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ウチワサボテンの育て方

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ウチワサボテン
目次
ウチワサボテンの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
病害虫
特徴・由来・伝承
開花
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学名などの基礎データ
ウチワサボテンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ウチワサボテン
科名
サボテン科
属名
オプンティア属
学名
Opuntia ficus-barbarica
別名
団扇仙人掌
水やり
たまにやる程度
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ウチワサボテンの特徴は?

ウチワサボテン:ウチワサボテンの特徴は?
ウチワサボテンはアメリカ〜メキシコ〜中米に自生するサボテン科オプンチア属の植物。平べったい葉っぱがポコポコと出る日本人が思い描くサボテンの代表のような形状です。

乾燥に強く、過湿に弱い。水やりさえ、しすぎなければ基本的に頑健で育てるのは簡単だが、その水やりの頻度が初心者には難しい。トゲがあり、トゲの周囲に綿毛のように小さなトゲがある。小さなトゲほど刺さると厄介なので子供がいる家では育てない方がいいと思います。
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水やり

土が乾き切って、土の表面が白くなるまで水をやりません。水をやるときは鉢の底から水が出るまでやります。やるときはしっかりと。やらないときは一切やらない。メリハリをつけて水をやります。受け皿に溜まった水は捨ててください。放置していると寝腐れの原因になります。

春と秋は生育しているので案外、水を欲しがります。水が不足すると生育が鈍いですので、水はやってください。それでも普通の植物に比べれば、控えめです。

鉢を持ち上げてみて重さで、中の水分量が判断できるといいですが、よくわからない場合は土壌水分計で計測してから判断すると失敗が減ります。土壌水分計は他の植物でも利用するので、買っておいて損はないです。

夏の水やり

夏(7月8月)は若干、生育が鈍くなるので水は控えめにし、水やりは朝か夕方にします。昼に水をやると水が沸騰して根を傷め、蒸れる原因となります。直射日光に当てて乾燥してもそう簡単には枯れないです。

冬の水やり

秋以降、10月から3月までは寒さで生育が鈍くなります。水を控えます。1ヶ月に1回くらい。冬(12月から2月)は一切水をやらないか、水をやっても、土の表面を濡らす程度の水やりにします。
冬は室内で管理することになります。冬の室内は非常に乾燥しています。特に暖房の風が直接当たるとダメなので、直接当たらないようにしてください。

肥料

植え付けの時に入っている肥料(というか腐葉土堆肥)で十分。ただし、4月から10月にかけて、2週に一回か1ヶ月に一回くらいの頻度で薄い液体肥料をやると確かによく生育する。生育しすぎて鉢がひっくり返るので肥料はやらない方がいい(ウチワサボテンの形状から風に弱い)。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

2年か3年に1回、生育する春か秋に植え替えをする。長く植えていると土の粒が劣化してつぶれてしまい、水はけが悪くなる。ウチワサボテンにとって水はけは生命線なので2年か3年に1回は植え替えをする。

用土

多肉植物・サボテン用の土を使うのが楽で安上がり。自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土2川砂2。

鉢植えの植え替え

巨大に育つとトゲがあって危険なので鉢植えが無難。鉢は水分が蒸発しやすい素焼きの鉢がよいです。

株を鉢から抜き出します。ウチワサボテンの植え替えをする10日〜1ヶ月前から水をやらないでいると綺麗に抜けます。株の土を落とし、腐って変色した根を切り、伸びすぎた根を切って、整理します。太い根は切らないようにします。切ってしまった場合は、切り口を乾かせてから植え替えます。

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていきます。

植え替えの最後に水をやらないで、2週間ほど日陰で水やりをせず管理して養生させてから、通常の管理に戻します。大体、一ヶ月で根が張って、回復します。

挿し木

葉っぱを切って、切り口を日陰で乾燥させてから、赤玉土単用小粒や挿木用土に挿していると発根します。発根は容易です。簡単に増えます。根腐れ・寒さで枯れる場合の保険としてする。

管理場所・日当たり

とにかく日当たり。多少の耐陰性がある、というよりは環境の変化に対する変化が現れるのが遅いので、ワンシーズン日陰で過ごすくらいは、後で取り返せるので問題ないが、ずーっと日陰ではダメ。室内でも日当たりのいいところであれば十分。

日光不足になると徒長し、棒状の葉っぱが出る。棒状の部分は切ってしまって、日光にしっかりと当てれば丸い本来の葉っぱが出てくる。

とにかく過湿が苦手なので雨には当てない。梅雨と秋の長雨のときに腐ってしまうことがあるので、戸外でも軒下で管理する。

春・夏・秋の管理場所

生育温度は最低気温が10度以上。夏の高温時期(日中の気温が30度以上)には生育が鈍くなる。春夏秋は戸外の日当たりか、室内の日当たりで管理します。

耐寒温度は0度〜5度。霜に当たれば枯れる。冬の寒さのダメージは春になって目に見えるようになる。暖地であれば戸外で越冬も可能です。

中間地・寒冷地では秋に最低気温が10度以下になったら室内へ取り込み、冬は室内の日当たりで管理します。

春に最低気温が10度以上になったら戸外へ。ただし寒の戻りで霜が降りることがあるので、霜に当たらない場所で管理するか、もうちょっと我慢する。

病害虫

乾燥気味に管理するので、カイガラムシハダニなどが発生しやすい。見つけ次第薬剤をまいたり、捕殺する。

ネジラミ
根につく小さな虫で、栄養を吸って弱らせます。

カイガラムシ
蝋に覆われた虫で、内部で動かずに汁を吸っています。少量であれば、歯ブラシなどで削ぎ落とせば、動けないのでそのまま死んでしまいます。幼虫時期は蝋に覆われておらず、薬剤が効くのですが、蝋に覆われた成虫は薬剤が効かないので、薬剤を散布する場合は2週間おきに三回以上散布しないとなかなか駆除は難しい。浸透性薬剤(オルトランなど)を使っておくといいです。
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ハダニ
乾燥すると発生する小さなダニの仲間で葉っぱの裏に潜んで汁を吸っています。たくさん発生すると枯れることもあります。葉っぱに霧吹きで水をかけることで予防できるので、潜んでいる葉裏にも水をかけるといいです。もしくは浸透性薬剤(オルトランなど)を前もって使っておくか、発生後に薬剤で駆除します。
ハダニ
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ナメクジ
ナメクジは湿度の高い時期になると発生して葉っぱを食害します。葉っぱにヌラヌラとした跡が見られるならナメクジが発生しています。春から誘因駆除剤を何度か散布しておくと発生はかなり抑えられます。
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特徴・由来・伝承

実を食べたり、葉っぱを食べる地域もある。自生地は南アメリカ・メキシコの乾燥地帯。日本人が思い描く「サボテン」とはウチワサボテンか、柱サボテン。ウチワサボテンは他の種類と交雑しやすく、このページに学名を記載しているけど怪しいお話ですわ。ウチワサボテンといってもトゲのほぼないものから、ビッシリ生えているものまであってかなり幅広い。トゲがないように見えても小さなトゲはあって、むしろ太いトゲより刺さると厄介。子供がいる家では育てない方がいいと思う。

開花

ウチワサボテン:開花
ウチワサボテンも開花します。ユーザーさんの投稿画像を載せておきます。
ユーザーさんの投稿5月7日、まだ蕾でした。 5月末頃から開花しました。 大きさが分かるよう1円玉を入れて写しています。
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ヒメウチワサボテン
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サボテン科
オプンチア・将軍
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サボテン科