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ブローディアの育て方

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ブローディア
目次
ブローディア(トリテレイア)の特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
花ガラ摘み
掘り上げ
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ブローディアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ブローディア
科名
キジカクシ科
属名
トリテレイア属
学名
Triteleia
別名
トリテレイア、ブリッジェシー、ヒメアガパンサス
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ブローディア(トリテレイア)の特徴は?

ブローディア(トリテレイア)はキジカクシ科(クサスギカズラ科・ネギ科・ユリ科などに分類されることもある)トリテレイア属の球根植物。以前はブローディア属だったので現在でもブローディアで流通していることがあります。

初夏に青い涼しげな花が咲き、球根で毎年咲きます。球根と言うと夏に掘り起こして…というケースが多いですが、ブローディア(トリテレイア)は環境が合えば、放置で球根が開花し、こぼれダネで株が増えて、毎年咲く植物です。

欠点は、毎年咲く頑健さゆえに、ホームセンターや花店が扱わないことです。切花としては流通していますが、球根・苗としてはあまり見かけません。購入するならネットショップで求めた方が早いです。

秋から春に成長して初夏に花を咲かせます。その後は地上部が枯れて休眠状態になります。秋になるとまた葉っぱが伸びて――という生育サイクルを繰り返します。掘り返す必要がなく、寒さにも強いです。
草丈30cm〜70cm
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水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は降雨だけで十分生育します。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合、土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやる…という、基礎的な水やりをします。土が濡れているうちは水をやらないようにします。水をやりすぎると球根が腐って枯れてしまいます。

夏は水を切る

ブローディア(トリテレイア)は夏に休眠し、地上部がなくなります。この時期に水をやると、腐りやすいので、地上部の葉っぱが枯れてなくなった夏は、水を一切やりません(断水)。庭植えにしていて雨に当たるのは仕方がありません。鉢植えの場合は夏は雨の当たらない場所に移動させてください。

肥料

肥料は秋(10月)から開花(6月)の間に、液体肥料を2週に一回やるか、緩効性肥料を1ヶ月に一回、撒いてあげます。

肥料は今年の生育にも影響しますが、来年の開花に影響します。肥料が少ないと球根が痩せて、開花が一年おきということも。逆に肥料が多すぎると、球根が腐ってしまうので、説明書きの容量は守って施肥してください。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

気温が20度前後になる10月に球根を植え付けます。

分球しやすく、増えるので二年に一回か三年に一回を目処に植え替えをします。植え替えは芽が出始める秋に掘り返して行います。庭植えでも、あまり放置しているとギュウギュウになりますので、気が向いたら分球します。ただこぼれダネでも増えるくらいなので、必死になって分球するモチベーションが上がらないかも。

用土

ブローディア(トリテレイア)は過湿が苦手です。市販の培養土でも構いませんが、これに川砂かパーライトを一割混ぜて水ハケをよくすると良いです。自作する場合は赤玉土腐葉土3川砂1くらいです。

庭植え

深さ20cmほど掘り替えして、苦土石灰(1平方mあたり100g〜150g)を混ぜて中和しておきます。日本の雨は弱酸性で、雨ざらしにしていると自然と弱酸性になるので、二年に一回くらいは、石灰を撒いて中和させると良いです。

中和反応は1週間〜10日かかりますので、反応が大体終わってから、腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど混ぜて、化成肥料を入れて混ぜて用土とします。

穴に用土を半分戻して、球根を深さ5cm〜10cm、株間7cm〜10cmで植えます。隙間に土を入れて行って、最後にしっかりと水をやって完成です。

鉢植え

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、球根を入れます。深さ5cm、株間を5cm〜7cmになるように配置します。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

管理場所・日当たり

ブローディア(トリテレイア)は日当たりを好みます。日光を浴びないと開花が鈍くなります。年間を通して日当たりが好ましいです。でも半日陰でも十分育ち、開花します。枯れるわけではないです。

越冬

ブローディア(トリテレイア)は寒さに強いとされます(マイナス5度)が、それ以下になる寒冷地では防寒が必要です。霜よけをしたり、室内に取り込むことも考えます。土が凍結すると枯れてしまいます。

冬に寒風に当たると葉っぱの先から茶色くなってしまいます。風が当たらない場所が好ましいですが、これも程度問題で、即枯れるということはないです。
●群馬で地植えして越冬。毎年咲かせる。
●霜に当たっても枯れないけども、強い霜(マイナス5度以下)に当たるとダメ。強い霜が来る地域では霜よけが必要。雪では枯れません。

花ガラ摘み

花がしぼんだら種子ができ、種子ができると次の花が咲きづらくなるので、花がしぼんだら摘んでしまうことで、次の花が咲きやすくなります。種子を残したい場合は、放置しておきます。

掘り上げ

葉っぱが黄色くなったら、休眠し始めています。葉っぱが黄色くなったら、掘り上げて、ネットに入れて、日陰で保管することもできます。普通は植えっぱなしです。
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病気・害虫

ほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

ブローディアはユリ科のブロディアエアエ属だった植物の総称です。現在ではブロディアエア属はいくつかの属(ブローディアエア属・トリテレイア属・ハナニラ属【トリスタグマ属】・ディケロステンマ属)になってしまいましたが、見た目が似ているために、現在でも流通上は「ブローディア」と一緒にされていることがほとんどです。
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