一番上に戻る

プリムラ・ビアリーの育て方

TOP > サクラソウ科 > プリムラ属 > 管理
プリムラ・ビアリー
目次
プリムラビアリーとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
花ガラ摘み
病気・害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名などの基礎データ
プリムラ・ビアリーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
プリムラ・ビアリー
科名
サクラソウ科
属名
サクラソウ属
学名
Primula vialii
別名
穂咲き桜草・天使のロウソク
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
スポンサーリンク

プリムラビアリーとは?

プリムラ・ビアリーは中国原産のサクラソウ科プリムラ属の耐寒性宿根草。プリムラ属とは思えないようは穂咲きで、色合いも独特。

標高2800〜3500mで自生する高山植物。谷沿いの湿気た場所で育つので水を欲しがりますが、水が滞留するのは好まないです。寒さには強いが、夏の高温多湿に弱く枯れてしまうことがほとんどで、一年草扱い。秋に植え、冬の寒さで地上部がなくなるが春に芽吹いて開花する。葉っぱはロゼット状。開花後に種子ができる。
草丈20cmから40cm
スポンサーリンク

水やり

庭植えの場合、自然に降る雨でほぼ大丈夫です。

鉢植えの場合、土が乾いたら水をやってください。水をやるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。多湿が苦手なんですが、生育時期は水を欲しがり、特に開花中は水が切れると花が垂れてしまうので注意してください。
水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)
水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)
ガーデニング基礎知識・雑学

夏の水やり

夏は朝か夕方に水をやります。昼に水をやると沸騰して根を傷めるので避ける。多湿を嫌うので、葉っぱに水をかけないようにします。かかると腐りやすいです。

冬の水やり

冬は地上部がなくなりますが、水やりは続けてください。地上部がないと忘れがちになるので注意しましょう。土が乾いたら水をやります。また、朝に水やりをします。昼や夕方に水をやると水が残って明け方に凍って根を傷めます。

肥料

秋に緩効性肥料(化成肥料)をやります。開花中は液体肥料を二週に一回やります。花が終わったら、肥料を止めます。肥料が土に残っていると夏越しがより難しくなります。

液体肥料の商品画像
液体肥料の購入はこちら
Amazon
楽天市場
化成肥料の商品画像
化成肥料の購入はこちら
Amazon
楽天市場

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

秋に苗を植えます。また、鉢植えで夏越ししたら秋に植え替えます。

花が咲いている苗が3月4月に若干流通するので、これを植え付けてもいいです。ただ、開花しているときは、土を落とさず、根をほぐさないで植え付けてください。

用土

水はけがよく、水もちの良い土を好みますので、一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。もしくは赤玉土7腐葉土3を混ぜたもの。夏の多湿が苦手なので、夏越しを狙うのであれば、水はけの良い山野草の土で植えるといいです。
山野草の土の商品画像
山野草の土の購入はこちら
Amazon
楽天市場
必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)
必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)
ガーデニング基礎知識・雑学
園芸で使った培養土を処分・廃棄するには?引き取ってもらえる?
園芸で使った培養土を処分・廃棄するには?引き取ってもらえる?
ガーデニング基礎知識・雑学
自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)
自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)
ガーデニング基礎知識(中級編)捨てない・買わない土のリサイクル

鉢植え

鉢植えの場合は、鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。

開花している苗を植え替えるのであれば、土は落とさないでひと回り大きな鉢に植え替えます。夏越しして秋に植え替える場合は、株分けも可能です。また土を落として、同じ大きさの鉢に植え替えることもできます。

庭植え

庭土を深さ20cmほど掘り返し、土に腐葉土か堆肥を1割〜2割ほど入れます。水捌けが悪いのであれば、川砂・軽石小粒などを入れて水はけをよくしてから、植え付けます。用土を穴に半分戻し、株を入りします。株同士は20cm〜30cm空けるようにします。

隙間に土を入れ、最後にしっかりと水をやって完成です。

種まき・育苗

発芽温度は20度〜25度。9月〜10月に涼しくなったら、ビニールポットや育苗トレイに種まき用土を入れ、タネを置き、覆土をしないで軽くタネを手のひらで押して土に密着させます。あとは明るい日陰で乾燥しないように管理していると2週間〜一ヶ月で発芽します。

発芽したら間引いて、一本立ちにして、本葉が4枚になったら鉢や庭に植え付けてください。

管理場所・日当たり

理想的は秋〜冬〜春は日当たりで管理し、6月以降は半日陰で管理する。夏越しを期待して一年中、半日陰で管理してもいいです。

越冬

プリムラ・ビアリーは耐寒温度マイナス25度と寒さに強く、冬は北海道でも戸外で越冬します。冬は地上部がなくなり、春に芽吹くのですが、土が凍ると根まで枯れるので、土が凍らない場所で管理しましょう。地上部が出てきたら、しっかりと日光に当ててください。

夏越し

夏を越せば、また翌年も開花するが、日本の高温多湿は厳しいので夏越しできるかは微妙。暖地では不可能です。夏は半日陰か明るい日陰の風通しの良い場所で管理する。直射日光が当たるならば、寒冷紗などで遮光します。

花ガラ摘み

花が終わったら、花茎の根元から花を摘みます。花をそのままにしていると種子ができます。種子を作ると株が弱り夏越しが難しくなります。ただし、種子が欲しい場合は残します。

病気・害虫

アブラムシヨトウムシナメクジなどが発生します。

特徴・由来・伝承

中国四川省・雲南省原産の高山で咲くサクラソウの仲間。穂に花が咲く。花の形状としては珍しくないが、他のプリムラと全然違う咲き方なのと、ツボミの赤紫と花のピンクのコントラストと組み合わせは他にない。花は下から咲いて行く。見た目はお菓子のよう。

その他のプリムラ属については
サクラソウとは?仲間の紹介・一覧
サクラソウとは?仲間の紹介・一覧
サクラソウ科プリムラ属Primula
を参考にしてください。
スポンサーリンク
プリムラ属
サクラソウとは?仲間の紹介・一覧
サクラソウ科
ウンナンサクラソウ
雲南桜草(ウンナンサクラソウ)の育て方
サクラソウ科
プリムラジュリアン
プリムラジュリアンの育て方…耐寒性は低いので霜に当てないように
サクラソウ科
プリムラマラコイデス
プリムラ・マラコイデスの育て方
サクラソウ科
プリムラシネンシス
プリムラシネンシスの育て方…プリムラの割に暑さ寒さに強いです
サクラソウ科