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ドングリを発芽させて栽培してみよう!

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ドングリ
目次
ドングリとは?
栽培手順
植える
管理場所・日当たり
庭植えにする?
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ドングリの植え付け・植え替え時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ドングリ
科名
ブナ科
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
上級者向け
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ドングリとは?

ドングリはブナ科コナラ属・マテバシイ属の「実」の総称。ドングリの木、というものは厳密に言うと存在しない。いうなればブナ科の植物は皆、「どんぐりの木」ということになる。ドングリの帽子の部分を殻斗(カクト)といいます。これを被っているのがドングリの特徴です。ドングリの中で、全体をイガに覆われたものを特別に「栗」と呼びます。

ドングリは実は盆栽としても人気があります。ここでは実から栽培する手順について解説しています。
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栽培手順

ドングリを集める

10月〜11月にドングリができるのでこの頃に拾います。

穴が空いているものは中を虫に食べられています。また軽いものも穴がなくても中身がなくなっています。水に入れて浮かぶドングリは中が空洞、もしくは中の水分が乾燥で蒸発してしまって発芽能力を失っています。地上に落ちているものよりも、落果していないけど熟しているドングリの方が発芽率が良いです。

発芽しないものが多いので、たくさん集めておきましょう。
すぐに撒かない場合はビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。乾燥すると発芽能力がなくなるので注意します。

メルカリなどで売っているドングリは湯がいて発芽能力を除いた子供の工作用(コマなどにする)です。

植える

時期

植え付けは10月〜12月。発芽するのは翌年の3月になります。ドングリは見た目に反して「乾燥に弱い」です。

用土

一般的な花と野菜の培養土か、赤玉土腐葉土4を混ぜた土で植え付けます。育苗までは赤玉土だけでも大丈夫です。
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種まき

鉢・ポット・プランターでもなんでもいいので、これに土を入れます。ちゃんとそこに穴の空いているものを用意してください。鉢は鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、鉢底石(軽石)を2cm入れ、土を入れます。

ドングリが埋まる程度の深さに「ドングリを横に」して埋めて置き、土をかぶせ、その上に乾燥予防のために枯葉を敷くと良いです。そして乾燥させないように定期的に水をやれば発芽します。環境にもよりますが水やりは1週間に一回程度です。当然ながら、水をやりすぎて、ドングリが水につかってもダメです。

芽は3月まで出ませんが、根は冬のうちに出ています。根を出した状態で冬を越して3月に芽を出します。あきらめずに水やりを継続してください。
プランターに10個か15個のドングリを植えて、発芽させ、そこから間引いて強いものだけを育てるようにするといいです。

発芽後

発芽して以降も、乾燥しきらないように水をやります。プランターなどにたくさん種まきした場合は、元気な株を残して間引き、葉っぱが4枚になったら、根をいじらないようにして、ドングリが付いたまま掘り上げて、鉢(3号〜5号)に植え替えます。
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管理場所・日当たり

春と秋は戸外の日当たりで管理します。しっかりと日光に当てて育てましょう。幼苗のときは乾燥に弱いので春・秋でも水切れに注意します。また、強風も通らないようにします。

夏(7月〜8月)の直射日光は避けます。木漏れ日の当たるような半日陰で管理するか、明るい日陰で管理します。もしくは、寒冷紗・ヨシズなどで遮光してください。
ブナ・イヌブナは夏は日陰に移動させたほうが良い。葉焼けを起こす。
シイ・カシの仲間も幼苗のうちは直射日光に弱い。夏は日陰に移動させたほうが無難。

ドングリは冬の多少の寒さでは枯れませんが、発芽して三年ほどは霜柱が立つような寒さ(マイナス5度)になると根が死んでしまいます。霜に当たったからといって枯れるわけではないですが、幼苗のうちは避けたほうが無難です。

寒冷紗などで霜除けをするか、霜の当たらない軒下に移動させます。

庭植えにする?

どうしても庭植えにする場合は、赤玉土6腐葉土4を混ぜた土を使い、庭に穴(深さ50cm・直径50cm)を掘ってそこに土を入れてドングリの苗を植えます。庭に植えるのはドングリが発芽してから1年半〜3年ほど経って、成長してからにします。

ブナ科の植物は大きく育ちますから、一般家庭では邪魔。それに根をよく張るために、根が家の土台を侵食することもあります。庭植えではなく、盆栽や鉢植えにするのが普通。庭植えしてしまって、予想外に大きくなったら、伐採することも考えておきましょう。

特徴・由来・伝承

縄文時代の日本ではドングリを煮て食べていたと思われます。その煮炊きの道具が「縄文土器」です。
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