スパラキシスの育て方…植えっぱなしでもいける?
目次
スパラキシスとは?植えっぱなしでもいける?水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり病気・害虫花ガラを摘む関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- スパラキシス
- 科名
- アヤメ科
- 属名
- スパラキシス属
- 学名
- Sparaxis
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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スパラキシスとは?植えっぱなしでもいける?
スパラキシスは南アフリカに自生する
アヤメ科スパラキシス属の半耐寒性球根。秋に植えて、葉っぱが出て、春に次々と開花して6月に掘り上げて(掘り上げないでもいいけど)、秋にまた植えるというサイクルを繰り返します。
細い葉っぱと細い茎に花が咲きます。一つの花は4日ほどでしぼんでしまうが、次々に咲く。
夏の高温多湿に弱いので掘り上げた方がより良いです、植えっぱなしでも大丈夫。
管理人が住む広島ではスパラキシス・トリカラーが軒下じゃなくて霜が当たる地植えで越冬・
夏越しして毎年開花しています。霜に当たると葉っぱが傷むが、
関東南部以西の弱い霜(0度前後の霜)しか降りない地域であれば、ずっと植えっぱなしでも大丈夫。土が凍ると球根から傷んで枯れます。
草丈50cmから80cm
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水やり
秋に植え付けをしてしばらくは…葉っぱが出るまではしっかりと
水やりをします。その後は、鉢植えならば土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいに水をやるようにし、受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。庭植えであれば、自然に降る雨にまかせます。
冬の水やり
寒さが厳しくなったら水やりを控えます。土が乾いてから二、三日経って水をやるようにします。春になったらまた土が乾いたら水をやるようにします
冬の水やりは朝にしましょう。夕方以降にすると明け方に水が凍りやすく、土が凍結すると球根が傷んで枯れてしまいます。
夏の水やり
葉っぱが黄色くなったら、水やりをストップします。夏は休眠期間で水をやると腐って枯れてしまいます。もしくは夏…葉っぱが黄色くなったら掘り上げて、球根根とに入れて涼しい日陰で管理します。
肥料
生育期間の秋から春に二週に一回液体
肥料をやるか、緩効性肥料をやります。特に春の生育時期には肥料をやりましょう。
植え付け・植えかえ・種蒔き
スパラキシスは植えっぱなしにすることが多いです。それで3年に一回掘り上げて新しくできた球根を分けて、秋に植え直す。分球した球根は2年で開花します。
時期・頻度
10月から11月。秋に葉っぱが出て、寒さが厳しくなると生育が止まるので、寒くなってから植えると葉っぱが大して出ないうちに霜が降りるので霜の害が少なくて済む。霜が降りない地域なら多少早く植えてもいい。
用土
一般的な
培養土で植えます。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。もしくは赤玉土6腐葉土3
パーライトか
軽石小粒1を混ぜたものを使います。
参考:
必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)、
古い土の処分方法(初心者向け)、
自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)鉢植え
5号鉢なら7球を目安に植えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、球根を深さ3cm(球根1個)、株間を3cmになるように配置して、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
3年ほど育てて鉢に密生してきたら、地上部が枯れる夏に掘り出し、球根ネットに入れて日陰で吊るして保存しておいて、秋に分球(球根を分けること)して、植え直します。
庭植えの手順は?
深さ20cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か
堆肥を2割ほど混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量の半分だけ入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、球根を深さ5cm(球根2個分)くらい、株間を5cm〜7cmになるように配置します。
隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日当たりで管理します。
土が凍ると枯れる
スパラキシスは霜に当たると葉っぱが傷んでしまいますが、それで枯れるということはないです。でも傷まない方がいいので霜が降りる地域では軒下の日当たりで管理します。もしくは庭植えして霜よけをするか、霜よけせずに多少のことは目をつむります。
土が凍ると枯れるので土が凍る地域(寒冷地)では、庭植えはダメ、鉢植えにして土が凍らない場所で管理します。
病気・害虫
夏に高温多湿で腐って枯れやすい。特に球根にキズがあると雑菌が入って腐りやすい。植えるときにキズがあるものは植えないようにする。
その他の病
害虫はほぼみられない。
花ガラを摘む
花がしぼんだら摘んでしまう。花を放置していると
種子を作って株が弱る。花をそのままにしていると種子が落ちて、翌年以降に
こぼれダネでも増えます。
種子から育てると開花まで4年ほどかかります。
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アヤメ科