ヒメウチワサボテンの育て方
目次
ヒメウチワサボテンの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ヒメウチワサボテン
- 科名
- サボテン科
- 属名
- ブラジリオプンチア属
- 学名
- Braziliopuntia braziliensis
- 別名
- ブラジリオプンティア
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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ヒメウチワサボテンの特徴は?
ヒメウチワサボテンはブラジルや南米に自生する
サボテン科の常緑高木。日本では葉っぱが小さく、トゲも少ないことから小型の室内インテリア用の
観葉植物としてよく流通していますが、自生地では10m以上に生育することもあります。生育が早く、環境が良いと1年で1mになることも。
ヒメウチワサボテンは
ウチワサボテンとは別属の別種ですが、ウチワサボテンは交雑しやすく、品種同定も怪しく、理屈上は別種であっても、実際のところは…つまり流通上は、かなり曖昧だと思われます。
樹高最大で10m。家庭で育ててそこまでなることはないが、環境が良いと生育が早い。
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水やり
土が白く乾いてから水をやります。多少の水切れでは枯れません。それよりは水のやり過ぎによる「
根腐れ」の方が危険。水をやるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやって、やらないときは一切やらない。
受け皿の水は必ず捨ててください。根腐れの原因になります。
●多少の乾燥では枯れない。葉っぱにシワが寄ってから水をやっても枯れない。
初心者はシワが寄ってから
水やりをするくらいでも大丈夫です。ただし、生育時期に水やりを控えると生育が非常に鈍くなる。
夏の水やり
夏は暑さ(30度以上)で生育が止まるので水やりの頻度を少なくする。水やりは朝か夕方にやります。昼に水をやると水が沸騰して根を傷めたり、蒸れの要因となるので避けます。
冬の水やり
冬も寒さで生育が止まるので水やりの頻度を少なくする。月に1回か、12月から2月の真冬は一切水をやらない。葉っぱにシワがよって、明らかに乾燥で水が足りていない場合は、土の表面を濡らす程度に水をやります。
肥料
生育時期(5月〜9月)に薄い液体
肥料を2週に1回やるとよく生育する。ただ、大きくなると邪魔になるので、状況を見て自己判断してください。肥料がないからといって枯れることはないです。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
2年か3年に1回、植替えをする。新しい土で植え替える。
用土
サボテン用の土か、自作する場合は
赤玉土6
腐葉土2
パーライト2を混ぜたものを使います。
鉢植えの植え替えの手順
植え替えの10日〜1ヶ月前から水やりをストップして、カラカラに乾燥させておきます。古い鉢から株を取り出し、傷んだ根を切り、土を落としてから新しい土で植え替えをします。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて完成です。水やりはしません。
そのまま日陰で水やりをせず、2週間ほど養生させます。その後に、通常の管理に戻します。養生させた方が調子を崩さずに回復します。
管理場所・日当たり
とにかく日当たりで管理します。日光が不足すると徒長する。室内でも日当たり、できれば戸外の軒下の日当たりがよいです。夏の強い直射日光にも負けない。ただし雨には当てないこと。雨に当てると腐りやすい。
越冬
耐寒温度は0度から5度で、寒さには弱いが、
暖地であれば戸外で越冬も可能です。霜に当たれば枯れるので暖地以外では冬は室内へ取り込みましょう。
生育温度は10度ですので、秋の最低気温が10度を下回ったら室内へ移動させましょう。春に最低温度が10度を超えたら戸外での管理をしてもいいです。
病気・害虫
カイガラムシ、
ハダニ、
ナメクジなどが発生します。
乾燥気味に管理するので、カイガラムシ・ハダニなどが発生しやすい。見つけ次第薬剤をまいたり、捕殺する。
特徴・由来・伝承
南米原産のサボテン。自生地ではサボテンというよりは「木」。開花して実をつける。その実を現地では食用にしているらしい。単に「ヒメウチワ(姫団扇)」と言うと「ヒメウチワ
カエデ(姫団扇楓)」を指すことが多い。
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