投稿者さんコラム…ペチュニアは光化学スモッグに弱い
目次
ペチュニアは光化学スモッグに弱い光化学スモッグの被害の特徴光化学スモッグ対策知ってると迷わないでいいですよね管理人より関連記事スポンサーリンク
ペチュニアは光化学スモッグに弱い
以下の記事はサイトに投稿されたものです。本来は日記ページに書いてまとめるんですが、内容が濃いのでこちらの記事ページで掲載します。是非、参考にしてください。投稿されたものを読みやすいように多少修正していますが、ほぼ原文のままです。
先にまとめ
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ペチュニアは光化学スモッグに弱い。
●光化学スモッグの影響をペチュニアが特別に強く受ける。
●影響は簡単には防げず、治療もできない。
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切り戻しをして繁茂を待つのが、今の所、最良の対応策。
●光化学スモッグの影響を受けるとしても、ペチュニアが夏のガーデニング材として優秀であることに変わりはない。
お手入れ簡単・丈夫・きれいで長持ち・入手も容易ととんとん拍子そろった
初心者向けの代表格ペチュニアですが、一つだけどうにもならない弱点があります。それが光化学スモッグの被害で、ペチュニア特有のものです。病
害虫については園芸書や園芸サイトに書いてあっても、光化学スモッグまでは調べても辿りつけない場合が多いのではないでしょうか。
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光化学スモッグの被害の特徴
自らの実体験の情報としてペチュニアの光化学スモッグ被害について書き添えます。
被害の特徴として以下です。
●ある日突然、若年の葉たちが一斉にかすり状になる。「かすり状」とはかすれたような擦り傷のような細かな模様ができてしまうことなのですが、光化学スモッグの被害を受けたペチュニアの状態の葉の説明を詳しくします。葉の内部の緑の部分だけが細かくトコロドコロ消失します。一見、小さな穴がたくさんできて葉の裏側から陥没したかのように見えます。葉の内部がスケスケの穴あきになります。が、消失するのは葉の内部の緑の部分だけで、葉の表皮(葉の裏面の皮含む)はそのまま残っています。皮が残るため、葉全体を外側から見たとき「穴」というより、表面からは白い模様、裏面からは光沢のある模様に見えるのだと思います。
●
モザイク病と異なり、被害は「葉っぱにしか出ません」。花は異常がないのに葉だけがおかしくなります。特に、上のほうにある生育旺盛な若い葉がやられます。根本に近い古い葉は大丈夫だったりします。また、モザイク病で葉の一部が斑入りのように白っぽくなるのと違い、このかすり状の模様はミリ単位で、初期では見逃すほど本当に小さいです。
●虫の姿がどこにもいません。どんなによく見ても食害している虫が見当たりません。小さい虫が闊歩しているわけでもなく、
ハモグリガ・
ハモグリバエなどが葉に潜り込んだにしては這ったスジ状の跡がありません。虫の糞などもありません。ただ細かな陥没状の模様が存在するのみ。
以上が被害の特徴です。
画像の一枚目は光化学スモッグの被害を受けたペチュニアの葉っぱの表。二枚目の画像が裏。かすり部分は画像では白く見えるが実際は銅色っぽい。
光化学スモッグ対策
続いて、対策についてです
完全に光化学スモッグの被害を失くしたい場合、空気清浄機付きの密閉空間で育てるしかありません。光化学スモッグは大気が原因の一つだからです。でも個人宅でペチュニアのためだけに温室つくるのは無理なので、
ここは潔くあきらめましょう。
被害を受けた部分が治るということもありません。被害を(安価に・簡便に)未然に防ぐ方法もありません。が、ペチュニアには「切っても切ってもいくらでも次の芽が出てきてまた花が咲く」という無敵な丈夫さがあります。
見栄えが気になるようなら剪定・切り戻しも兼ねてバッサリ切ってしまいましょう。
実体験は以上です。自分は首都圏の某所在住ですが、空気のきれいなところならそもそも光化学スモッグの被害はないかもしれないですね。都市部なら光化学スモッグの被害を疑ってもよいかもです。なお光化学スモッグは晴れの日ばかりでなく薄曇りでも発生します。
知ってると迷わないでいいですよね
埼玉県環境科学国際センター(
https://www.pref.saitama.lg.jp/cess/cess-kokosiri/cess-koko7.html)によると
要約「光化学スモッグの被害のうちPANについては他の植物に比べペチュニアが特に敏感で露骨に被害を受ける植物であること」「光化学スモッグの被害のうちオゾンについては
アサガオが同様に被害をうけやすい植物であること」
といったことが書いてあります。
でも、知らないとわかりにくいですよね。他の植物はあまり光化学スモッグの被害をそこまで露骨に受けないみたいなので。知ったところで予防も完治もできませんが、知っていれば無駄に病害虫の書籍を漁らなくて済みます。
それでもペチュニアは優秀
被害の原因が光化学スモッグだとわかれば、病害虫の書籍数冊とにらめっこして「モザイク病でもない、ハモグリガやハモグリバエでもない、
ヨトウムシでもない、何なんだ、これは何なんだ? とにかく隔離して殺菌殺虫してみようか」と無駄に犯人捜しに奔走せずに済みます。
それに「ペチュニアは光化学スモッグに弱いから都市部では初心者におすすめできないか」というとそれもまた違うと思います。被害を受けても、枯れるほどの心配はありません。株本が元気な限り、切り戻しすればいいのですし。依然として「初心者でも
水やりさえすれば枯らさないですむ」代表格だと思います。
管理人より
突然ですが、管理人からの一言
ペチュニアが光化学スモッグに弱い!なんて話を聞いたことがなかったです。結構大事な情報だなと思うのにどうして聞いたこと無いんでしょうか…そりゃそうなんですよ。私が住んでるのが「田舎」で光化学スモッグとは全く縁がないんだから!聞いたことあるわけ無いですよね。この情報で助かるユーザーもきっといます。情報提供ありがとうございます。
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