でも育ちます。霜・雪・凍結にも負けないので、防寒は不要です・
剪定
剪定は3月・7月・10月のどれかに行います。剪定しなくても、自然な樹形で十分綺麗ですが、生垣でキッチリとした直方体の幾何学の形状を維持したい場合、乱れたら、ちょくちょく剪定するといいです。
病気・害虫
ツゲノメイガ
ツゲを植えるとほぼ発生する。緑色の芋虫で葉っぱが食い荒らされ、何年も放置しているとボックスウッドも枯れる。見つけ次第、幼虫を
テデトールする。スミチオン乳剤、
オルトランで駆除します。
ハマキムシ
葉っぱを巻き込んで内部で生育している虫です。ハマキムシは葉っぱが邪魔して薬剤が効きにくいので、葉っぱが丸まっていたら、葉っぱを摘んで踏み潰しましょう。
特徴・由来・伝承
ボックスウッドは通称で、西洋ツゲが一般的です。和風でも洋風の庭でも雰囲気を壊すことがありません。日本に来たのは1970年代で、比較的新しい庭木です。
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ツゲ科