クサツゲの育て方
目次
クサツゲの特徴は?水やり肥料植え付け管理場所・日当たり病害虫剪定関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- クサツゲ
- 科名
- ツゲ科
- 属名
- ツゲ属
- 学名
- Buxus microphylla
- 別名
- 草柘植、姫柘植
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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クサツゲの特徴は?
クサツゲは
ツゲ科ツゲ属の常緑
低木のツゲ(Buxus microphylla)の
園芸品種。頑健な植物で庭植えにしたら植えっぱなし。冬は
紅葉します。名前に草とあるが草ではなく「低木」。
セイヨウツゲより葉っぱは細くて、繊細な印象を受けます。樹高が低くて生垣にはできないので、普通は刈り込んで
グランドカバーにしたり、境界に植える。
成長が非常に遅いので、
剪定は滅多に行わず、乱れたらする程度にそておきます。
樹高25cmから50cm
横幅30cmから50cm
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水やり
庭に植え付けた場合、一度根が十分に定着すれば、通常は自然な雨水だけで間に合います。ただし、日照不足や乾燥した期間が続く場合には、追加の
水やりが必要になることがあります。その際は、土壌が乾燥しないように、株元に十分な水を与えてください。
肥料
肥料があるとよく生育する。肥料はなくても枯れない。肥料をやるときは2月と9月に緩効性固形肥料を株元にパラパラをまいてあげます。
植え付け
時期
植え付けは春(2月3月)か秋(9月10月)。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植えるか自作する場合は
赤玉土小粒6
腐葉土4を混ぜたものを使う。クサツゲはアルカリ性の土を好む?…というか
酸性土壌を嫌うので庭植えにするときは必ず
苦土石灰で中和する(中性ならいいです)。
弱アルカリ性の方が葉っぱが鮮やかで綺麗。葉色が悪いと思ったら苦土石灰を株元にまくと、いいです。
庭植え
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、苦土石灰をまいて中和させておく。中和には1週間〜10日かかるので、反応を待ってから、掘り出した土に腐葉土か
堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を説明書の規定量を入れてよく混ぜて
用土とします。できれば、1週間寝かせて馴染ませておくといいです。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株と株は80cmから1mほど離して植える。
●庭植えが一般的。
●移植は簡単で、掘り上げて株分けも可能。生育して密生して窮屈になったら掘り上げて株分けして植え直すことも可能。多少乱暴に扱っても枯れない。
管理場所・日当たり
日光を好むのですが花を期待する植物じゃないので、多少の日陰でもかまわない(多少の日陰でも枯れないです)。ただし日陰だと徒長してだらしない樹形になるので、
半日陰か日当たりで育てるようにする方が良い。
また、日当たりで育てていないと冬の紅葉が鈍い(というか汚い)ので、できれば日当たりがいいです。
越冬
冬の寒さには強くて、北海道南部より南で戸外で越冬可能。冬の寒さには強いですが、寒冷地では半落葉する。
病害虫
ツゲノメイガの被害が発生することがあります。この
害虫は葉を食害する幼虫であり、ツゲ科の植物において特に頻繁に発生します。被害が進行すると、植物の外観を大きく損ねるため、早急な対処が必要です。被害を放置すると、数年にわたって深刻な被害が続き、場合によっては植物が枯死することもあります。
対処法としては、まずツゲノメイガの幼虫を手で取り除くこと(
テデトール)が挙げられます。また、農薬としてはトレボン乳剤が効果的であるとされています。
剪定
剪定時期は選びません。剪定は樹形を整えて、密生している部分は枝を間引く程度にします。クサツゲは生育が遅く、さほど剪定しないでよいです。「見た目におかしい」と思ったら剪定する程度で、無理に毎年しないようにしてください。
クサツゲは放置していると半球状に繁茂する。それはそれでいい。
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