ショウブの育て方
目次
ショウブ(菖蒲)とは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ショウブ
- 科名
- ショウブ科
- 属名
- ショウブ属
- 学名
- Acorus calamus
- 別名
- 菖蒲、アヤメグサ、ニオイショウブ、葉菖蒲
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ショウブ(菖蒲)とは?
ショウブは
ショウブ科(もしくは
サトイモ科)ショウブ属の日本・アジアに自生する
多年草。泥の中を根茎が横へ横へと伸びて、そこから平べったい葉っぱが生えてきます。花も咲きますが花は
ススキの穂のようなものです。よく田んぼの端やアゼなどに生えていて、田植え前に邪魔なので刈ってしまいます。すると
菖蒲湯の頃(5月5日か6月の中旬)には生えていないということが多いです。
草丈50cm〜1m
アヤメ・
カキツバタ・
ハナショウブなどとの違いについては以下のページを参考にしてください。
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水やり
ショウブは池に沈めたり、水を張った
睡蓮鉢につけておくもので、水がなくならないように適度に水を追加してください。株の根元まで水に浸かる様にします。葉っぱの全てが水に浸かるとさすがに枯れてしまいます。
夏は高温で蒸発が激しいので、水切れしない様に気をつけてください。
肥料
生育時期に1ヶ月か2ヶ月に一回、化成
肥料を土の中に突っ込んでおきます。
植え付け・植えかえ
時期
植え付け・植え替えはショウブが活動をし始める3月〜4月にします。
根詰まりしているようなら、株分けするか、植え替えをしましょう。
用土
適地は湿地で、水が張ってある泥に根茎を広げて増えていきます。
用土は田んぼの土か、
赤玉土単用でもいいです。赤玉土を使う場合は、前もって流水で洗って、粉を洗い流しておくといいです。
鉢植え
鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、赤玉土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れます。この鉢を、睡蓮鉢や池に沈めます。水位が株の根元まで達するくらいになるように株の下にレンガやブロックを入れて高さを調節しましょう。
植え替えの場合は、古い鉢から取り出して、傷んだ根を取り除いて植え替えます。用土は多少は落としてもいいですが、落とさないでひと回り大きな鉢に植え替えた方がダメージなくてショウブには良いです。鉢にいっぱいになっていたら、株分けをします。適当に分けて、別々に植え替えます。
管理場所・日当たり
日陰ではなく、1日の半分以上、日光が当たる場所…
半日陰で育てます。
寒冷地以外では戸外で越冬する。冬は地上部が消えてしまいますが、水切れしない様に管理します。
特徴・由来・伝承
ショウブ科の植物で、アヤメやハナショウブ、カキツバタとは別種です。青紫の花は咲きません。ハナショウブと混同するので、ニオイショウブ・ハショウブと呼ぶこともあります。
中国で古来から、刀のような扁平な葉っぱと、邪気を祓うとされる非常に爽やかな香りで男児に縁起のいい植物とされています。日本でも端午の節句に菖蒲湯に浸かります。
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