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パキフィツム・星美人の育て方

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パキフィツム・星美人
目次
星美人とは?
水やり
肥料
植えかえ
増やし方
星美人の管理場所・日当たり
徒長したら…
星美人の病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
パキフィツム・星美人の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
パキフィツム・星美人
科名
ベンケイソウ科
属名
パキフィツム属
学名
Pachyphytum oviferum
水やり
たまにやる程度
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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星美人とは?

星美人はベンケイソウ科パキフィツム属のメキシコ原産の多肉植物。丸みを帯びた肉厚な葉っぱには白い粉が吹き、独特な雰囲気を持ち、人気の観葉植物です。よく似たパキフィツム属に月美人とピンクがかった桃美人などがあります。開花時期は春。
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水やり

星美人は多肉植物であり、葉っぱの膨らみを見ても分かるように、水を溜め込む力が強いです。水やりの頻度が多いと、徒長(ヒョロ長)の原因となりますから、ほどほどにします。春と秋は土がカラカラに乾いてから水をやります。鉢底から水が染み出すくらいにしっかりと水をやります。大きな鉢に植えていると、水が蒸発しづらくて、根腐れの原因となるので、欲張って大きな鉢に植えないようにしましょう。

夏の水やり

夏も同様に水をやるのですが、あまりに高温(25度以上)になると星美人が元気が無くなってしまいます。このときは水を控えます。

冬の水やり

冬は寒さで生育が鈍くなりますし、気温が低いために蒸発量も減ります。土がカラカラに乾いて数日経って水をやる程度にします。頻度としては一ヶ月に一回かその程度になります。

肥料

春から秋の生育期に2週に一回ほど薄い液体肥料をやると、よく成長します。ただし肥料が多いと徒長(ヒョロ長)してしまって、不恰好ですし、折れやすいので、肥料は状況を見て控えるなどしてください。肥料が無いから枯れるということはありません。

植えかえ

時期・頻度

植え替えは春(4月)、二年か三年に一回程度です。

植え替えるときに、「大きくなるから」と、大きな鉢に植え替えると、水が蒸発しきらずに根腐れの原因となります。特に冬に。鉢の大きさは現在の鉢より1号大きい程度にします。

用土

サボテン・多肉植物専用の土を利用して植え替えをします。

植え替えの手順

植え替えの10日前から水やりを止め、カラカラに乾燥させておきます。

古い鉢から株を取り出し、古い土を半分ほど落とし、傷んだ根をハサミで切って取り除いておきます。葉に白い粉がついているので、これが落ちないように丁寧に扱いましょう。

鉢の底の穴を鉢底網で塞いで、3分の1から2分の1まで鉢底石(軽石)を敷いてください。根が浅いので、鉢は深いものでなくていいです。株を入れて、用土を入れて、そのまま水をやらずに植え替えを終えます。その後は日陰で2週間ほど養生してから、水やりを再開し、日当たりに移動させてください。

増やし方

葉挿し

プクプクした葉っぱは自然と落葉します。この葉っぱから発根し株が増えやすいです。人の手で葉挿し目的で千切ったものより発根しやすいです。根が出る部分が葉っぱに残るように綺麗に切れているからではないかと思います。手で千切ると葉っぱの根元の発根する部分が茎に残ってしまいやすいんです。

なので、無理に株を増やそうとするのではなく、自然と増えるのを待ったほうがいいかも。

自分で千切った場合は、サボテン・多肉植物用の土に挿して、水を一切やらずに発根を待ちます。

挿木

先を切って挿し芽にして増やすことも可能で、4月前後が適した時期です。

適当に切って切り口を日陰で乾かしてから、栽培用土と同じものに挿して、水やりをせず日陰で管理していると2週間ほどで発根します。発根したら、水やりを徐々に増やして、日当たりに移動させ、普通の管理をします。

星美人の管理場所・日当たり

日光を好み、日当たりが悪いと徒長しやすいです。ヒョロ長くなると折れやすいなどいいことがないですので、春と秋は戸外の日当たりで管理します。戸外で管理する場合は、雨曝しにはしないようにします。

夏は暑さと直射日光と多湿が苦手なので、戸外の風通しの良い半日陰で管理します。もしくは室内でカーテン越しの日光に当てます。

越冬

少々の雪・霜には負けない。枯れないが、寒さで傷むので冬は室内で管理するのが無難。冬は生育が止まってはいるんですが、日光には当てた方がいいです。

徒長したら…

星美人は肥料が多かったり、水が多かったり、日陰だったりすると、ひょろ長くなってしまいます。こうなったら、延びた部分を切ってしまえば、残った部分から脇芽が出て小さくまとめられます。また切った部分は挿し芽すれば株が増えます。

星美人の病気・害虫

アブラムシヨトウムシカイガラムシが発生します。虫が発生したら少量であれば取り除き、大量であれば薬剤を散布します。

軟腐病も発生しますが、これは雨晒し・水やりが多いなどで過湿になったからですので、環境や水やりの見直しをすることで予防できます。

特徴・由来・伝承

メキシコ原産のベンケイソウ科植物。多肉植物で葉っぱは水分を溜め込むためにプクプクしていて非常に愛らしい。月美人という品種がありますが、両者の違いはかなり曖昧で、違うっちゃ違うかもしれませんが、見分けはつかない。どちらが園芸品種なのかも(今となっては)分からない。本来は別々だったのに、流通するときに「星美人」で流通してしまって、混同したのか、交配して違いが曖昧になっていったのか? そこのところもよく分かりません。
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